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この作品、BLジャンルでの発表で大丈夫なのかな?
寿たらこさんの「SEX PISTOLS」という前例があるから大丈夫かな?
つくづく思うけど、男女がくっつかなきゃ子孫を残せないこの世界で、一方の性だけで世界を広げていこうとあれこれ考えてらっしゃるBL作家さんの頭の中って凄いと思う。
この「ROMEO」はSF混じりのかなり壮大なファンタジーだけど、あじあさんが設定資料を読者に公開してくださっているおかげで、作者の頭の中が覗きやすく、初心者でも物語に入り込みやすいのが良い。
また、本編と番外編を同時進行させながら、本編でメインのラブストーリーを展開させ、番外編で本題を掘り下げるための地ならしをされているあたりも巧いし解りやすい。
全てを本編に盛り込もうとすると冗長になりがちなSFやファンタジーの世界を巧い手法で見せてらっしゃるなぁと感心しきりです。
読者と少しでも多くROMEOの世界を共有しようとしてくださっている感じがしますね。
さて2巻。
ストーリー的には前巻第3話の続き(光陽がリカと寝たその後)から。
ジェイドの態度を決定的に頑なにしてしまった過去のエピソードから始まって、盛りだくさんの展開が待ち受けております!
ジェイドと光陽の切なすぎる両片想いの切なさ度合いは最高潮だし、今度はジェイドが半獣化してガーゴイルに立ち向かうバトルシーンは画面のカッコ良さに滾りまくるし、泣いたり興奮したり興奮しながら泣いたりと感情のベクトルがあっちこっちに忙しいったらない!
そして、この物語にとっての「始まり」を意味する光陽の妊娠。
ここに来るまでをBLだからって引っ張られたらやだなぁ〜と懸念していましたが、そんなこともなく!このあたりは同人誌発表作ということで、商業の制約に縛られることなく作家さんの好きに描けるのが功を奏しているのかな?
いよいよライカンの進化が始まるんだ!というワクワクで、ますますROMEOから目が離せません!
光陽が次に目を覚ました時、切なかった昨日までとは違う、愛情と幸せの満ちる世界が広がっていてほしいなぁ。
後半にはピアス本誌発表の番外編2編と、プラスαの描き下ろしが収録されています。
ROMEOの世界に私が本当の意味でどっぷりとハマりこんだのは、マガビーの付録(泣けるBL)に掲載された「BLUE BIRD.」を読んだ時。
なんて壮大なロマンティックに挑まれているんだろうかと。
残念ながらその「BLUE BIRD.」は今巻には未収録ですが、その代わりに「Ficus」があじあさんの可愛いショタっ子萌えを楽しめつつ、とても深いお話になっています。
ROMEOがテーマにしている「死なない世界でどう生きるか」って、それはつまり、人が絶対に避けて通れない「死ぬことがわかっている世界でどう生きるか」と正反対の問いだよなぁと。
前者を考えていけば、それはきっと後者にも辿り着けるんじゃないかなと思います。
そもそも「死ぬ」意味すら、このROMEOを読んでると曖昧になってきますしね。
生と死を超える輪廻の世界にロマンを感じるタイプの方は読んで損ない作品じゃないかな。
登場人物達の口から紡がれるセリフのひとつひとつに、そこかしこでグッとさせられます。
まだ若い光陽が最後に言う「起こったことはぜんぶ受け入れる 誰かのそうしてほしいって気持ちも。その代わりにいっぱい泣くけど」というセリフが刺さりました( ; ; )
あじあさんの作品が優しくて素敵な理由がちょっと分かった気がします。
一緒に届いた「ROMEO COLORS」をパラパラめくりながら、ますますROMEOの世界に深くはまり込んでいくのでした。
ROMEO熱はまだまだ続きそうです!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ついに結ばれた身体。
って、、喜んでもいられない展開なのが惜しい。
お互いにずっと想いあっているのにすれ違っている二人。
求めてやまないのに我慢を繰り返している。
かたや、もう他の男に抱かれなくてもいいように薬で抑制する光陽
かたや、触れることすら禁忌と言い聞かせるジェイド。
お前らどんだけ。。。
ひたすらに美しい世界観と、キャラクターにドキドキしてしまう。
激しく結ばれた後の二人。
そして妊娠発覚。
はてさて怒涛の展開からどーなるかというところですね。
早く続きが読みたいよっ(>_<)
ネタバレしてます。
この巻、自分にとって、そのネタが組み込まれるだけで評価がドン底まで落ちる超巨大な地雷「妊娠ネタ」が不意打ちのようにぴゅぴゅっと飛び出してくるのですが、そんな地雷を持ってしても神評価は変わらずです。ほんとそれを上回る萌えを頂きました。感謝感謝。
全巻、とんでもないところで「次巻につづく!」となって、心底「2巻が出た後にこの作品に出会って良かったー!」と喜びに浸りながら読み始めたわけですが、2巻を読み終えたら「何故自分は3巻まで出た後に買わなかったんだ…」と後悔しました。
タイムマシンがあったら3巻出た後に速攻飛びます。
さて、リカと光陽のあれこれですが割と早い段階でジェイドにバレます。割と早いっていうか、リカと2人でベタベタお風呂に入ってるときにジェイドがバーーンと登場します。早い!!個人的にはもっと焦らしてほしかったけどそんな個人的なことは死ぬほどどうでもいいので割愛!
