みみみ。さんのレビュー一覧

あの日、制服で コミック

中村明日美子 

1冊に纏まるということの意味

このコミックより少し前に出た小松さんの「それから、君を考える」を読んだ時にも思いましたが、個々ですでに完成されているはずのピースがいくつか合わさることで更に大きなテーマやエンディングが浮かび上がってくるというのはやはり純粋に凄いなと。
例えアンソロで全編を読んでいたとしても、コミックになったものを買って読む意味のある1冊だと思いました。

明日美子さんの10代モノといえば、「ばら色の頬のころ…

4

ROMEO 1 コミック

わたなべあじあ 

どうか最後までこのトーンで!(懇願)

しっかり構築された世界観に、BLとしてかなり美味しい設定がてんこ盛りの洋風ファンタジーです。
ジャンル分けするなら女性向け少年マンガBL。
人為的超自然災害による都市壊滅後に作られた新世界で繰り広げられるコミカルトーンなバトルファンタジーに、ベターハーフのように惹かれ合う2人の切ない両片思いの恋愛要素を加えた、漫画としてもBLとしても満足度の高い1冊でした。

先のレビュアー様方が口々に高…

15

Loved Circus コミック

朝田ねむい 

良かった!!

あらすじ、帯のキャッチコピーからしてこれ絶対自分の好きなやつだ!と少々期待し過ぎなくらいで手に取ったのですが、中身は裏切られることなく寧ろ期待以上でした。
2015年の締め括りにとても素敵な作品と出逢えました♪

ネオン煌めく華やかな色街の片隅で繰り広げられる訳あり男達の群像劇です。
「人」をしっかりと描ける作家様の群像劇モノってほんと面白い!
何度も読んでセリフの一つ一つまでをもじっく…

11

ライアテア コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

「ライアテア」の意味

タイトルに使われている「ライアテア」という言葉には、“遠い空”という意味の他にもう一つ別の意味があって、それがこのストーリーのキーワードになっているのですが、ラストで意味が明かされた時、作中のあらゆる要素がその単語へと繋がっていき、思わず鳥肌が立ちました。

「熱」を失った男と「自尊心」を失った男の再起を描いた物語です。

主人公は、突発性の難病で片目の視力をなくしてしまった日本人カメラマ…

5

優男とサディスティック コミック

秀良子 

大勢が思う「SM」とは一味違うSMモノ

どこかに捻れがあり、そこが魅力的だと思う作家様。
恐る恐る手に取った「宇田川町で待っててよ。」で秀良子さんにハマり、読むようになった一読者ですが、こちらの作品もあちらと同じように、このキャラが何故こんなことを?と不思議に思い引き込まれるところからスタートします。
ただ、すーっと入り込めたあちらに比べると、こちらはキャラたちの心情を自分の経験則では今一つ掴みきることが出来ず、一読目はさらさらさら…

10

equus コミック

えすとえむ 

美しいケンタウロスにウットリします

視覚的にとにかく美しい!
えすとえむさんの絵だからこその、このケンタウロスの魅力だろうなと。
ページをパラパラ見ているだけでここまでウットリ出来る作品もそうそうないです。

えすとえむさんのもう1冊のケンタウロスモノ(「はたらけ、ケンタウロス!」非BL)は全て現代が舞台のお話ですが、こちらは時代も国もバラバラなので、よりバラエティに富んだケンタウロスが楽しめます。
トーンもコミカルなもの…

2

雨だれの頃 コミック

桃子すいか 

雨が止んだ先には青空がある

14歳。中学3年生。
自転車で行ける範囲だけがすべての狭い世界の中で、色んな悩みを抱えながらも一生懸命生きていた“あのころ”が、主人公の回顧録という形で描かれています。
奇しくもおげれつたなかさんの「エスケープジャーニー」を読んだ数日後にこちらの作品を購入して似通ったお話を立て続けに読むことになったのですが、またこれ系かと思うこともなくやはり迷わず「神」の1冊。
この手のお話に惹かれるのは作…

6

ひんやり廊下、万華鏡 コミック

池玲文 

3カプとも可愛いけど、表題作の2人が特に可愛い!!

池玲文さんの描かれるキャラとカップリングが高確率で自分の萌えツボのド真ん中にハマるもんで、どの作品も心の中で「やばい萌え死ぬ!!!」ってぎゃあぎゃあ叫びながら読んでるんですが、このコミックは表題作の2人に特にガッツリとやられました。
2人ともなんて可愛いの!

1カップルにつき2編ずつ、計3カップルのお話が入っています。

『ひんやり廊下、万華鏡』『廊下の先、二人きり』
教師×生徒

6

銀閣博士とモルモット コミック

池玲文 

神過ぎて池玲文さんに恋をしてしまいそう

初読みの池作品「No.99:人間玩具」があまりにも好みだったので、現在安心して作家買いに走ってる真っ最中なんですが、次に買ったこちらで私完全に池さんに落ちました。
これすっごい好き!!!
なんでもっと早く読んでみなかったんだろう!

コミカルと切なさの両方が絶妙なバランスで詰まってて、尚且つストーリー面(小難しい話とアホな話が混在してる)もビジュアル面(美麗)もエロス面(変態的)も申し分な…

3

ダブルミンツ コミック

中村明日美子 

読み手を選ぶのだろうけど、素晴らしいものは素晴らしい。

新井煮干し子さんの「因果の魚」を読んだ際にこの作品のことが頭をよぎったので、改めて読み返してみました。
2冊を一緒に読んで頭の中を整理出来たせいか、こちらの作品もより解り易くなりました。
“運命の出会い”というのは、出会う前から決まっているのではなく、この出会いは必然だったと感じる人がいて初めて“運命の出会い”になり得るのですね。

「いちかわみつお」という同じ名前の2人が偶然出会ったこと…

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