M+Mさんのレビュー一覧

妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

表紙とタイトルのインパクトがすごかった

中原先生の作品はもともと好きなのですが、今回はまずタイトルにどうした?!と驚いて、表紙イラストでぐわっと掴まれました。

腕時計、スーツ、たばこ、といういかにも働くオヤジの背中に羽根というのが良かったです。あと小説で主人公のみの表紙って自分には珍しかったので。挿し絵では、メガネをかけた阿久津と弁当持ちの犬山が好きです。

こんなイケメンオヤジがどうしてDTに?!と思っていたら、妖精にはなり…

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恋で花実は咲くのです 小説

久我有加  草間さかえ 

シリースで一番コミカル?!

新刊「片恋の病」をきっかけにシリーズを再読しています。

お笑いを舞台にした作品では一番これがコミカルだなと思いました。
「片恋の病」も、「何でやねん!」「月も星もない」もシリアスでぴりぴりしたものを感じるのですが、こちらは支配人×元芸人という支える立場だからか、ふははと笑えました。

コンビでないカップルだからか、仕事ではともかく恋愛ではそう言い争いにはなりません。芝山が口に出さず、腹…

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夢の通ひ路 小説

火崎勇  沢路きえ 

あらすじがピッタリ

本のあらすじには「夢のように心誘う、淡くせつない」とあったのですがピッタリだと思いました。特に「切ない」でなくひらがなの感じとか。

新川(受)の視点で進みます。
不運続きの新川が勤めている喫茶店に、小野寺(攻)が通ってくる話です。
最初は小野寺は自分のストーカーかもと疑っているのですが、そこから親しくなっていく過程がスムーズで良いなぁと思いました。

夢で逢っていたという不思議の理由…

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茨姫は犬の夢を見るか 小説

玄上八絹  竹美家らら 

犬四人の物語

「しもべと犬」のスピンオフですが、未読でもそれほど問題なかったです。
SM玩具エロあり、モブで数人亡くなりますので苦手な方はご注意ください。

序盤に「しもべと犬」の主役カップル智重×信乃の甘い日常があるので、読んでいるにこしたことはないのでしょうが、前作でできあがっている二人なので「今は恋人同士なんだ」とさえ思っていれば支障なかったです。ただ、閑院、桃原、大介と個性的なキャラのイラストがな…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 2 コミック

木原音瀬  羅川真里茂 

忽滑谷がカッコイイ

原作小説を既読しています。
駆け足で内容を詰め込んだという感じはせず、スーツ姿の暁とか、カッコつけてる柳川刑事とか、花冠をかぶった蝙蝠アルとか、挿し絵や原作にはない部分も楽かったです。

殺人犯に虐待されたアルの姿も、自分が怯えていたほど悲惨なものでなくてホッとしました。目玉は出ていますけれど。

個人的には、暁の友人である忽滑谷が、想像していたよりもずっとカッコイイ!と思いました。原作…

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茨姫の棺 小説

玄上八絹 

本編のその後

ルチル文庫「茨姫は犬の夢を見るか」のその後です。
正しく続編というボリュームと、それに相応しいエンディングでした。

「茨姫の棺」というタイトルの作品はなく、長編「Amazing Grace」とショート「月がきれいですね」が収録されています。「Amazing Grace」は犬姫の体調、禪の父親のことが解決されます。「月がきれいですね」は後日談のほのぼのとした日常の一コマでした。

「しも…

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ココだけCOMICフォーカス!! EXTRA 2007 特典

豪華でココだけなのがもったいない

小説の一場面を、挿し絵を描かれた先生がコミカライズしたものです。
小説1作品について、登場人物等の説明に1ページ、漫画が5~7ページでした。10本中8本が小冊子のための描き下ろしとのことです。

電子書籍のおまけで付いていないかなぁと期待したのですが、ちらっと検索した限りでは発見できず。残念でした。オチがついているわけでない一場面を抜き出したものなので掲載しにくいのかもしれませんが、この小冊…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 1 コミック

木原音瀬  羅川真里茂 

安心感がスゴイ

原作小説は読んでいるものの、随分前だったので内容うろ覚え状態でした。

原作は5巻まで出ていますがどの部分までをコミカライズするのか、原作も未完状態でどうラストが落ち着くか知らない状態なのですが、どう転んでも大丈夫だという安心感がありました。私はもともと羅川先生の漫画が大好きだからだというのが大きいかもしれませんけれど。

コミック読んですぐはコミカル度が強い?と思いましたが、原作も読み直…

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専制君主のロマンス 小説

鷺沼やすな  佐々木久美子 

甘いんだけど微妙な隙間もある二人

表題作カップルの短編5作品です。
いずれも似たような長さのショートで、二人の仲が進展していくという感じでした。

ジンクス
ジンクス2「サクラサク。」
ジンクス3「クラム ザ レインボウ」
は、雛崎(受け)視点です。抱かれるという自分に戸惑いながら受け入れます。
血が苦手な雛崎が克服しようと、風森(攻め)の傷口に口づけるという思考がちょっと突飛かなと思いましたが、それ以外は特に違和感…

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専制君主のロマンス 小説

鷺沼やすな 

同タイトル商業作品の続き

リンクスロマンス「専制君主のロマンス」の続きです。
そちらにはジンクス3.75まで収録されており、こちらはジンクス3.8、3.9、3.95、3.96と限りなく続編の4に近いながら辿り着いていない状態です(笑)

ジンクス3.8 
ペーパーの再録。雛崎視点で風森から苺をもらう話です。苺の吐息とか妙にエロく感じました。

ジンクス3.9「甘美な高速のフラグメント」
ペーパー用のもの。雛崎…

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