茶鬼さんのレビュー一覧

遊び猫のらりくらり コミック

元ハルヒラ 

まるで野良ネコ

この話の主人公・雪は本当に野良ネコみたいです。
家を持たず、ご飯をくれる人のところを渡り歩いて気まぐれにその場に甘えてその場に居付いてみたり、ふいにいなくなったりする姿はまさに野良ネコ。
でもそんな野良ネコでも、ほんとうは一番居心地が良くてここに住みたいなと思う家と人があって、
だけど相手がそれに気がついてくれない。自分はここの家猫になってもいいと思っているのに・・・
猫の擬人化ではないか…

10

29歳、魔法使いにはなりません! 小説

石原ひな子  佳門サエコ 

心は脱魔法使い

男子高出身、大学も女子が少なく、就活を期に自分がイケメンであることがわかった主人公。
しかし、女性との付き合いが全くなく雑誌などで見る女性の本音記事に自らの童貞を臆し29歳まで童貞で来てしまった。
そんな彼が家が資産家で人柄も良くイケメンで、彼が部署に来てから自分が万年二番になっていることを苦々しくおもっているライバルの同期と、リベンジを図った席で泥酔してしまい朝目覚めると裸でホテルのベッドの…

1

偏食家のかわいい悪魔 コミック

今野さとみ 

夢魔も色々

マイホームマイダーリンからまた絵柄が変わっていました。
進化している作家さんなんでしょうね。
今作は、夢魔を主人公にした3つのストーリー。
読んでいて、山中ヒコさんや、びっけさんの描かれる世界に通じるものを何となく感じました。
どれも優しいお話のような気がします。

【偏食家のかわいい悪魔】は、あまくてあったかい幸せな夢をえり好みする偏食家の夢魔のミチルが空腹に耐えかねて入った部屋の住…

5

悪魔公爵と愛玩仔猫 小説

妃川螢  古澤エノ 

アホっ子の黒猫はペットなのです

前作『悪魔伯爵と黒猫執事』にも登場したアルヴィンの兄である悪魔公爵のクライドと彼が拾った黒猫族の執事見習い(本当はペットw)ノエルの物語。
こちらはノエルのアホっ子バカ猫ぶりが最初から最後まで発揮され、それにヤレヤレと言いながら実はそんなノエルが可愛くて仕方ないであろう、だけどキツイ態度をしているクライドという姿が描かれ、案外にアマアマなものでした。

銀色の森で狼の姿になっているクライドの…

5

千両箱で眠る君 小説

バーバラ片桐  周防佑未 

オラオラ俺様受け!?

題名からして、銭ゲバとか守銭奴とか、ものすごくお金に執着した人物を想像していました。
関東財務局に勤める長尾は、ベイサイドの国有地の跡地利用の競売入札会場で、高校の時半年だけ一緒だった同級生の嵯峨を見つける。
話しかけ損ない彼の後を付けたところ、登録の社会福祉法人ではなくヤクザとは違う一匹オオカミの違法な金貸しを営んでいたのでした。
こうした再会を通して、審査委員とディベロッパーの癒着と談合…

5

純情男子とふしだら情夫 コミック

梶本潤 

気になるその後

月20万で愛人契約をしていた高校生の光の元客が、契約延長を出来ないことに腹を立てて企てた謀略に、
ごくごく普通の同級生・遼太が巻き込まれてしまうのだが、その後流されて結局愛人契約のお付き合いになってしまった。
という、結構シリアスタッチの本編。
この光が、小さい頃に親に捨てられて男に犯され、そういう生き方しかできなかった為に恋愛というものを、普通に付き合うということを知らないものを、遼太が健…

5

となりの新妻さん 小説

小中大豆  いさき李果 

新妻さんは男でした。

題名も題字フォントもコメディを予感させる本作に、前作のあの愉快な話を思いだし、
また面白いお話なのかな?と期待したこの本。
マンションに引っ越ししてきた官能作家だが、仕事中隣の部屋から漏れ聞こえる喘ぎ声に集中できなくてイライラしてしまう。
”新妻”なんて苗字なんで女性なのか?と楽しい妄想も繰り広げるも出てきたのはもっさいヒゲ面の男だった!?
セクハラおやじな発言や、その対応にオロオロしたり…

2

K先生の野蛮な恋愛 コミック

夏水りつ 

K先生、笑った顔が見たいです

傲慢俺様攻めのK先生。
犬シリーズスピンの猫に出てくるやはり傲慢攻めの透とどっちが傲慢俺様か?
多少種類は違うものの傲慢選手権を開催したくなる鍛冶先生です(笑)
相変わらず傲慢ではあるけれど、執着と嫉妬を見せる部分は先生の気持ちが見える。
余裕を失くして小早川を襲う姿に思わずニヤリv
どうしてこんなに傲慢なのに嫌にならないかというと、小早川が結構強気だからです。
先生が女性と?と思って…

6

ファラウェイ 小説

英田サキ  円陣闇丸 

こじんまり感

英田さん初リンクス。
結構レーベル的にロマンス系なので、あらすじを見てそうだろうな~とは予測はしていましたが。
そして、どの作家さんでもレーベルで書き分けをされる方が多いとは思うのですが、Chara・SHY、とリブレ系での落差を経験しておりましたので、ハードルをそれに合わせて変えなければならないと覚悟はしていたのですが。
あ~何かちんまりと収まっちゃったな、というのが読後の感想でした。

9

獣王子と忠誠の騎士 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

主従といえば、「犬」!

再び「犬」の登場です。
主従ものであるので、実のところ「堕つれば~」や「愛犬~」に似た感じは否めないです。
それゆえ、エッチ描写の”子種””孕ませる”だの、そういった表現の使い方や絡み方も、あ、またか、な感じがしてちょっと新鮮味がないのが残念な部分。

愛をつかさどる女神トゥランの末裔の王族が治めるトゥランは女神の加護か豊かな大国。
その王子クリスティアンが母の王妃が亡くなると後妻に入っ…

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