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表題作ROMEO 1

ジェイド・バルドー,33歳,人類強化獣種,光陽の番犬
光陽・LS・バルトロメオ,112歳人類強化獣種,狩猟部隊隊長

同時収録作品ROMEO(1)

クラウディオ・リカオン(リカ),34歳,狩猟隊隊員
光陽・LS・バルトロメオ,112歳,人類強化獣種,狩猟部隊隊長

その他の収録作品

  • ROMEO #4.5(描き下ろし)
  • Data Base
  • あとがき

あらすじ

人類強化獣種の中でも強力な性フェロモンを持つ光陽に、ひとり抗う右腕・ジェイド。
光陽がどんなに望んでも、ジェイドは決して挿入しないーーー。
恋とホルモンに振り回される、非凡なふたりの関係の先には…?
新エピソード38Pを最速公開、さらに、ここでし読めない描き下ろし10P!!
夢が漲る話題作、待望のコミックス化!!

作品情報

作品名
ROMEO 1
著者
わたなべあじあ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
マガジン・マガジン
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
シリーズ
ROMEO
発売日
ISBN
9784896442717
4.5

(434)

(335)

萌々

(59)

(18)

中立

(7)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
37
得点
1972
評価数
434
平均
4.5 / 5
神率
77.2%

レビュー投稿数37

エロとファンタジーの見事な融合

エロエロファンタジー世界にオーソドックスな純愛がくっついた、大変美味しい両片想いモノ。
同人誌1〜4の内容に描き下ろしを加えたもので、4の同人誌は'16年1月発売とのことです。

遺伝子組み換えにより生まれた獣人族・ライカンスロープ(長命でほぼ不死身)。
その中でも希少種で、狩猟部隊の隊長として活躍する光陽(受け)と、子どもの頃から彼の側にいる部下(攻め)のお話です(その他、魅力的な脇キャラ多数)。

光陽は、公称身長180センチですが、周りがデカすぎるため小柄な受け子にしか見えず(しかしこれで112歳!)。
希少種で高い戦闘能力の持ち主ですが、普段はおバカで面倒くさがりで常にプリケツw
実は少年期のジェイドに一目惚れして以来彼に片想いしている一途なキャラでもあり、淫乱なのに本命には奥手というギャップに萌え萌えです。

ジェイドは、光陽の右腕で、長髪美形の33歳。
光陽のことを「趣味じゃない」と言っていますが、実は光陽には番がいるからと遠慮してるだけ…?
眠る光陽の頬に指キスするシーンに激しく萌えました!
描き下ろしで描かれる若い頃のジェイドがまた、睫毛フサフサの美少年(しかも純情で健気)で、光陽がフェラしたくなるのも納得!w
男娼と番になるとの噂がある彼ですが、果たしてその真相は…?
次巻の展開が大変気になります。

こんな二人、光陽の解毒のためセックスはしていますが、挿入はまだ。
光陽に番がいると勘違いしているジェイドは、その一線は越えてはならないと自制しています。
しかし、素股や擦り合いだけでもものすごくエロい!
感じまくる光陽がエロ可愛すぎて全てのコマをガン見してしまいますw

光陽が他の男とHするシーンもありますが、どちらも例外的なケースなので、個人的には気になりませんでした。
むしろ、普段は性欲を薬で抑え禁欲している健気さにキュンと。
早くジェイドと想いが通じ合って、身も心もドップリ彼に愛されればいいと思います!

まだシリーズ1巻ですが、抜群に綺麗な絵とサービス旺盛なエロシーン、キャラや世界観の魅力…などなど評価して星5つ。
次巻が待ち遠しいです!

26

切ない恋心に萌え

あじあさんの新刊。ピアスで、アジアさんで、帯に書かれた「純情ビッチとドS攻め」の煽り文句。どんだけエロエロなのかな、と思いつつ読みました。

良かった!確かにエロはそれなりにあるのですが、主要CPの切ない恋心に思わずウルッとしてしまった…。えっと、内容をざっくりと。ごめんなさい、ネタバレしてます。




ファンタジー設定というのでしょうか。ちょっと特殊な設定になっています。

国を守るために狩人としての能力を高めるように遺伝子組み換えによって造られた「ライカンスロープ」と呼ばれる獣人族。彼らはもともと愛玩用として造られたこともあり美形揃い、とか、長命でほぼ不死身、等といった特殊性も兼ねて備えています。
ライカンと人間で構成された守護隊の中の狩猟部隊は「スレイヤーズ」と呼ばれていますが、スレイヤーズの一つの部隊の隊長を務めるのが『光陽・LS・バルトロメオ』。表紙の彼です。