この巻、ディアガが何故セックスできない(戦闘不能の)身体になってしまったのかが明かされるわけですが、その事があってジェイドは「戦う事が出来なくなったディアガを裏切るなんて許さない」と、リカと寝た光陽を詰ります。
はーーーー、せつない…
そんな険悪なムードのまま戦闘に赴く面々。前巻でマーキングしたバシリスクが現れ、光陽が先陣を切って戦います。しかしバシリスクに致命傷を与えると同時に、光陽もまた負傷して意識を失い、それを追ってジェイドも谷底に落ちてしまいます。
とりあえずこの巻で言いたいのは
帯の「ドS獣人ジェイド」とかいうセンスのない煽り文考えた人に、本当にお前は本編を読んだのか?と小一時間説教したくなった。ってことと(あれ?これ1巻の帯だっけ。センス無さすぎて即外したのでどっちか忘れました)
光陽、合体できて良かったね!!!いやー良かった良かった。死にかけてるけど。ってこと。
そうか、医療行為としてのセックスという手があったか…しかしこのセックスがエロいだけじゃなくて切ないのなんの…
そして2巻で最もびっくりしたのが、物語の中で重要になってくるであろう話を、まさかの、巻末作者のあとがきに書いてるってとこw
しかも一番最後w
誰々が誰々の過去生で〜って…この話、本編でちゃんと掘り下げてくれますよね?
ついに2人が…!
エロくて美しかったです。
光陽が「あの子だって思っていい」って泣いてたとこ…!!!そして、「シャノンって」の時のあの涙。凄く悲しいのに、光陽の想いとかがよくわかって…読んでて辛くなりました泣
でもいい辛さです。やっとこの2人のシーンを見れて幸せでもあり…
でもそんなことを思っていた矢先、光陽が妊娠?!だと?!?!
BLでの妊娠・出産が大好きな私にはなんてご褒美なんだと思いましたが、果たしてどちらの子なのか………と。。そりゃあ、、、、ねぇ、、、?
とにかく続きが読みたいです!!!
続きが気になってたんですよねー。うんうん、リカ素敵!
いつもなら一棒一穴が好きなんですがこの作品に関しては何故か許せてしまうのはなぜ?全員色っぽいイケメン揃いだから?
でもね、一巻の終わりからこの巻の初めまでは、もうリカでもいいじゃん!こんなにカッコいいんだから!と思いつつも、あれやこれやでディアガと光陽の関係とか光陽の気持ちがわかってからのジェイドの素直な態度とかみてると、そうなの!運命の番はこの子なの!ときゅんきゅんしてしまいますね。
所々に描かれているちっちゃい光陽も鼻血もんの可愛さです。そして、発情期が始まったばかりの光陽も!光陽がジェイドよりも80年近く長く生きているだけに、過去の男性遍歴が描かれていても楽しめるのはこの美しい絵と不思議な設定だからこそ。でも遂にジェイドも光陽を好きになってもいいことに気づいたんだし、こっからはただただ二人の甘い毎日になるといいなぁ。
ちなみに、リカとのことにいち早く気づいたブラも一度くらいやらせてあげてほしかったです。うえーん!って泣いてたし。