Renta!限定描き下ろし付き
『密書でござる!』の2巻が刊行されるとは…!
と楽しみに待っていた「密書でござる!」の続編。
流れとしては1巻とそう大きく変わりません。
主人公・沼助(隠密)は、主の家老・望月の命を受け、殿に密書を送り届けるが―。
その密書の中身は?というコミカルに振り切った作品です。
そのコミカルさに加え今巻の見どころは、沼助の弟子の錫虫、めっちゃイケメン。
という部分と、沼助ピンチに陥る!
という点でしょうか。
1巻でも登場していた錫虫の美貌におおっ!となり、若殿の美しさに惚れ惚れしますが、綺麗な男子の絡みはほぼナシ。濡れ場は家老×沼助がメインで、相変わらず絵面がオッサンです。しかも汚いです。それがまた良いです。
望月さんは殿ではなく沼助にご執心なのか…?と思いつつ、安定のコミカルさで爆笑しました。沼助のピンチ絡みで殿のカッコよさも垣間見え、望月さん×沼助、錫虫×殿のCPが成立する?と思ったりもしましたが、その辺りはぜひともご自身の目で確認していただきたいです。
沼助はめっちゃ汚いオジサンなのですが、斑月さんの絵柄ってとっても綺麗なんですよね。綺麗な絵柄を生かしてイケメンさんたちの絡みを拝見したい気もしますが、今作品はこれで良し!これだから最高!と思える世界観があります。
今巻で完結とのことでちょっぴり寂しい限りですが、次回作を楽しみに待っていようと思います。
相変わらずの密書伝達沼助の話なんだけれども。
錫虫っていう弟分(めっちゃ美しい。でも、沼助好き過ぎて直視出来ず、いつも爺さんの変装してる)と、殿周りの近藤、玄龍斎、松田なんていうキャラがたくさん出てくる。
望月×沼助、沼助×殿、錫虫×沼助なんだか、正解が見えない…っ!と悩まされつつ、ひたすら望月×沼助絡みが濃厚になっていきます。
オッサン絡みが濃ゆい。
沼助は汚めな印象だったけど、錫虫の回想に出てくる若い沼助の美しさよ。
あぁ、イケてるメンズさんだったのね。表紙の沼助は若かりし頃の沼助だったのね。
毛って、大事なのね、と痛感。
沼助が捕まって褌で吊られたり、殿が男を見せたり。一巻に比べると展開が色々あって、より面白かった。
最後に望月×殿絡みがやっと、やっと見られます。見目麗しい殿のお姿に、キャッとなります。
錫虫×沼助×錫虫も見たかったなー
爆笑お江戸BL「密書でござる!」の2巻登場!
おじさん忍びが「生きた文」として家老に抱かれたその通りの行為をもって若き殿を抱く…
いやはや。
よくぞこんなシチュエーション!と脱帽の新感覚なわけだけれど。
翻弄される沼助が面白すぎての爆笑と共に、所々密命を疑われて狙われるという命懸けのシリアス性、何があっても忠義を尽くさんとする沼助の覚悟などが読み応え抜群。
もちろん、若き殿の白い肌と清潔な色気もたまらん。
本作では、舎弟・錫虫の純情。覗くけど。
ついに沼助が玄龍斎に捕まる。(←ここでの躍動感あふれるアクション描写は素晴らしい)
沼助への拷問。
何としても沼助を助けたい錫虫が殿の元に参じ、殿が立ち上がります。
ここからの殿は大変ご立派!
若くて頼りなさそうと思ったけど…人の上に立つ目ヂカラはちゃんとありましたね。
そしてついに家老と殿様、ご本人同士……⁉︎
ナニがあったかなかったのか、沼助の任務はまだ続くようです。
さて私は電子単話で読了済みでしたが、コミックスでは「描き下ろし」というご褒美がございます!
家老と殿の熱い夜。
錫虫の楽しい妄想タイム。
笑い茸の鍋を食べた玄龍斎と又兵衛には腹がよじれたわ…
今作は「密書でござる!ー隠密大江戸春情録ー」の時のような同時収録作も無く、丸々一冊が表題作でした。
前作で謎だった所とか、沼助の舎弟である錫虫の過去編を読めたのが収穫でした。若かりし頃の沼助が素敵で錫虫が可愛かったです。そこから現在の容姿に変化する演出が憎らしいほど良かったです。美麗な錫虫をもっと見たいと思ってたので、今作では増えてたし沼助の為に活躍してて嬉しかったですね。
そして拗れに拗れた望月と殿との関係ですが、殿が自ら乗り込んで沼助の危機を救う姿に前作からの成長を感じました。
最初は沼助の体毛の濃さに慄いていたんですが、カバー表紙のツルツルに違和感を感じてページを捲った先に正しい沼助の姿がありホッとしました。www
望月と殿の恋愛に巻き込まれた訳ですが、このままの関係が続いて行くんでしょうね。
BLの新しい可能性を限りなく広げた名作だと思います。
まさか続刊がでるとは。
驚きと共に楽しみでもあり、わくわくしながら手に取りました。
1巻の感想は「なんだこれは」でしたが、2巻では前巻で抱いていた疑問を回収してくれました。
沼助が主人公の物語ではありますが、メインCPは家老×殿。
彼の身体を張った任務により、実質3Pは最終的に良いところへ落ち着きます。
任務にはじまり、作中は敵に捕まり脱がされたりと、なにかと肌色を見せることが多い沼助。性格的にも魅力のある男なので、周りに好かれるのがわかります。
彼は任務が第一なので、メインにならないところも納得。
そして沼助を崇拝している錫虫のキャラも濃く、物語をより面白くしてくれました。
コミカルなテイストはそのままなので、くすっとしながら読めます。
斑月先生にしか出せない味と存在感。
2巻を出してくださいって、ありがとうございました。
本当に読むのが楽しかった!