光陽はもともとディアガ率いる部隊の副隊長でしたが、ディアガが任務遂行中のけがにより引退したためそのまま部隊を引き継ぐ形で隊長になっていますが、ディアガとは彼が現役だった頃はこの二人は「番」でした。
そのディアガが現役当時、部隊に連れてきたのがまだ子どもだったジェイド。光陽はジェイドに初めて会った時に彼に一目ぼれしてしまうのですが…。

というお話でした。

何ていうか、設定が非常に面白い。
細々した設定があるのですが、巻頭に説明書きがあるので「?」となってもそこを読めば理解できます。またさすがあじあさんというべきか、ストーリー展開が非常にお上手で読み進めていくうちにちゃんと理解できる。
色々な伏線もたくさん撒かれていて、今後どういうストーリー展開になっていくのか非常に楽しみです。

ライカンの中でも主人公である光陽は希少種で、それゆえに性フェロモンを巻き散らかしたり、またライカンたちは性的な道徳観念がゆるゆるだったりするのですが、ジェイドに恋してからは禁欲してた彼が健気で可愛かった。
ジェイドのほうも光陽に恋心を抱いてるんだろうなとは思うのですが、ジェイドはジェイドで彼なりの葛藤がある模様。

初めて二人が出会ったときはまだ子どもだったジェイド。そのジェイドを庇護し、育ててきた光陽ですが、いつのまにか立場が逆転し、光陽の右腕にまで成長したジェイドとの関係にも劇萌え。

あじあさんらしく所々で出てくるギャグも面白かったし、スレイヤーズの仲間たちもいいやつばかり。ディアガと、医師であるイーラもいい味出してます。
そして、遺伝子組みかえによって造り出された故に不死身かつ人とは違う価値観を持つライカンたちの葛藤。なかなかに深いテーマで面白かった。

光陽とジェイドの恋の行方も気になるし、早く続きが読みたい。文句なく、神評価です。

14

どうか最後までこのトーンで!(懇願)

しっかり構築された世界観に、BLとしてかなり美味しい設定がてんこ盛りの洋風ファンタジーです。
ジャンル分けするなら女性向け少年マンガBL。
人為的超自然災害による都市壊滅後に作られた新世界で繰り広げられるコミカルトーンなバトルファンタジーに、ベターハーフのように惹かれ合う2人の切ない両片思いの恋愛要素を加えた、漫画としてもBLとしても満足度の高い1冊でした。

先のレビュアー様方が口々に高評価されている絵柄ですが、今回はストーリーに合わせてか、女性向け男性マンガ(ややこしいなw)風のイケメン&イケオジ揃い+動きのある絵で、画面がかっこいいのなんの♪
どちらかというと絵師さん的な美麗絵の印象が強かったあじあさんですが、これ読んでガラリと印象が変わりました。
この手の絵柄が好きな自分としては眼福です。
あと、垂れ目キャラの多さ!これ嬉しい。
中でもディアガ(主人公の元?つがいのイケオジ様)のキャラとビジュアルが好み過ぎるので、すでにもう私の心は彼のスピンオフを描いていただきたい思いでいっぱいです。
イケオジ受け見たいーーー

で、肝心のストーリーですが、
あじあさん曰く、かなり壮大な話のほんの一部を試しにBLで描いてみた実験的作品ということで、冒頭にも書きましたが、BLではあまり見かけないレベルで世界観がしっかりと構築されていまして、この世界観設定に関する説明ページを読むだけでもワクワクします。

登場人物は、獣の遺伝子を強化して人為的に作られた「ライカンスロープ」と呼ばれる、ヒトよりも身体能力がはるかに優れた獣人族(人間亜種族)たち。
「ガーゴイル」と呼ばれるモンスターを撃退するための狩人として育てられる彼等は、訓練で鍛え抜かれた身体に、元は愛玩用に作られた亜種ということで揃って美しい顔を持つ種族で、ヒトより性欲は強く発情期もあるのですが、増殖リスクをなくすために去勢された雄しかいないという美味しい設定付き。
加えて、同種の血液を摂取することで身体能力を重強化出来るとか、重強化すると耳と尻尾が生えて半獣化する(個体によっては完獣化も出来る)とか、効果を止める(=解毒)には血液提供者または自分の精液を粘膜摂取する必要があるとか、一般漫画ではまず無いBLならではの素敵設定もしっかり付いております。

