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自分が腐男子でないのがとっても惜しいと思った(?)
「萌え」と「愛」の線引きは一体どこにあるのか?(笑)
BL好きの腐男子会社員が、自宅の水漏れで階下に住む鳶の男子を住まわすことになってしまって始まる、”ああ、勘違い”な日々(爆笑)
いや、別に腐男子に萌えてるわけじゃないですからねっ!w
・・・でも、これって腐男子萌え漫画なんじゃ・・・やっぱり・・・
すみません、是非腐男子の方の意見を聞きたい。
申し訳ないことにすごく面白くて、声出して笑っちゃったんですよ♪
腐男子会社員・佐藤はしばらく同居することになった有原と初対面のとき、鳶の姿にいきなり萌え妄想!
イケメンで、スジ筋ボディの有原についつい何かにつけて妄想してしまう。
この有原がイケメンも残念な超天然KY男子。
佐藤がベッドの下に隠してるBLを見てしまって勃起してしまったのをここで抜いていいかと、漫画でやってたと佐藤に襲いかかったり、
佐藤が風呂で有原を妄想してヌいているのを見てしまったり、
そうやっているときに限って佐藤の彼女が家に訪ねてきて見てしまって、とうとう佐藤は彼女と別れるはめに。
愛と妄想は別、といいながらそれが自分でもわからなくなってしまう佐藤だが、
有原が女性とホテルへ入っていくのを見て嫉妬し、彼を追い出してしまう。
佐藤が見ているBLって、何かエロばっかりだった(汗)
有原がなんていうんだろう?ガタイはいいけど子供なんだよね。
ラスト近辺で彼の家庭事情なんかが出てくるんですが、う~ん、、それがワンコ気質の源だったのか!?
彼が女性と寝るのも、据え膳って感じですが、それってモテるってことだよね!
それを全然自覚してないってところがすでに天然w
こんな風だから、有原に「好き」って言われても思わず佐藤は「お前の好きは、エビフライが好きとかそういうレベルだろ?」とか聞いてしまっているw
それで彼に分からせるためにBL漫画を見せてこういうのがしたい好きだと説明して(爆)
逐一反応が、無自覚ボケ入ってるから面白くて仕方ない!
きっと彼等はBLを教本にあれやこれやに励むのだろうwww
もう一本は、大学の図書室で男とエッチな事をしてしまうのを発見されてから、図書館司書に監視(ストーキングとも言うw)される大学生のお話。
これもまた、司書が変な人設定だ。
コミカルとシリアスがいい具合に、どちらかというとコミカル傾向に進む本作。
キャラ設定がありそうでなさそうで、まりお氏らしいもって行き方が実に愉快でした♪
腐男子が主役の妄想系コミカルストーリー、腐男子だけど、自分はゲイではないと
言いながらも、アパートの水漏れアクシデントで知合い、成り行きで工事が終わるまで
受け様の部屋に居候する事になった年下で鳶職の攻め様にいたく、萌え心を擽られ
攻め様とのあんなことやこんなことを夢にまで見て夢精しちゃう受け様。
はてさて、この受け様は単なる腐男子なのかそれとも・・・
イケメンで受け様の萌え心を目一杯擽る年下男、でもちょっとめんどくさい男。
それでも同居し始めると日々萌え萌えしちゃう受け様なんです。
攻め様が結婚式にお呼ばれしてて、礼服が無いと聞き及び、礼服イケメンで新たな萌えを
期待しながら一緒に買い物。
そしてどんぴしゃで似合うスーツ姿に白昼夢までみちゃう萌えを・・・ってこれは
萌えを通り越した、恋する妄想ではないのかと思えてくる。
それにこの攻め様の天然的なセックスアピールが受け様を誑し込んでる感じ(笑)
そして、コミカルな路線になるのは、受け様の彼女の存在、いつもナイス?なタイミングで
攻め様と何かしているように見える時にいつもお宅訪問をかましてくれるんです。
始めは弁解してた受け様だけど、萌えが萌えで無くなってくる。
冗談抜きのリアル性欲を伴った好意を自覚してしまう。
攻め様の生い立ちはちょっぴりシリアスな展開もあって攻め様の口癖の謎が解明。
そして萌えだと思っていた思いが恋になってしまう展開ですね。
腐男子の受け様は、結局はバイだったと言う事なんでしょうねぇ~
そして受け様の彼女は男前でしたね。なかなか楽しい作品でした。
じわじわと増殖しつつある腐男子フィクション。
フィクションだと割り切って楽しめればそれに越した事は
ないのですが、自身が一応世間の区割りで言えば腐男子であり
腐男子研究家なんてぇお方が知己にいる以上ついつい現実との
距離感を測ろうかと思ってしまう訳でございまして。
で、この作品ですが。
この作品を完全なフィクションだと笑い飛ばせる内は
まだ腐男子として浅い漬かり方なんじゃないのかな、
などと野暮な感想を抱きました。
それ程に腐男子の中の揺らぎ感を抉り取っている感が
致します。その揺らぎの描写が余りに巧すぎて今一歩
萌えきれないと言う腐男子さんも恐らくいるのでは
ないかと拝察します。
しかし作者さんはきちんと救いを残してくれました。
受けの彼女さんの男前ぶりに、かなり救われる作品です。
併録作は…不思議な味わいの作品ですね。
ある意味表題作の裏返しな感覚です。
佐藤は普通のサラリーマンですが、彼の趣味はBLなんだそうです。(笑)
アパートの水漏れで、急遽、とび職の有原と一緒に過ごすことになるのですが、有原の「つなぎ」に目をつけるあたりはさすがです。
有原を攻めにして、いろいろな場面で妄想するあたりは、本当に妄想が好きなんだなと感心してしまいました。(笑)佐藤はいつも受けの立場がいいんですね。
全体的に濡れ場がたっぷりな妄想が多いので、佐藤の萌えポイントが分かったような気がします。
題材こそ腐男子ですが、「マニアックに愛して」に近いテイストに感じるわけで。
その妄想部分と現実部分の妙なシームレス感覚は面白いし、とにかく状況に流されない所が斬新なんですが、やはり腐男子で、かつそこからはまり込みをかました「リアル佐藤もどき」としてはやはり気になる所が。
まず、根源的にゲイの使い方が変。ファンタジーにサラっとなでるために使うなら変でもいいけど、これみたいに彼女の存在感がハッキリした流れで佐藤がゲイになりましたというにはおかしくなってしまう。結局はバイだろうよ。
後もう一つは有原。押してないのに流されて佐藤を普通に抱いちゃうのはどうなんだ。
それがいわゆるビッチなのか。
旬なのか使いやすいのか、急に増えたテーマだけに言葉の使い方や同類に「ねーよwww」と思わせないなにかが足りてない気はします。
アラブの王様とかと違い、ちゃんとリアルに存在するからあまり現実と浮遊しないでね、と。