snowblackさんのレビュー一覧

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

終わりは始まり

柔らかに見える一穂ミチという作家の容赦なさ、そんなものを改めて感じた本作だった。

人が人を好きになる気持ちは、一体人間の体のどこに宿るのか?
今では心は脳にある、と誰もが知っていて、でもどこかで納得できない
そんな根源的な問いが作品の根幹にあって、読み終わった後
ハッピーエンドなのだとは思うけれど、手放しで喜べず
タイトルは「キス」というこの上もなく明快でシンプルなものなのに、
考…

9

スーツとストロベリー 小説

高遠琉加  Ciel 

続編!!

バカでした、私。
続編だと知らず(というか、忘れていました……;)読み始めて
微妙に分からなくて躓くのに???
なんでだろう?高遠さんの文章好きなのにな……

と思って、でもなんとなくは分かるのでそのまま読み進み
読み終わってレビューをチェックしてみて、ガーン……
やっぱり続編かいっ?!
こういうのって、副題でもいいので「紳士と野蛮2」ってつけるべきでは?!


そんな訳で、…

4

S社長と愛されすぎな花彼氏 小説

小中大豆  のあ子 

互いに好きすぎる二人のおかしな経緯

お隣のお屋敷に住む、幼馴染のお兄さん・秀が大好きだった勇児。
中学生の時、その大好きがもしや恋だと自覚したが、
秀は家を出て疎遠になって月日が過ぎ……
大人になって花屋に勤め始め再会、月に何度か一緒に食事に行くようになる。
実は秀も勇児が大好きなのだが、溺愛がひねくれた意地悪を仕掛けるのだが……

これはタイトルに偽りありですねー。
Sじゃあないでしょ、Sじゃ。
変態の秀が、子ども…

3

兄が狐でお婿さん!? 小説

市村奈央  サマミヤアカザ 

実は厄介な攻め(キツネ)と男前の花嫁

個人的には赤丸注目のさん、モフモフファンタジーということで
かなり期待して手に取ったが、モフモフ度は薄め。


裏に山を控えるとある神社の息子・絢人。
16歳の誕生日に、ずっと大好きな兄だと思っていたユキが、
実はキツネで、幼い頃山で出会った絢人に一目惚れし
長じたら嫁にするべく、ずっと側にいたことを知る。

最初の方は、え?この設定をこんなに容易く受け入れちゃう……?
しかも…

2

気がついたら幽霊になってました。 小説

成瀬かの  yoco 

楽しい幽体離脱

絵師買い。
yocoさん、こういうポップな絵柄もなかなかいいな、
タイトルはラノベ風……と、ポップなコメディを想像して手に取ったら
あら、ちょっと違いました。
内容は結構シビアなものを含むのだが、
あっけらかんとした幽体受けのキャラがなかなか楽しく
想像していたコメディとは違ったけれど、軽快でコミカルなテイスト。

ストーカーに殺されかけた水葵は、幽霊というよりは幽体離脱し
高校…

4

渇欲 弐 小説

宮緒葵 

お疲れ、あーちゃん!

『渇仰』『渇命』番外編その弐。
今回は明良目線。

作者の体調があまりよくなく、今巻は予定の半分のページ数とのことで
はっきり言って何も進展しておりません。
達幸が、あーちゃん命の駄犬ぶりをひたすら発揮しているのみ。

達幸の異母弟・達也の登場によって、不安定になる達幸。
そうなるとどうなるか、というのは言わずと知れた展開で
あーちゃん、あーちゃんと、貪ってくる達幸を結局受け入れ…

2

好きだからキスしたの? コミック

木下けい子 

キスを知ったその後は?……『キスも知らないくせに』続編

あれ?これって『キスも知らないくせに』の続編だったんだ!
あ、それでこういうタイトルなのね〜、と読み始めてから気がついた次第。

高校生の初々しい恋、キスをしたその後。
思いが伝わりキスしたものの、その後どうしていいのか分からない。
学校では同級生、毎日顔を合わせることができるのは嬉しいけれど
一体どんな顔であったらいいのやら?!
うれしさと戸惑いにウロウロしてしまうお年頃。

4

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

面白いのだけれど、もっとじっくり描けばいいのに!

ある日突然、複雑なコンプレックスを抱くハルカの巻き添えで
異界に飛ばされた、高校生アキト。
そこでもまた、ハルカは神子としてかしずかれ、
自分は厄災として迫害されるという運命が待っていた。

唯一自分を庇ってくれる、4人の王候補の一人レンドルフ。
しかし、彼の元も離れなくてはならなくなり、
一人命の危険と隣り合わせの日々を生きる……


この物語の設定の面白いところは、全く言葉…

5

金緑の神子と神殺しの王 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

ハルカ視点もレンドルフ視点も、どちらも続く?!

「黒曜の災厄は愛を導く」で、神子として召されて
秋人(アキト)と共に異界に飛ばされた春夏(ハルカ)視点の物語。
前作の裏側というか、分からなかった面が補足されて物語が膨らむ。
後半には、前作の攻めレンドルフ視点の
『黒曜に導かれて愛を見つけた男の話』が収録され
言葉が分からずにアキトには通じていなかった台詞が分かり
なるほど、こうだったのね〜と分かる仕組みになっている。

がっ!

3

町工場にヒツジがいっぴき 小説

今城けい  周防佑未 

作業着萌えってあるかもしれない。

『下町ロケット』的町工場の町を舞台に、
顔にも心にも傷を持つ不眠症の町工場の跡継ぎと、
名門一族に自分は必要ないと思っているお坊ちゃま大学生が
出会い、それぞれの傷を越えてくっつくまで。

黒豹×ウサギちゃんの『草食むイキモノ肉喰うケモノ』が面白かったので
続けてこちらも読んでみたのだが、こちらはコヨーテ×羊ちゃんらしい。

あまり優秀ではない為に一族から粗末にされているのに、

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