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三崎汐
茶鬼
ネタバレ
作者さんの初単行本。 小学校6年の春の出会いから始まり、中学時代を中心に子供の心を描いた作品です。 家庭の事情で少し先に大人っぽくならざるを得なかった少年と、兄の事もあり優等生でなければならなかったまだまだ子供の少年との、 子供であるがゆえの出来事や、それに対応する心情が満載で思わずうんうんと彼等の、そして周囲の子供たちの心に共感すること間違いありません。 最近「男の子を好きになるというこ…
芳林堂書店限定の描き下ろしペーパー。 これは入手してよかった!と思える1枚になりました。 日頃ちょっとダークで暗めな、笑いといってもシュールなものが多い作家さんだけに、こんな面白い漫画・・・本誌に載っていたらよかったのに!と思うほど思わず笑ったので。 こちらは【友達が欲しいそれだけ】の後日談(?)になりますね♪ 大人の男との関係を断ち、新しい友人という関係を得た三上。 いつも先生から…
恋煩シビト
恋煩作品といえば「ザ・ヤンデレ」だと思うのだが、今回はヤンデレは影を潜めてはいるものの、悩ましい青年達の姿をオムニバスで見せていました。 何となくどれも共通するのは、彼等が大人の階段を上るというか何か一つ覚えて変革を迎える ”脱皮” の姿を描いていたような気がします。 表題を含め、どの作品も人物がゆる~く繋がっています。 【僕のお兄さんをとらないで!?】 大学生のかおると暮らしている1…
出版社特典のペーパーです。 あれ?成沢と百瀬がエッチしてるーーー!? それを見て、思わず一人エッチをする敬太・・・ と思ったら、コレ成沢の描いてる漫画だったというオチ(爆笑) 成沢、だけど敬太に付けてるセリフが後半おかしくないか!? 悲しいのに、こんなの嫌なのに…「らめぇ…手っ止まんないぉv」って・・・ なんで敬太喜んでるんだ? 成沢、ばーか、ざまあwwwとかって言ってるけど、こ…
七木桂
ひきこもりのオタクが、チャラ男が、本気の互い同士になったその後の続編。 うん、やっぱりそうだよね。 すれ違いをとおして、ライバルの登場をとおして、より互いを知って絆が深まる。 そんなお話になったのだと思います。 偶然出会った百瀬の元同級生・成沢。 彼は百瀬が好きだったのですよ。 ぽっちゃりしていてオタク趣味を”ドンスケ”とからかわれて過ごした中学生時代。 必死で変わろうと頑張って…
木下けい子
自分の大好きな要素がつまった1冊に思いっきり胸キュンして、萌え転がりそうになったですよー♪ キャラ的には木下作品の『由利先生~』を少しほうふつとさせる組み合わせなのでありますが、それが自分の好みなのでまた嬉しv そして時代がノスタルジー溢れ、作中エンドにも語られる 「近頃都で流行る物、帝劇 三越 モボにモガ オムレツ カフェに円タク 博覧会」 まさにその時代の大正の、しかも洋行帰りの英語の…
鈴木あみ みろくことこ
『妖精男子』のスピンオフで、高校の同窓会で互いに童貞ということがわかりそこで発足した”DT部”のメンバーである榊が主人公のお話。 前作での同窓会が開かれた理由などがわかる程度の関与なので、単独でもOK。 1冊読み終わってみると、誤解やすれ違いがあるものの意外に純で健気な片思い恋愛モノでした。 しかし、25歳には見えないですね~二人共、そして他の登場人物も。 それが社長とか弁護士だったりする…
いおかいつき 國沢智
シリーズ、スピンを入れて9冊目。 毎度毎度、売り文句は「攻め攻め攻防」とありますが、もう攻め攻め詐欺でいいですか(笑) 一馬口ばっかりだもんw でも、今回神宮が一馬に攻めさせない理由は、勿論彼がタチなのもあるけど一馬はノンケだから攻めを経験させてしまうと、他の男とも…という独占欲なんだそうです。 一馬は神宮だからとは思っているけど、そうですよね~神宮の考える通りに彼何気に男にモテますからそ…
田亀源五郎
昔の大映映画のような(?)そんな雰囲気を持ち合わせ、ポルノと文芸が融合したような表題2編と、SFチックな1本が間に挟まったこの単行本。 ゲイ漫画であることは間違いないので、BLと比較すると萌えとかで語ることのできない世界であるのですが、田亀作品にあるエンタメと文芸の両者を併せ持つ映画的表現に実は強く魅力を感じるのです。 かくして時折感動さえ呼び、あまつさえ涙も誘われる始末。 今回も思わず泣い…
千地イチ 奈良千春
すごく素敵なお話でした! 途中で目の奥がツーンとしてきちゃって。。。 病設定というのはいつも書くことですがズルイって思ってしまうのですが、それが故に相手が彼の必要とする存在になるという意味でとても重要な役割を担っていました。 この主人公となる二人の結びつきが一冊の中で紡がれていく様がラストの感動へ昇っていくストーリーと気持ちの変遷の仕方といい、登場人物の役割といい、モチーフといい、 全てが…