Krovopizzaさんのレビュー一覧

リアリストによるロマンチシズム コミック

木下けい子 

偏屈なインテリ眼鏡攻めが良い

インテリで大人で意地悪な攻め×嫁スキルの高いちょっとドジな受けという組み合わせに、ちょっと『由利先生』シリーズを思い出す作品(現代モノですが)。
攻めは可愛いところもあるけど基本的に態度がでかく、受けが翻弄され気味なところも似ているなと思いました。ああいうカップリング好きな方にはオススメ♪

就職口のない大学生・佑希。
父親の友人で経済学者・戸高のアシスタントとして働くことに。理屈っぽく嫌…

3

夜をひとりじめ 小説

名倉和希  富士山ひょうた 

年の差カプを楽しむ

38歳×24歳という年の差。
くっついてからは受けがますます子供っぽく、攻めはどんどんエロオヤジ化していったような?それも年の差カプの醍醐味かなと思いましたw
攻めと一緒に住むことしか考えていないような受けや、
二人の関係を知った受けの父親の行動はいい年してガキすぎないか?と思いもしましたが、コメディとして楽しみました。厳格な親父なのかと思ったらすごく可愛いギャグキャラな父親を見ても、こうい…

4

罪人たちの恋 小説

火崎勇  こあき 

「俺」視点が活きる物語後半

主人公・景一(『俺』)は母の死後、ヤクザの組長である父に引き取られる。
構成員・波瀬の世話になるうちに恋心を抱くが、波瀬は景一を突き放し、
ある事件を機に姿を消してしまい…というシリアスな話。

事件が起こる後半までは、物語の輪郭がつかみづらく、どこか靄がかかったような印象。
マメな改行に、ほぼ会話文だけで埋められたページも多く、
地の文は「今日は~だった」「だから~した」…というよう…

2

猫耳探偵と助手 小説

愁堂れな  笠井あゆみ 

猫耳をスルーするだけの簡単なお仕事です

なんで猫耳?ってところに興味津々で読むとがっかりすること請け合いです、ほとんど意味なし(爆)。探偵が大事な場面で猫耳カチューシャを装着して「にゃー」→周囲脱力…という天丼ネタとして楽しむことをお薦めしますw

主人公・環光宣(「僕」)はワケあって会社を解雇され、やぶれかぶれで近所の探偵事務所の助手に。美貌の探偵・羽越は、ことあるごとに猫耳を装着する以外は優秀な探偵で、たびたび警察の捜査に協力し…

5

今宵おまえと 最終章 コミック

木下けい子 

二人の覚悟が重なるまで

3巻かけてようやく収まるところに収まった感のある最終章。

これからも喧嘩とか倦怠期とか色々いざこざはありそうで、
そういう長いスパンでの話を同じだけの巻数使って読んでみたい気もするけど
とりあえず「恋人」という新しい関係が二人の間に定着するまでを見届けられて良かった。

前巻までで既に身体関係を持ち、親友から恋人になった二人。

親友だった頃は許せていたことが恋人になった途端ガマ…

5

あさってのジジョウ コミック

京山あつき 

ボクシングと人間関係

ボクサーの平津と、人を殴れない小田。

平津視点で見た小田が仕事と向き合い、平津の気持ちに応えるまで(リングに上がるまで)の話。

平津もまた小田という人間と向き合い、その反応に一喜一憂する過程で
押すだけではなく相手の気持ちを考えて間合いをはかるという付き合い方を学んでいく。
ボクシングでは押せ押せでボコボコにされても平気なのに、好きな相手(小田)にはひたすらウズウズして気を使ってい…

8

「こっち向いて笑って」特典描き下ろしペーパー●妄想男子!:浅野ver. 特典

筧ver.の妄想も気になる!

アニメイト版と有隣堂版で、別ペーパーがついてくるんですね!
アニメイト版は、浅野視点のお話。
「妄想男子:浅野ver.」・・・妄想といってもすごく可愛いささいな妄想(願望?)で、
ウズウズしてる浅野と、相変わらずシラ~っとした筧のやり取りが微笑ましいお話でした。筧の妄想がどんなか、非常に気になりますv

手をつないで帰りたいけど、恥ずかしくてハッキリ言えない筧・・・と、いう夢を見た浅野。…

1

こっち向いて笑って コミック

市川けい 

ノンケとゲイの垣根

仲良くもない相手にいきなり告白され、それがきっかけで色々話していくうちに相手を知り、面白い奴だな、こいつのこと好きかも、なんて思い始め…。
大きな事件とかきっかけはないけど、日常のささいな会話を通じて少しつず距離が縮まっていく、その会話や関係性を楽しむ作品だと思います。

二人ともノンケなのに、なぜ好意をもったのか?とか、そのへんは詳しくは突っ込まれません。そういう意味では、雰囲気で押し切る…

6

理想の恋人 コミック

斑目ヒロ 

惚れた弱みなのはどっち?

バサバサ睫毛の三白眼が美しい、ドS執着攻め。

攻めの鬼畜さや、受けの外見(ガタイのいい短髪坊主)は、読む人を選ぶかもしれませんが。
読んでみると、攻めの意外な一途さ・情の深さなど、
単純に攻め>受けとは言い切れない関係が奥深い作品です。

受けは、攻めに出会うまではタチだったバーテンダー・陸。
初めて付き合った男に酷いことを言われて以来、キレイな男は苦手。
自分に自信がなく、オネ…

2

陥落のメソッド 小説

義月粧子  湖水きよ 

敵対関係に萌えv

『捜査官は愛を語らない』のスピンオフ。
前作未読です。
本筋のストーリー展開を追う分には問題ありませんでしたが、
前作キャラが度々出てくるので、彼らの人物像を知ってた方がより楽しめたかも?

前作カプの受けの兄・遥翔が主人公で、警察組織に身を置きながら、ヤクザ・貴龍と身体関係を続けている…というリスキーなお話。
このヤクザ・貴龍とは学生時代からの付き合いで、敵対する立場となってからは、…

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