と、ここまで読むと如何にもあじあ作品っぽい「禁欲?ナニソレおいしいの?」的なエロエロBLが展開されそうな雰囲気なのですが、いざ読んで見ると意外にも中身はとてももどかしいピュアラブストーリーなのです!
発情抑制シートなる薬に頼ってまで避けられない発情をむりやり抑えて、振り向いてもらえない相手のことをずっと想っている光陽(主人公/表紙の人物/元ビッチ)が泣けます。
「解毒」のためにセックス紛いの行為はしてもらえるのにセックスはしてもらえないってそれ余計辛いじゃんかぁ…>_<…
と光陽を不憫に思いつつ…
光陽とジェイドの擬似セックスシーンのドエロさよ…!(ヨダレ)
いやいや、つーかさ、そこまでするならヤりなよ(逆ギレ)
(腐女子の煩悩、理性では抑えられず)

そしてバトルシーンのロックンロールっぷり(=猪突猛進で傍目にはアホっぽい)がこれまたツボでw
盛大にハジけてますw
画面が楽し過ぎ!

しかしジェイドは何に拘ってるんだろう…
光陽につがいがいること?
…だけじゃなさそうだよなー
長命でほぼ不死身で生殖機能のない種族というライカンの生体設定が絡んでくるのかな。
あとがきを読んでいると、深いしっかりとした愛のお話が読めそうで期待が高まります。

1巻なのでストーリーも恋愛サイドもまだまだ序章って感じなのですが、これまでに読んだあじあ作品の中で一番ハマりました。
このトーンと絵柄で是非とも最後まで描き切ってほしい!!
光陽どうか最後までかっこいいままでいてくれ〜
2巻が楽しみです!

14

みみみ。

ねぎま様

コメントありがとうございます(^^)
思いのほか自分的に大当たりだったので興奮気味にレビューしたらなんか色々溢れちゃいました。
長々読んでくださって光栄です!
いやもーほんとあそこまでしておいて最後のその一線を越えないことに何の意味があるのかと冷静に問い詰めたいですw
ストーリーについては尻切れになっちゃわないことを祈るばかりですね。
ゆっくりペースでもいいから是非最後まで!

ねぎま

みみみ。様

私の思いの丈を遥かに凌駕する素晴らしいレビューを拝見して思わずコメントしてしまいましたっ( ̄∀ ̄*)ゞテレ
本の内容もきちんとご説明しつつ、みみみ。様の想いがあふれまくりですね。笑
『いやいや、つーかさ、そこまでするならヤりなよ(逆ギレ)』
に、大爆笑でした!!!
えぇホントに。ホントにヤりなよ!!!って声を大にして言いたいデス。笑
久々に表紙買いして当たった!って思える作品でした♪
盛大に広げられた世界観の風呂敷がとっちらかないことを切に願いますっ。
みみみ。様のおっしゃるとおりこのままのトーンで突き抜けて頂きたいですよね。(^^)
あ。ディアガのスピンオフ・・・・。私も希望です。笑

神が降りたもうた!

​ 好きなものてんこ盛りきたー!!わたなべあじあ先生は私にとって掴みどころのない不思議な作家様です。先生の描かれる絵柄が大好きで、いつも格好いい男たちにくぎ付けになってしまいます。エロスもとても妖艶で生々しくて耽美で、全ページカラーで読みたいぐらいです。だけどお話が進むうちに受けがなぜか幼児化してしまうあじあ作品が多くて、最後の最後で中々『神』評価にならないのですが、『ROMEO1』には文句なく『神』を付けたいです!
 美しくて逞しい男だらけのこの世界。最初に世界設定の説明書きが数ページあるので、読むのが面倒だと思う方もいるかもしれません。でもね、この説明、そこまで真剣に読んでなくても大丈夫です。ざざっと目を通して、まずは読み進んでください。そうすれば魅力的なキャラが現れて、「どんなひとだっけ?」とか「どういうこと?」と興味が出て来て、何度も戻ってはしっかりと説明書きも読んでしまうことになりますから( 艸`*)
 奔放なのに運命の相手には純な光陽と、自分を律しながらも光陽に強く惹かれるジェイド。エロくてもどかしくてチクリと痛くて、とっても萌えます!その他のキャラ達もエロくてかっこいいのー(//∇//)
 上書きされた光陽の匂いに気付いたジェイドはどうなるのか!?続巻が待ちきれませーん!どうか光陽が幼児化しませんように!世界観を貫いてくれますように!!!

