茶鬼さんのレビュー一覧

花婿クンの憂鬱 コミック

恭屋鮎美 

表題よりドーナツに萌えた!!

恭屋作品というと短編でエロエロのイメージだったのですが、この長編はあまりエロくない!?
それとびっくりだったのが、雑誌掲載で少しづつ続いていたもののようですが、ラストの結末の1話が掲載がなくてこの単行本で完結するようになってる!?
ちょっとその2点に驚きました。
それと少し絵柄が変わったでしょうか?

子供の頃教会の結婚式のリングボーイの代理として出会ったのが始まりの大企業の息子の周と教…

2

奪取 ~嵌められた潜入者~ 小説

結城一美  小山田あみ 

クローン攻めとマッドサイエンティスト

最初書店でこの本を見たとき思わずラヴァーズかと思いました(汗)
表紙も題字も、裏書にあるあらすじも何となくラヴァーズ路線?そんなイメージがあるので花丸BLACKと最初気がつかなかったという、、
さて、いやぁ~!トンチキでした♪
トンチキにもいろんなトンチキがあるんですけど、これは褒めてるトンチキです。
最初のいわゆるきっかけとか、登場人物のアレコレとか、元の設定自体が空想を交えたものだから…

9

つまらない二宮さん コミック

平眞ミツナガ 

地味で平凡はモテる!?

デジタルによくある細い線がちょっぴり見にくいのですが、シュっとした細い線と背景を極力省いて人物を印象的に見せる描き方が印象的な作家さんでした。
表題と、表題の前フリになるお話、そしてSFなシリアス目のお話と、このリアルとファンタジーの2極で構成された一冊は、また味も違って楽しめました。

表題の前に【先輩ですから!】というお話があります。
コンビニでバイトする高校3年生・雪人の後輩バイトと…

4

勇気をだして コミック

松本ノダ 

毛フェチがツボって!!

作者さんの初単行本。
すごーく手描き感が満載で、今時珍しいっていうくらいの青年マンガっぽいアナログ感。
そして、何となくオムニバスムービーっぽい1話1話がきちんと完結していて短編でも満足っていう良さがあります。
なんといってもそれぞれの話のバラエティ度が高く、どれ一つとっても同じじゃない。(多分当たり前なんでしょうが)
黒の使い方、特に髪の毛などベタで塗りつぶすのでなく一本一本線で塗りつぶ…

8

手を繋いで視線を重ねて 小説

椿めい  神田猫 

トラウマの解けるまで

とても丁寧な綴り方で、新人さんの初文庫?と思ってあとがきを見たら2冊目なのですが、デビューのきっかけになった作品だそうです。
あれ?と思って作家を見たらデビュー作品は花丸文庫で10年に出た『拙いゆびきり』が(レビューしてありました!)
中折に既刊で記入されてないってことは絶版になったの?
しかし、初々しいという感じはあながちハズレでなかったようで。
前作の時、自分は「拙い作品」と酷評してし…

2

淫花~背徳の花嫁~ 小説

いとう由貴  Ciel 

変身?

作者さんの痛い設定がすきで、選んでは挑戦してるのですがこれは…トンチキ!?
いや、裏書き見てたんで賭けだったのですがね~
まず以前も触れたが自分的にインド人が身近すぎてどうしてもイラストのような格好良い男性が想像できなくてアウト!
エロ重視なんで肝心の本筋はトンチキご都合なのでストーリーや設定につっこんでアウト!
ですがその結末は自分的にアマアマというよりニヤリとするようなものが潜んでいる…

5

混色メランコリック コミック

ゆき林檎 

人を好きになるがたくさん

作者さん初コミックなのですね。
一冊の中で絵が進化していくのが見えるのですが、何げに全体に(絵も展開も)ヤマシタトモコの匂いを感じさせるものがあるような気がします。
といっても、初期のシリアス路線ではなくてコメディが入りだした頃のものですが。
1本のみクロフネ掲載のものがありましたが、それでも十分にBLの範疇に入るほどのニヤリ感をかもしていました。
全体的に「好き」のきっかけを見せる話が多…

4

眠りの君と僕とベッド コミック

なえ*淡路 

進化する作家さんです

2作目はエッチ増量、3作目はエッチなし、今作はそれがうまいことMIXされた短編集。
4冊目の作家さんですが、この方見るたびに進化をしていて本当に注目の作家さんです!
今回も、ちょっぴり不器用な大人が2本、性春まっさかりな青い高校生モノが1本、とバラエティに富んでいます。
何か独特の雰囲気があって、とってもとっても好きなのです♪

【表題】同僚の甲田に片想いしてその気持ちを封印しているゲイ…

4

濡れゆく毒夜の隷 小説

バーバラ片桐  稲荷家房之介 

今年度最初の陥没ちゃん

ここにも登場しました陥没ちゃん♪
バーバラ作品で稲荷屋絵なんて、なんて誘惑的なんでしょう。
題名が何か蝕手をイメージさせるヌメヌメしたイメージですが、現代モノで蝕手は登場しませんでした。

西新宿署組対の新米刑事・近衛がヤクの売人検挙の折に偶然出会ったのは、過去一度目を惹かれた麻薬取締捜査官の倉見。
麻取も追っていた物件だったために合同捜査することになります。
そこで下っ端の近衛が麻取…

4

俺とおまえが不埒な理由 コミック

ウノハナ 

ノリノリでいっちゃうぜー!

1本で1冊はガッツリと楽しめていいですね♪
ちょっと軽めでコミカルで、実にノリのよい一冊となったような気がしますヨ♪
ペアとなる主人公の性格対比がきちんと表現されていて、その組み合わせが絶妙な味をかもします。
互いに社会人なんですが、ちょっぴりいけ好かない奴と思っていた奴が、実は同じバンドのファンでしかも唄がうまくて、その時に見せる顔が可愛いなんて思ったのがきっかけで、仲良くなると共に恋に発…

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