ふばばさんのレビュー一覧

美童若旦那、恋慕ふは好色男 コミック

占地 

「色気」を描いて圧巻なれど

レビューの皆様みんな超高評価ですね。
えーどうしよう。私違う。
伝次くんから匂う色気は確かに強烈。
電子の試し読みを読んで、矢も盾もたまらず!読みます!って感じだったんだけど、1冊全編読んでみたら思ってたのとはちょっと違ってた。
簪職人の春助。
美しいものだけが世界の全て。女だけが欲の全て。
なのに少年の伝次の表情に心を囚われて欲望を抱くわけだけど。
春助の変心は、まあ想定内。
少…

2

秘書の条件、社長の特権 小説

中原一也  タクミユウ 

バカ殿xクール秘書

中原一也先生の2007年発表作品。
カップリングは(作者様曰く)「バカ殿xクール秘書」。
中原先生お得意の「オヤジ攻め」と違って、本作の社長はオサレで若くてヤリ手のイケてる若社長です。

まず設定として、社長秘書の白尾蓮(しらお れん)は現社長の鴉屋宗二(からすやそうじ)の父親の総帥に恩義がある。
蓮の父親は元々総帥の親友。しかし事業に失敗し失踪。その後の母子を総帥が面倒を見て。
その…

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濡れ男 小説

中原一也  梨とりこ 

あかん、あかんて…いけず

中原一也さんが好きで、過去作品を漁っていた時に出逢った作品。久々の再読。

中原作品って、「オヤジ、ノンケ、包容力ある攻め」がデフォルトの時期があったと思うんだけど、この作品は、つかみどころのない「受け」の魅力が漂う不思議な作品となっています。
そして、中原作品には多分珍しい関西弁もの。受けの楢崎が関西弁です。そしてそこが何とも言えず柔らかいようなエロいような。
しかしこの作品の場合、攻め…

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「ミッドナイトショップチャンネル」特約店描き下ろし漫画ペーパー 特典

どんな形のを買ってもまたドキドキするような気がするんだけど…

「ミッドナイトショップチャンネル」特約店描き下ろし漫画ペーパーとなります。
大きさは…私の購入した本に入ってたのは、B5サイズくらい。二つ折りになってました。
モノクロ印刷。

以下、内容となります。

↓↓↓↓

①西「あれ、まだそのメガネかけてるの? もう見えないのに」
美波「うん 形 気に入ったから」

②美波「靴 どっちがいいかなー どう思う?西さん」
西「えっと……

0

絶対逃げるけど 小説

秀香穂里  立石涼 

お気軽監禁。ってなんだそれ?

事前情報なしで読みました。
設定としては、「斬新な」監禁もの…
…というのは、監禁する攻めが受けにメロメロに恋してて、「監禁」の事実はソレとして非常に大切にしている。
一方「監禁」されている被害者の受けは、怒りなど抱きつつも、初めから攻めの後輩を憎からず思っている。
…という感じで、監禁ものの新しい視点もあってさすがベテランの巧みさ、と言いたいところだけど。
元々後輩といくら気があうとは…

0

掌の花 小説

宮緒葵  座裏屋蘭丸 

赤い爪で白い花を愛でる男

「掌の檻」のスピンオフ。
椿雪也と数馬CPにお節介した宇都木さんのターンです。「掌の檻」から順番に読むことをお勧めします。

レビューも多いので感想だけ。
攻めの菖蒲(あやめ)が「掌の檻」の攻め・雪也のキャラとかぶってる。
そこが既視感につながって、惜しくてたまらない。
菖蒲の妖しい魅力や、宇都木を絡め取っていく手管はとても面白いはずだったのに、「掌の檻」が先にあるお陰でインパクトが薄…

0

「気まぐれなジャガー 3」初回封入描き下ろしペーパー 特典

危なっかしい

「気まぐれなジャガー 3」初回封入描き下ろしペーパーとなります。
大きさはハガキ大。
グレーの紙にブルーのインクでのモノクロ印刷。

以下、内容となります。

↓↓↓↓


①ビールジョッキ片手にボ〜〜っと酔っている宗純。
宗純の困ったくせ
酔うと「俺」の認識が

②黒縁メガネの別人に
宗純「アラタ〜好きーー♡」黒ブチメガネだけになる

③新「なにしてんだよ こっち…

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気まぐれなジャガー 3 コミック

ウノハナ 

新は中ではセクシーじゃないのに表紙ではサービスしてるね

3巻は2人を取り巻く環境が変化して、付随して関係性も変わっていく巻といえるかな。

宗純はPegに加入してスターギタリストへ。
新は音楽誌の編集者へ。
新はミュージシャンとして宗純の隣にいられない事を寂しくも思い、悲しくも思ってる。でも持って生まれた才能の違いもはっきりとわかっていて、自分は演者ではない事を受け入れて。
つまりは「大人」になっていくわけ。
一方宗純も順風満帆。
不満は…

3

ミッドナイトショップチャンネル コミック

黒木えぬこ 

ひみつのお道具

すごく面白かった!読みやすいし。
この「連作短編集」という体裁はかなり好きです。
一つ一つの短編にひねりが効いていて、まとまった時に長編を読んだ時と同じような満足感が味わえる。
この作品の場合は、とてもコミカルなテイストなので楽しい気分で読めた。

「商品001:見えるメガネ」
いわゆる「言○葉」系というか…相手の心の声が見える。
これって本家小説では切ない設定だったけど、こちらでは…

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異母兄のいる庭 小説

水原とほる  あじみね朔生 

雪柳の白い花霞の中で

不憫な可哀想受けの話…そんなイメージを抱いていたので積んでいました。
受けばかりが辛い目にあう話はイマイチ趣味じゃないので…
本作は、政治家の愛人の子・志乃が、母親がガンで亡くなったことで本宅に引き取られる…という所から始まります。
本宅ではもちろん本妻さま、本宅の真っ当な長男・慎一郎、本妻寄りの家政婦たちの中で針のむしろ状態の志乃です。
志乃も志乃の母親も、自分たちの存在がどれだけ本妻に…

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