茶鬼さんのレビュー一覧

高3限定(1) コミック

梶本レイカ 

満を持して!

衝撃の「ミ・ディアブロ」の後、この「高3限定」も商業化されると喜んだものの流れてしまいました。
そして、時を経て商業誌で同人の再録が始まりそして新たな描き下ろし展開へ進もうとしている今、この時、満を持しての商業発売です!
若干同人に加筆修正は加えられていますが、同人の流れは全く壊してないと思います。
何より、同時のあの暗い暗い表紙に比べ明るくなった表紙。
しかし!!何と衝撃でしょう。
イ…

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スメルズライクグリーンスピリット SIDE:A コミック

永井三郎 

マイノリティの少年達

神様擬人化の「珍神」、おバカギャグ満載だった「少年よ大志~」
今度の新刊は青春漫画なんだけど、とてもとても田舎を舞台にしたマイノリティ嗜好をもつが故の少年達の物語が、ちょっとシリアスな感じで展開されています。
もちろん、ギャグ化する場面もあったりする箇所もあるんだけど、基本真面目です♪
また、違う永井三郎さんという作家さんの表情が見えていいのではないでしょうか?
実はまさかもう単行本化にな…

7
非BL作品

肉体派ガチ!(3) コミック

しばし、お別れ(涙、涙、涙)

復刊して3号目。
都条例の指定にひっかかり、青年マークを付けて発売したものの厳しい現状に今回をもって休刊となってしまいました!!
BLを残しながら、幾分かゲイものに近い作風、そしてマッチョが満載の本というのは、ほんとうにこれだけでしたので、そのジャンルが一つなくなるのは大変に悲しいです!!
そういう意味でも、今回は「神」をつけさせて頂きました。
表紙は何と池玲文さんですよ☆
この作家さん…

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人生はギャンブルだ。†淫虐のカジノ† 小説

各務佐保  小禄 

エロ本

正直な感想を書きます。
まるでフランス書院のフランス文庫の調教モノの女を男にしたものでした。
ただ主人公はさすが男だけにやられながらも、やっぱり男で潔かったですが。
かつて読んだフランス文庫の作品構成の流れそのままに、エロ描写を特に詳しく、愛だの恋だのは二の次で、身体の次についてくるという。
カテーテルや拡張など、フランス文庫にもよく出てきますw
あちらだと、多分男にくっついてきた女が、…

1

俺達は可愛い嘘をつく 小説

火崎勇  有馬かつみ 

初心を持ち続けていたのね!

何となく毎月新刊が出ているような印象がある火崎作品ですが、ちょっと久しぶり♪な感じがします(先月はなかったかな?)
いつもの火崎作品の、ラストに真相が暴かれて円団というスタイルは貫かれていますが、この作品は最初からとても解りやすく(先の予想がつきやすい)とてもライトな作品に仕上がっていました。
ところが、とても意外であったのが、二人の障害になりそうな人物が実はイイ人だったということです!!

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SIDE BY SIDE~恋人のポジション~ 小説

浅見茉莉  海老原由里 

思う所はつまり同じw

お仕事がっつりリーマンものを、いくらかライトに読みやすく表現されている本作品。
お仕事もののよいところは、働く男だからこその男の矜持と恋愛が絶妙なコンビネーションを見せるところ。
この作品もまた、主人公達の性格からくるすれ違い(まくりw)がプライベードの始まりからして、そして、仕事を通して発生するという、本来ならへこたれそうなくらいヘビーだったりするのですが、主人公の頑張りに思わず応援したくな…

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放課後はキミのおもちゃ コミック

島津美保 

ごめんなさい!

大体「趣味じゃない」になりそうなものは最初から回避するはずなのですが、gateauではずれって余りないし、、と思っていたら意表を突かれちゃいました。
まず絵が苦手です。表紙は割といけそうなのに、白黒になると・・・
ガチャガチャしていて、細かく描き込みあるのはいいんですが、見にくい。
あと、ストーリーに惹かれるものがなかった(あくまでも個人基準)
作家さんには申し訳ないと、この評価の時は罪悪…

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隣で花さく音がした コミック

みよしあやと 

作家さんの2冊目は田舎の不良づくしでした。

昨年リブレから『夕日に触れるその前に』で、結構注目の新人さんとしてデビューした作家さんの、gateau掲載作品3本と描き下ろしのそれぞれの後日談が入った1冊で、作者さんの2冊目になります。
デビュー表題が、大学生のちょっと刹那系のお話でしたが、こちらはそれに少し雰囲気が似ているのが3本目の「さよならあっくん」
自分的にもこの3本目のカプが一番、この本の中では好きかな?
全体は、田舎のおバカで…

1

彼のバラ色の人生 コミック

秀良子 

コマノデカワンコになる☆

前作『リンゴに蜂蜜』のコマノと夏樹の話でまるまる一冊です♪
前は、お付き合いを始めるきっかけと、夏休みの甘い風景の2本でしたが、
この本には時系列的に、「リンゴと蜂蜜」と「渚の青いパラソル」の中間にあたる『うそつきは恋のはじまり』、「渚の~」の後になる表題と「おいしいカレーの作り方」という順序になっています。
どちらかというと、彼等の関係をより掘り下げた内容にはなっていますが、若干コマノが下…

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空と原 コミック

中村明日美子 

乙女なハラセンと男前なソラノ

この世界は、ほんとうに読者を夢中にさせますねっ!!
OPERAにて全話既読ですが、やはり、こうやって一冊になると感慨深い。
10年に明日美子さんが体調を崩し休載(6号のツーブロックが最後)、そしていつかわからない復帰は思いのほか早くやってきて1年後に再開。
この休筆を経て、若干絵柄の変化が微小ながら例えば、ハラセンの顔が若くなったとかw
そんな変化もありながらも、1冊で続けてみるとそのお休…

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