13

迷宮のリコリス

みみみ。さん

これめっちゃお勧めです。男どもがかっこいいのです~!!
私にもショタ化がネックなあじあ作品ですが、
色っぽい男を描かせたらピカイチな作家様なので、
『ROMEO』に出てくる男たちの色目にくぎ付けです\(//∇//)
大みそかなので見る人もいないだろうとあげたレビューにコメントまで頂いて、嬉しかったです!

みみみ。

迷宮のリコリスさん

私もあじあさんの美麗な絵がとても好みなんですが、それだけにいつもどんどんショタ化してしまう受に萌度がひとつ減ってしまって…^^;
これも買おうかすごく迷ってたのですが、リコリスさんのレビュー読んだら俄然読みたくなりました(≧∇≦)
素敵レビューありがとうございました!

何回読み直したかわからないほど好き

こういったレビューサイトを見ていると、精神の許容を萌えが上回った時に、「心のち◯こが勃った」と表現されていることがあるのですが、今までそれを見ても何言ってんだコイツとしか思ってなかった私が、この作品を見て心のち◯こが勃ちましたね。
この作品を産み出してくれたことを神に感謝しようと思ったのですか、神に感謝してもしょうがないので、できることなら作者様の足元に跪いて足を舐めさせて頂きたいほど心動かされました。それは逆に失礼か。
絵柄も話の展開も設定も、何もかも自分の嗜好に添いすぎてシビれました。
しかし、これを見て感動した翌日、友人に勧めたら、速攻趣味じゃないと返事が返って来たので、やはり合う合わないはあると思います。
まずはこの世界観に入り込めるかが重要です。
そのためにはまず一番最初の設定をよく理解した上で読み始めることをおすすめします。

ROMEOの世界では、人々の生活を脅かすモンスターが生存しており、街や城を守る部隊やモンスターを殲滅する戦闘部隊が遺伝子組み替えによる獣人族(ライカンスロープ(ライカン))達で結成されています。
受けの光陽はライカンスロープ(ライカン)で長命のほぼ不死身です。
そのなかでも希少種の光陽は、とても強力な性フェロモンを持っています。
モンスターと戦うときに重強化(ドーピング)するときは、他人の血液を摂取するのですが、解毒には提供者の精液(または自分の精液)が必要。(つまりおセックス)
(ちなみに解毒しないと、辺りにフェロモンを撒き散らして大変な事になる。)
ここら辺まで読んで、ななななな、なんてエロに特化したエロ設定なんだwギャグか?ギャグなのか??w
と半目で読み始めたのですが、全然違った。至って大真面目な両片思い物語でした。
で、主人公 光陽(受)は、一目見た時からジェイド(攻)が好きで、結ばれたいと思っています。
が、光陽にはすでにディアガという番がいて、ジェイドにとって光陽とディアガの関係は理想のカップルそのものの姿。
(ちなみに光陽とディアガの関係は、番といってもゆる〜いもの。
ディアガも、光陽が「運命の相手(オンリーワン)」を見つけるまでの関係だと割り切っています。
しかも、とっくに2人は番の関係を解消してるんです。)
ディアガがある理由でセックスできない身体なのもあって、ビッチだった光陽はジェイドの為に貞操を守ってます。が、
ジェイドも光陽のことを憎からず思っているのに決して手を出しません。
この 「決して手を出さない」状態が本当に切ない。
具体的には重強化してフェロモンムンムンの光陽を目の前にして、光陽がどんなに望んでも、ジェイドは決して挿入しないんですね。
光陽を抜いてあげて、自分も精液を提供するだけ。
なのに、ここの描写がエロい。
挿入しない癖に他の奴とセックスして欲しくないジェイドは、重強化の相手を他に譲りません。

でもある時、同じ戦闘部隊に属するリカ(光陽のケツをずっと狙ってた)から、「ジェイドが番を作るらしい」と聞いて、「もーー、今まで貞操守ってたのになんなんだ。時間無駄にしたわほんと」となってしまった光陽が、リカと致しちゃうんです。
このリカとのおせっせシーン。一穴一棒主義の私ですらゴクリと喉を鳴らすほどエロい。100回くらい読み直した。
この人達獣人族なので、匂いでおせっせしたかどうか分かっちゃうので、あーもうこれ修羅場だな。
ってとこで
待て次回!!!!!

いや〜、ほんとシビれました。
何が痺れたって、本来なら自分にとって地雷だらけの漫画なのに(一穴一棒じゃないしネコミミだし)
そんなんミジンコほども気にならないくらい萌えまくったんですよね。

11

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