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秘密の森の魔術師はのどかを願う 下

himitsu no mori no majutsushi ha nodoka wo negau

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表題作秘密の森の魔術師はのどかを願う 下

フィオ・ラビネル・ラクシュハラ、ラクシュハラ王国第二王子
シャガール、隠居中の元英雄魔術師

その他の収録作品

  • カバー下 
  • 描き下ろし 秘密の森の魔術師は弟子と竜と戯れる

あらすじ

久々にシャガールの元を訪れたルソーにより
ラクシュハラ国の第二王子であることを
シャガールに知られてしまったフィオ。
ルソーに使った魔術のせいで家出先もバレ、
シャガールをも巻き込んでの強制帰城へ。
ところが城に到着後すぐにシャガールが倒れてしまい、
回復させるため"魔力を戻す接触"(セックス)をすることに。

王族としての立場や国から逃げ続けてきたせいで
これまでシャガールの存在すら知らずにいた自分が
好意を伝えたところで想いを信じてもらえないかもしれない
という不安を抱えていた。
"どうしたら一緒に居られるか"を真剣に考え始めたフィオの元に
国で起こっている災害の報せが入り――?


魔力不足な謎の美青年×隠居中のかつての英雄魔術師

魔力供給(セックス)による
利害の一致から始まる師弟生活の行方は――?

蔓沢つた子が描くファンタジーBL、上下巻で煌びやかに登場!!

作品情報

作品名
秘密の森の魔術師はのどかを願う 下
著者
蔓沢つた子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784801981362
4.5

(99)

(72)

萌々

(17)

(8)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
453
評価数
99
平均
4.5 / 5
神率
72.7%

レビュー投稿数4

色っぽ~

いいもの見たわー…と、読後の満足感がすごかった。上下巻だし物理的にも充実。
つた子さんの作品で一番よかった(と毎作品で思ってるな)
一コマ一コマ丁寧に描かれてるので、一コマ一コマ舐めるように読みました。
すべてのコマが綺麗で色っぽいんですよね、最高だわー。
シャガールの美人の眼鏡お姉さん感がすごくて(ちょっと傾げてて気だるげな感じたまらん)
なんでまだ神評価すくないんだろ、迷ってる人いたら今すぐ読んだほうがいいですよ。
幸せになれるから!

4

下巻も良かった〜

上下巻だと下巻で失速してしまう作品もありますが、そんな事はなく上巻の勢い以上のものがありました。

フィオ、ルソー、シャガールの三角関係の結末ですが、カバー表紙のイラストを見れば誰と誰がくっ付くか一目瞭然なわけです。そして、上巻に比べてフィオが下巻で気品溢れた凛々しい姿になってる事が分かると思います。

上巻では問題児の第二王子のフィオでしたが、下巻ではシャガールの為に天才的な魔術の腕前を見せるまでに成長してました。この辺りが凄く美しくて魔術式の発動シーンが素晴らしかったです。

下巻では新たなキャラが登場するんですが、これがまた可愛くてフィオとのコンビをずっと見てたかったです。

一旦は隠居という形で山奥でひっそりと暮らしていたシャガールが、第二王子であるフィオと一緒にいる為に必要だったのが下巻の出来事と掴んだ結果だったんです。

凄く読後感が良かったのはフィオの父親である国王や異母兄である王太子や、その子どもたち王族がフィオを愛して大事にしていたからだと思いました。そして若い頃は魔力を封じる事を選び山奥でひっそり暮らしていたシャガールでしたが、フィオと出会った事でその時に選ばなかったもう一つの選択を選んで幸せを掴み取るところが凄く良いのです。

個人的にルソーのその後が気になってしまいました。彼にも幸せになって欲しいです。

4

癖を突きまくる

イケメン、人たらし、王子、年下攻めでスパダリ設定なフィオ。黒髪、チート、ビッチな受け。出会うべくして出会い、恋に堕ちるべくして堕ちる。最高でした。上巻でも言いましたが、おセッセはハードにえちちで大変よろしいんです。大変滾ります。本当にオススメ。
あと、他の登場人物もイヤミなキャラ設定の人物はありましたが、嫌な行動をする人が居なくて愛に溢れた世界でした。ハッピーがいいです。辛いのは要りません。続編で立派に成長したフィオが読みたいです。

0

補い合う2人の想いと強さ

蔓沢つた子先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作は上巻併せて作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ファンタジー 5
ワンコ 3
エロ 3
師弟 2
な感じだと思います。

上巻に続き、魔力不足な家出中の青年×かつて英雄と呼ばれた魔術師のカプです。家出中のフィオが実は王子だと判明し、更には居場所もバレてしまい、フィオはシャガールと共に城へ連れ戻されてしまう。そこで、フィオの兄や父親が同席する会議でシャガール達は周辺諸国で起こっている災害の報せを聞かされる。

上巻の時から物腰柔らかな、それでいて魔術師時代に受けた周囲の言動から憎悪や自虐や諦念を抱いたシャガールが、王族達を前に物騒にも生き生きしています。そして様々な思惑が絡み、災害の報せに対してシャガールはある提案を言い出します。

その提案も相俟って、上巻では少なかったフィオとの絡みが下巻では多く描かれています。因みに脇役キャラのルソーとはキスをする描写はあります。少し喰えないシャガールなので、フィオのことを弟子以上に想っているのか少し分かり辛かったのですが、ちゃんと師弟以上の関係を望んでいることに安心しました。全体的にワンコ攻めなフィオですが、男前な一面も見せるので格好良いです。

個人的に凄く好きな脇役キャラのルソー。シャガールに対しての言動が棘があってツンツンしていて、デレっぽいのは余りありません。シャガールに対しての恋愛感情と言うよりも今まで面倒を見てきた相手が後から登場した人物に取られてしまうことが気に食わないと言った感じかなと思うのですが、やっぱり何だかんだほんのちょっとは好きだったのかな?若干拗らせているルソー。でも勿論メインカプはフィオとシャガールなので…。ルソーも幸せになってほしいですね。是非ともスピンオフを期待しております!

王子ではあるが生成される魔力が少ないことで逃げてしまったフィオ。フィオの葛藤を払拭するシャガールの思惑。2人の想いが大いなる力となる。最後まで目が離せない展開、読み応え充分なファンタジー作品、是非とも読んでほしいです。

1

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