M+Mさんのレビュー一覧

ジュエリーデザイナーの交友関係(表題作 アラン・ラウとレオン・リーの場合) 小説

水上ルイ  円陣闇丸 

単独でも楽しめます!

「ジュエリーデザイナー」シリーズの番外編です。
ただ、出会いからきちんと説明を入れてくれますので、シリーズを未読でも楽しむことができます。

攻め・受けと視点を入れ替えてストーリーが進んでいきますので、互いにどういう思いでした行動なのかが良く分かって、すれ違いのじれったさ倍増です!そのじれったさも丁度良い長さで、甘くて楽しい短編集です。

御堂のセリフ「俺を最後まで抱いたことがない」イコ…

0

エスコート 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

シリーズにハマる1冊

人材派遣会社「エスコート」が舞台のシリーズの1冊目です。
2冊目、3冊目と順番が前後しても支障がない読み切りで書かれていますが、やっぱり順番に読むのが良い気がします。

1冊に中編、中編、短編ですが、そのテンポが良いです。
展開が早すぎず、長すぎてだらけることもなく。
ストーリーにぐいぐいと引き込まれてあっという間に読み終えてしまいます。そして、急くようにシリーズの別の本に手を伸ばしてし…

1

愛なんて食えるかよ CD

原作コミック丸ごとのCD

原作コミックを丸ごとCD化されています。
ただ、タイトルはカップルが分かりやすいように変更されています。

「愛なんて食えるかよ1」
18分。重行×愛「愛なんて食えるかよ」の内容。

「愛なんて食えるかよ2」
21分10秒。重行×愛の続編「君の名は」の内容。

「ねじれた音符の奏で方1」
14分09秒。和成×悠の「ねじれた音符の奏で方」の内容。

「ねじれた音符の奏で方2」…

1

唇にフェイク コミック

shiwo 

3カップルの話

3カップルの話が収録されています。
後半2カップルは「甘い戀鎖」の続編になりますので、未読ですと背景がわかりにくい気がします。

伊佐×日生
「野蛮なFAKE/DOLL」「唇にフェイク」「唇にラブフェイク」
表紙イラストのカップル。3作品で全体の3分の1を占めます。
女装とケンカが趣味のやとわれバーテンダーの日生が主人公です。女じゃなければいいのにとか、鏡の前で科を作ってみるとか、ヤク…

0

手をのばせばそこに 小説

早瀬亮  金ひかる 

無口無表情を装う受け

1冊すべて表題作です。冬(受け)の視点でストーリーは進みます。

冬は21歳で既にひとりで生き、ひっそりと人生を終えると決め、意図的に無口で無表情を装って暮らしています。そんな中、大吾(攻め)が隣に越してきて…という話です。

序盤で冬がどうしてそのような現状に至ったのかの経緯が説明されているのですが、そこで冬の思考に納得できるかがポイントだと思います。

そこを受け入れられると、大吾…

2

裁きの騎士に恋して 小説

遠野春日  蓮川愛 

面白いけれど前作ありきのスピンオフ作品

「金のひまわり」のスピンオフ作品です。

表題作と「金のひまわり」の二人のショート「厄介だが恋しい男」の2作品が収録されているのですが、表題作の仁×記章で1冊にして欲しかったなと思いました。

表題作が記章(受け)の視点で進んでいくので、ショートは仁(攻め)の視点で、記章に惹かれた理由や過程を語って欲しかったです。

前作「金のひまわり」に仁×記章の出会い編「水族館の夜」があるのですが…

1

夏陰 -cain- 小説

水原とほる  高緒拾 

バイオレンスなデビュー作

1冊ぜんぶ表題作です。雪洋(受け)の視点でストーリーは進みます。

初版2003年とのことで、水原先生のあとがきもイラストの高緒先生も初々しいです。そして、お二人の現在の活躍を予感させる見事な1冊です。

滅多にモノを欲しがらない。
一度欲しいと思ったものは、どんなことをしても手に入れる。
そのかわり、欲しいモノを手に入れるといつまでも大事にした。

そんな岡林(攻め)はカッコイイ…

3

玄関あけたら2分で野獣 コミック

楽田トリノ 

同居3Pモノ

1冊ぜんぶ表題作で、全6話プラス描き下ろし3ページです。
大地ひかる(受け)の視点がメインでストーリーは進みます。
可愛い年下受けの大地が、同居している双子の兄弟に愛されるという話です。

途中プレイでなく3人エンドでの3Pモノは、受けが片方に決められないのがどうにも図々しく思えて私は苦手なのですが、この作品の「パパとママどっちが好き?」は非常に納得できて、読後の印象が良かったです。そう考…

1

月一滴 小説

かわい有美子  花本安嗣 

不憫な受け好きにお勧め

「上海金魚」「透過性恋愛装置」のスピンオフ作品です。
長編とショート2作品が収録されています。

「月一滴-つきひとしずく-」
表題作。真面目な恋愛から遠かった二人が徐々に近づいていく様子がとにかく良いです!橋本(受け)の視点がメインなのですが、嵯上(攻め)の視点も書かれているので、惹かれあう過程が分かりやすいです。橋本が誘ったのを嵯上が断った夜の場面で、橋本は気がつかない嵯上の気持ちを推…

3

おとなの秘密 小説

石原ひな子  北沢きょう 

ワンコ保育士×真面目パパ

表題作と後日談の2作品収録されています。

「おとなの秘密」
恩田(攻め)の視点。
恩田の勤める保育園に賢が転園してきます。父親の京野(受け)の厳しい態度が気になる中、偶然出会って行った遊園地で意外な面を見て…という話です。

「おとなの時間」
京野の視点。
前作では、賢の通う保育園に勤めている間は、恩田と一線を引いた付き合いをしたいという展開で終えていましたが、その後日談です。幸…

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