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タクミユウ
茶鬼
表題の意味を思う時、それはとてもしっくりくるお話でした。 じわじわと熱い熱がせり上がってくるような、淡々とした刺青を彫る作業の中で、過去が交錯して現在の想いが確立するという、いい風にいえば大人な雰囲気です。 何とも表紙が色気のある絵で目を惹かれますが、中をあけると白黒は結構大きなコマ割りで全体的が白いのでギャップを感じてしまうかもしれません。 でもその違和感も読んでいるうちに不思議と物語の雰…
あおいれびん
母親の刷り込み「セックスは好きな人とはしてはいけない」 その意味もわからないままに、数々の男と寝てきた姫馬(きま)の本当の好きな人は同級生の古舘。 もちろん、ハッピーエンドですから、この2巻はどうやって古舘を「好き」としっかり認識して、好きだからこそ、好きな人とセックスしたいんだ、してもいいんだと、認識を改める方向に持って行くかが見ものでした。 本当はもうすでに好きなはずなのに、トラウマ…
モモ花
ネタバレ
作者さんの初コミックだそうです。 webでこの作品の主人公達のその後の4コマ漫画を掲載されているそうですが、知りませんでした。 まるで表紙の絵のようにほんわりとあったかくてキュンとして、子連れモノとしては(BLとしても)王道路線かもしれません。 別に受けが男じゃなくてもいいんじゃない?見た目も女性っぽいし、、 などという読者の危惧は物語の後半で、やはり王道展開によって男同志であることの苦し…
最初の出会いから5年後の二人です。 相変わらず生活がだらしない(やりっぱなしとかそういう)辻なんだけど、放浪癖があって、いつも一緒にいられるわけじゃないから、ブツブツと文句を言う有田はまるでお母さん(w)みたいだけど、そこはかとなく、落ち着いたなごやかな雰囲気が漂う。 でもそれが、ふとした瞬間に甘い時に変わるのですが、何だかこの空気感が実にうまく伝わってくる。 離れすぎずくっつきすぎず、辻は…
トジツキハジメ
今回のこの本、トジツキ作品の最近の傾向であるB系男子の割合としっとり具合とがいいバランスで混在して、居心地のよい一冊になっている。 ともすれば全て恋愛未満の愛情のものばかりのお話なのだが、執着の愛情、というものが色々なパターンで表現されているのでは?と見えた。 表題は実に幻想的。 きっと本仁戻さんの作品になれば耽美の世界と言ってしまいそうなのだが、トジツキさんが描くと主人公が幻想作家とい…
いさか十五郎
いさかさんというと最近短編が多かった気がするのですが、3話構成の中編モノが表題です。 あとがきで、マンガって何だろうと思っていた時に担当さんに好きなように描いていいよ、と言われて出来あがった作品、という解説がついていたことで何だか納得。 表題は悶々もやもやした主人公が苦しんであがいて救い出される姿が描かれていましたが、その後の短編はまるでふっきれたように、何だか面白い!ワクワクさせるような作品…
柳沢ゆきお
表紙デザインとカラーがすごく目を惹いて断然期待させる単行本。 OnBLUEの雑誌上ではバレエダンサーの話を連載されていて、正直あれは余り好きじゃなかったんですが、これはどれも日本の普通の人々の日常が描かれており、親近感がある。 そして何より、繰り返して読むよほどに味わいが深くなるという、手放せなくなる作品な感じがする。 表題はたまたまゴミ捨て場にセーラー服姿の男子が落ちているのを拾ったマ…
魚猫らび
かわいい系って苦手という認識があるのですが、何故かこの魚猫さんだけは好きなんです。 まるっきりのおとぎ話だからでしょうか。 受けちゃんはショタ風でまんま女児みたいなんだけど、ファンタジーな分性別を超越しちゃっているっていう感じなんでしょうね。 今回も、かわいらしく切ないそして胸暖まるお話が展開されてキュンとさせてくれます♪ 死をつかさどる暗い西の森に迷い込んだものは生きて出ることができ…
西江彩夏 鬼塚征士
初読みの作家さん、鬼塚征士さんイラストというだけでのイラスト買いでした。 見ればバツイチで30代の男が13歳も年下の男が気になりだして迫るという、何だか不思議なストーリーに少しワクワクを期待させました。 帯には「放浪癖があって自由奔放そんな男に恋をした」 彼らに一体どんな魅力があるんだろう? 全体を読み終わって、攻めとなる辻の過去とか気持ちとかその移り変わりについては、うんうん、、と思…
今までと変わりないスタンスのまま、そこに恋人という肩書が加わった藤堂と伊織のカップル。 でも、まだ何だか藤堂は変な感じがしているよう。 それは一体何なのか? これから3ヶ月離れなくてはならなくて、甘い時を過ごした翌朝、伊織の姿を見ながら藤堂は思うのです。 やはり、、、自分しか知らない伊織の姿。 そして自分だが彼を受け止めてやれるという満足感(←盛大な自己満足だわww) きっとそれは…