茶鬼さんのレビュー一覧

カタギの分際 小説

櫛野ゆい  小山田あみ 

ワンコな年下攻めとツンデレやくざ

櫛野さん、6冊目の単行本はヤクザが主人公。
基本、この作家さんの作品はライトで明るくてまっすぐな印象を受ける登場人物が何かしら登場しているような気がして、読後感もすがすがしいものが多い気がします。
この作品も、攻めのカタギ青年があまりに素直で人の心に知らないうちに入り込む術にたけており人好きのする性格、
片や受けとなるヤクザが、一見クールなのかと思いきやこの年下青年にペースを狂わされてツンが…

0

部活の後輩に迫られています コミック

腰乃 

究極の優柔不断流され男児

はっきり言ってもう言うことないでしょう☆☆☆
後輩に餌付けされ、胃袋をがっつり掴まれ、思わず情が移ってしまいながらも、迷いながらヘタレながら、先輩の思考が渦を巻きながらスパイラルして中心へ向かって流されてしまうその愉快さ。
イノシシなワンコ後輩に、人のいい流されちょいツンデレヘタレ先輩。
後輩を断るのによかれと思った策がどれもこれもドツボを招くという爆笑。
腰乃さんならではのとても特徴的で…

5

情人 -こいびと- 小説

あさひ木葉  笹生コーイチ 

愛している気がするから愛するへの変化

小さな組を仕切っていた親が大陸の組織に惨殺され、幼なじみである組の息子に監禁されて愛人の生活を送っている主人公のお話。
1作目で「愛してしまう気がする」と、微妙な男心(?)で終わったのですが、
2作目で命をかけた山場が登場して気持ちが本物になるという展開を見せました。
旧版に小冊子とネットで挙げていた短編が入った新装版になります。

1作目では不本意に監禁され、無理矢理体を奪われ、服従を…

1

甘い恋の手ざわり 小説

李丘那岐  水名瀬雅良 

あっまーい♪

ええー!?これが李丘さんの作品なんですか?って思うほどに甘さを感じた本作は
天然気味でほわ~んとした何となく浮世離れした受けちゃんが、僕といいながら、革フェチだったりブラコンだったりもして、健気な様が何かツボった作品でしたw

子供の頃に両親を亡くして、現在俳優になっている兄に高校をだしてもらい、その後革職人としてやっていたが、工房が潰れ、知り合いのツテでクラブのボーイをしているのが主人公・…

1

上司のくせに生意気だ コミック

天城れの 

安心のおバカエロ品質♪

威圧的な上司と、それがツボった部下の下克上的パワハラセクハラ逆転漫画は、いつもの天城品質で楽しい♪
とある桃穴市の市役所が舞台なんですが、そのマスコット・ももあーながカワイイ?卑猥?
まるで何を連想させるようなキュートなバッテン口元が、グッズでティッシュになってた時には爆笑モノですわ!

いつも頭ごなしに部下をけなしてしかりつける鳴沢課長に、ビビることもなく、何気にMの気配すら漂わせてまっ…

1

優しくて切ない 小説

名倉和希  北沢きょう 

思い切り泣くもよし、怒るもよしw

最近の愉快な名倉作品に馴染んでいたため、こんな切ない話も!と驚きました。
多分受けの心情に100%肩入れして読むと、彼の健気さ辛いことがあってもぎりぎりまで自我を出さずに耐え忍ぶ姿に後半涙失くして読めないものがありました。
そして、攻めがこれまた狡い奴なんですが・・・以前何かの本に「一番タチが悪いのはバイよ」・・・まさに愛情にあぐらを掻いて、受けを都合よく扱う姿への腹立ちが優先してしまうと、そ…

3

sweet pool 2 コミック

Nitro+ CHiRAL  車折まゆ 

とにかく切ない

人気ゲームのコミカライズ2巻。
1巻は序盤として引き込まれる雰囲気作りがとても上手いと感じる作品になっていましたが、この2巻も城沼と蓉司の恋愛を軸に、謎は更に深まりながら、愛も深まって行くという展開を、雰囲気充分に見せてくれました。

城沼に無理矢理体を奪われた時から体に起きる異変。
体内から出てくるこれは一体?
更にミステリーは深まりながらも、そんな自分を避けもしない城沼に
自分の事…

2

散る散る、満ちる(文庫) 小説

凪良ゆう  海老原由里 

じんわりあったかい

つい一昨年出たばかりの新書版がもう文庫!?
もういいや、と思いつつも心あたたまるいいお話だっただけに新たに入る書下ろしの短編の為だけに購入・・・
くくくーーー、、、同じ思いの方も多いのでは?
本編については新書版にて書きましたので書下ろしの短編だけについて触れましょう。
この評価は本ではなくて、新たな短編のみの評価です。

やっぱり根底にある如月の寂しさ。
本編の中で、亡き父の与えて…

4

スペシャル番外編「鬼塚さんは今日も大変!!」極婬発売記念ペーパー 特典

本編の前に読んでおくといいかも。

李家の為に景虎が亡くなり、飛龍が解放され、色々な犠牲があった中鬼塚が台湾・李家を訪れます。
本編中でもそうでしたが、事件中ずっと監禁されて外の状況がわかってなかった飛龍ですから、鬼塚が説明しても人の名前と人物関係はトンチンカンww
まるきり、読者の立場にちかいかも(爆)
仕方なく、説明する鬼塚ですが、人の名前が出るたびに聞かれるからもうイライラ。
ブラックバンクの話になっては、とうとう作者…

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発売記念ペーパー「黒蝶の檻-禁断兄弟-」 特典

墓前の誓い

父の納骨を終えた墓前に参る、圭と亮の兄弟。
そこへカラスアゲハが飛んでくると更にミヤマアゲハも。
その2羽の蝶を見て、二人は亡き父と母だという。
風景描写からして、実に淫靡な雰囲気がしますが、特にここに出てきた蝶は色からしても禁忌を思わせる羽の色。
雰囲気作りはとても上手い描写だと思います。
その墓前で二人が誓うのは「骨になっても放さない」
本編でも言っていた言葉ですね。
実の兄弟で…

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