御影さんのレビュー一覧

王子様はポリバケツに乗って(新装版) 小説

夢乃咲実  明神翼 

学園の中でのロマンス

 桜花学園の新入生で二番目に人気のある詩乃ですが、父の会社の倒産より、学園をやめなくてはいけないというピンチからこの物語は始まります。

 詩乃自身が学園に残るために、王子義隆に近づくのですが、まるで最初からお互いに惹かれあっていたのかなと思えるほどの熱愛っぷりでした。(笑)

 いつの時代も女の子のような男の子は人気があって、攻めは王子のように格好いいというのに思わず納得しました。

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Maybe Love 小説

高岡ミズミ  陸裕千景子 

男の純情をなめてはいけない(笑)

 小学校の教師である比呂は、人事異動で田舎の小学校に赴任することになります。教頭先生が用意したというアパートは、隣の話が筒抜けになるほど、壁が薄く、おまけにお風呂もないアパートなのです。

 その隣に住むのが、馨なのですが、彼は一体どんな仕事をしているのと思ってしまうほど、正体が謎なのです。

 比呂が仕事に熱心なのに、家事全般ができないのが残念なところで、普段はコンビニ弁当を食べて過ごし…

1

草の冠 星の冠(1) コミック

テクノサマタ 

優しい印象

 「桜幽霊」

 おじいさんのために、どうしても咲きたいと願う桜の精と、おじいさんの話なのですが、すごく奥深さを感じました。桜の精は、元々は澪という子供で、おじいさんとは戦時中に出会っているのです。無くしたもの、会えない時間が、最後は一気に溶けていくようでした。

 「羽根吹雪」
 
他の人には見えないものが見えるタカヒロと、木蓮の精のお話です。ずっと咲くことのない木蓮の表情が…

3

いけない妄想腐男子 コミック

山田まりお 

妄想って何だろう(笑)

佐藤は普通のサラリーマンですが、彼の趣味はBLなんだそうです。(笑)

 アパートの水漏れで、急遽、とび職の有原と一緒に過ごすことになるのですが、有原の「つなぎ」に目をつけるあたりはさすがです。

 有原を攻めにして、いろいろな場面で妄想するあたりは、本当に妄想が好きなんだなと感心してしまいました。(笑)佐藤はいつも受けの立場がいいんですね。

 全体的に濡れ場がたっぷりな妄想が多いの…

2

いまさら「好きです」なんて言えませんて 小説

髙月まつり  駒城ミチヲ 

慣れている攻め様

 煎餅屋「よし屋」を継いでいる勇樹と、イケメンの灯夜のお話です。

 幼い頃から兄弟同然に育ってきた二人ですが、勇樹は灯夜のことが好きで、まさにタイトルのとおり、ずっと言い出せないのです。

 ずっと兄でしかなかった灯夜にやっと「好きだ」と告白する勇樹ですが、それ以上に灯夜の一つ一つの仕草が初めてとは思えないほど、慣れていることに少しだけ驚いてしまいました。長すぎる片思いの末に、やっと告白…

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非BL作品

高遠さん家の困った事情 ~世話やきな兄のかわしかた~ コミック

志野夏穂 

本当に困っているの?(笑)

 主人公、陽多は、母の再婚で、遼一とも家族になります。遼一は義兄なのですが、陽多には最初からとっても優しいのです。その姿はまるで、大学生の陽多にはちょっと過剰とも言えるくらいの溺愛っぷりなのです。

 大人しい感じの陽多からすれば、戸惑うというよりも、逃げたり、反発したり、ツンとしているのに、大事なところでは、素直になるのです。

 「陽多が街でひったくりに遭ったとき」、「風邪を引いて看病…

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ビギナーズ ラブ コミック

畔ミチ 

初めてがいっぱい

 「ビギナーズ・ラブ」

 素人の釣り人だとすぐに分かるくらい、初々しい感じが漂う豊と、ゲイの巧のお話です。
 偶然知り合い、釣りを教えることになった巧ですが、もう豊が素直すぎで、あっという間にラブラブですね。

 「ラブフェイクスパイダー」

 恋愛なんてまるで縁のない高坂先生と、誰からも慕われる蓮沼のお話です。蓮沼は男性に恋をしているということで、高坂とお試しでデートをすることに…

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そして、裏切りの夜が始まる 小説

いとう由貴  佐々木久美子 

助けたい人がいるから

翔は、たった一人の肉親、俊樹を助けるためだけに、彼の父親の家、資産家の幣原家に俊樹のふりをして乗り込むのです。
 俊樹は、幣原の愛人関係にある子なので、本家では決して歓迎されない立場ですが、それ以上に、俊樹のふりをしている翔が気の毒ですが、それ以上に、たった一人の家族だから、失いたくない、何としてでも助けたいという思いが伝わってくるようでした。

 一方、翔たった一人の肉親である俊樹はずっと…

3

是(4) コミック

志水ゆき 

紙様の再生

 小さな核だけになってしまった氷見は、割と簡単に再生するんだなというのが驚きでした。紙様でもどうしても人間そのものに見えてしまうので、あっけない感じがしました。

 氷見を再生と同時に記憶が無くなってしまい、「初めまして」と玄間に言ってしまうのですが、このCPはどこまで行ってもずっとわかり合えないような気がして、悲しくなってしまいました。

 玄間が求める「氷見」を思い出したり、探そうとも…

1

是(3) コミック

志水ゆき 

もどかしい二人

 玄間の父、成馬の紙様だった氷見は、成馬が亡くなった今、成馬の息子である玄間の紙様となっています。

 確かに紙様は紙であり、言霊師の痛みを代わりに引き受ける存在だから、乱暴に扱っても問題はないのかも知れません。それでも私はどうしても人間そっくりで、感情もある氷見を乱暴に扱われることに抵抗がありました。

 どんなに玄間が彼のことを好きでも、体が反応しても、氷見の中には成馬がいるような気が…

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