M+Mさんのレビュー一覧

聖夜 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  ヨネダコウ 

切なくて胸が痛い

既刊されていた2冊「名前のない色」「聖夜」に、ショート「GLAY」が収録され、ヨネダコウ先生のイラストの新装版です。

2作品とも、受けが既婚者の恋人と別れて、攻めと幸せになる話です。
ハッピーエンドなんですが、そこに至るまでがなんとも切ないです。人を好きになっただけなのに、一生懸命生きているのに、どうしてこんなに胸を痛めなければならないいんだろう?と辛かったです。

表紙めくってすぐの…

5

アイで包んでよ 小説

坂井朱生  蓮川愛 

恋人同士からのスタート

 以前ノベルズで出版されていた2作品に書き下ろしショートがついたものうですが、あとがきに寄りますと文章はかなり修正されており、イラストも全て描き下ろされたとのことなので、ノベルズをお持ちの方は読み比べると面白いかもしれません。

 恋人同士になってもうすぐ一年という状態からストーリーが始まります。いずれも浩太郎(攻め)視点で、口の悪いツンデレな篠島(受け)の言動にぐるぐる考える内容です。

1

クラッシュ 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

シリーズ最強の「攻め」

「エスコート」シリーズですが、主人公は警視庁に務める夏目です。

抱くつもりが抱かれてしまう。しかも相手は高校生?!
という内容で、自分的には「フィフス」に並ぶ、大丈夫なのか?の展開でした。

主役二人に「エスコート」シリーズの面々がどう絡んでくるのかなぁと楽しみにしていたら、榎本が登場してきて思わずニヤリ。私の恋人は14歳年上ですが、と夏目にさらりと語る場面は笑いました。

あとが…

1

木魚とピアノとおもちゃの手錠 小説

高岡ミズミ  蓮川愛 

表紙どおり!

まず表紙が素敵です!内容にぴったりで、読む前にはどんな話だろとウキウキしながら眺め、読んだ後にはニヤニヤして眺めてしまいました。

1冊すべて表題作。幸生(受け)がメインですが、安慈(攻め)の視点もあるので読みやすいです。

ただ、それにしては安慈が幸生を好きになった場面がここ!と言い切れないのがちょっと惜しいです。いつのまに?という違和感はないですが、ピュアな幸生と暮らすうちにという展開…

0

秋のときめきベストセレクション2012 特典

豪華な番外編たち

既刊文庫の番外編ショートストーリー4作品と、6作品のQ&Aコーナーという豪華な32ページです。番外編は電子書籍でそれぞれの作品に【特別版】として収録されています。

「なんか、淫魔が恋しちゃったんですけど -番外編-」
橋詰が主人公。気絶した篠澤を医務室へ連れて行った後の、三郎との甘くちょっとズレた会話です。

「手をのばせばそこに -番外編-」
冬州が主人公。墓参りに来た冬と大吾のい…

0

アシメトリー 小説

水原とほる  高緒拾 

トラウマ持ちの受け

表題作「アシメトリー」と続編「傷跡」の中編2本立てです。
どちらも香津美(受け)の視点で進みます。

「アシメトリー」は香津美が辛い経験を経て、北条(攻め)と恋人同士になる話、「傷跡」はその続編です。

「アシメトリー」では香津美が北条以外の男に抱かれるシーンが複数ありますし、「傷跡」は人前でのセックスがあります。ページをとってしっかり書かれていますので、苦手な方はご注意ください。

5

ドMとドSと、ときどきウサギ 小説

夏乃穂足  麻々原絵里依 

もっと長く読みたかった!

高丘(攻め)視点の表題作「ドMとドSと、ときどきウサギ」と、久住(受け)視点の続編ショート「ドMとドSと、ところによりジェラシー」が入っています。

普段はクールでキツい上司だけど、実はうさぎのぬいぐるみが大好きで無いと眠れないという秘密があるという高丘がカワイイです!

久住はゲイですし好きになるのはスムーズに分かるのですが、高丘が久住を年下の友人でなく恋愛相手だと思うようになったのは、…

1

ディール 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

シリーズ最強の受け

シリーズ3冊目。オーナー榎本の秘書である水嶋律が主人公です。
作者さま曰く「シリーズ最強の受け」登場です!

最初に「延清と暮らしている」というあらすじを読んで「延清って誰?」と首をかしげながら読み始めたこの作品。律の想像もしなかった辛い過去に切なくなりました。しかし、柳のような強さを持った律は素敵でした!

延清は律の飼い主というセリフもありましたが、読後の私のイメージでは、主役の延清…

2

愛なんて食えるかよ フィフスアベニュー通販特典CD 特典

笑いっぱなしの16分7秒

笑いっぱなしの16分7秒でした。
CD本編自体がそうシリアスな内容でなかったためか、本当にフリーなトークで最初から最後まで4人の楽しい雰囲気&上下関係(千葉さん最強!)が感じられる内容でした。

進行は諏訪部さん。序盤に10分程度と言われていたのですが、話が弾んだのか16分過ぎましたよ(笑)

CDラストにもフリートークはあり、その後に収録したようでそれに重ならない内容を話そうとはされつ…

1

フィフス 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

フィフスだけどシリーズ4冊目

題名には別に意味があったのですが、4冊目だよね?って思わず確認してしまいました(汗)

満を持してのオーナー榎本が主役です!
毎回私のつたない予想を良い意味で外してくださるシリーズなのですが、この作品はまた意外でした。

今までの主役達を愉しげに見ていた榎本の相手は、国会議員である14歳年上の実の叔父です。しかも17年前の15歳から肉体関係にあるという展開にビックリでした!いやいやいや、…

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