ふばばさんのレビュー一覧

「花鳥風月」2巻初回限定小冊子 特典

一見よ、何を企んでいるんだか

第2巻のエロ補給的小冊子。
糸くんが慌てて戸を閉めた事で手を挟んだ一見は、身の回りの世話をして欲しい、と糸くんとの同居に成功。すぐにいただきモード突入ですが、指の挿入とその刺激での射精で糸くんはいざ一見自身の挿入直前に寝落ち…
そのおしおきプレイとしての「一緒シャワー」がこの小冊子の内容となっております。
実際、「本番行為」はありません。
髪を洗い、スポンジに石けんを泡立てて足、ふくらはぎ…

0

花鳥風月 2 初回限定版小冊子付 コミック

志水ゆき 

沢斗と大輝の間にあったあれこれ

第2巻。
発売時、1・2巻同時発売だったのかな?だから一気に読んで凄い「持ってかれた」感があったなぁ、と。
2巻では、糸くんがどんどん一見に調教?され、火弦は諦めようとすると曜明から優しくされ、後半は沢斗と大輝の出会いと反発しながら距離が縮まりつつある描写、で構成されています。

糸くんと一見の関係は、一見が大人で優しくて甘い恋人で、初めての糸くんに急がずになんでも教えてくれる…ように見え…

0

花鳥風月 1 コミック

志水ゆき 

波乱フラグだらけの1巻

そろそろ続きが出るのかなぁ…というところで久々の再読です。
この1巻、読み返してみると、のどかな田舎描写そして数多い登場人物たちの人物紹介といったおもての面。
一方、それぞれの人物が皆、一筋縄ではいかないねじれた裏を持っていること。
それらが絶妙に配されていて、あーこれは面白いわー!となりますよ。

まず糸川くん。虫嫌いの、純朴系青年。
でも実際は大学で就活期間中に恋に憧れて訪れた二丁…

0

刺青男子 コミック

刺青アンソロジー

刺青好きとしては今更かよ、と言われそうな本当に今更の入手にて、ホクホクと読みました。
収録は14作。
やはりヤクザ関連、また彫師関連が多い印象。
また、見せたくないとか過去の過ちのような設定も多い。
一通り、収録順に記します。(作者様の敬称略とします。)

「土は天に焦がれて」じゅう
彫師志願の高校生に彫師が諭す彫り物への覚悟とは…⁈

「君の嫌いな全部と一晩」すえひろ
茶髪も…

0

長距離恋愛の孤独 下 コミック

葉芝真己 

ラブストーリーの王道

遠征続きのプロアイスホッケー選手と歯科医の長距離恋愛の物語、下巻。
「長距離恋愛」と言っても、「自宅」では同居しているんですよ。
つまり、距離があるのは2人の心なんです。
恋愛的には両想いで、恋に関しては障壁も困難も無い。しかし、2人は決して自分がこう思うから相手も同じように考えるだろう、とは思わない。だから常に相手は何を思い何を望んでいるのか、を探る距離がある。
それは一見歩み寄らない2…

0

長距離恋愛の孤独 上 コミック

葉芝真己 

ホッケー選手と歯科医の恋

こちらは2014年発行の新装版ですが、初出は1993年の発表作品です。
だから、というわけでもないのでしょうが、良い意味で少女漫画的。
ここには俺様もボコリもビッチもいません。
ノンケなのに会うたびに花を贈ってくるモテ・アスリート。
頭はすごくいいのにどこかずれてるインテリ歯科医。
そんな2人が、好きなのか?どう誘えばいい?なぜ花をくれるのだろう?いつ好きだと言ってくれるんだろう?
……

1

欺かれた男 小説

英田サキ  乃一ミクロ 

年上硬派受け

英田サキ先生お得意の警察もの。
2007年発表の表題作と書き下ろし作品1編の収録です。

「欺かれた男」
舞台は郊外の一所轄署。大きな事件は起きません。
ただ、署内の総務主任が1ヶ月前に突然自殺して、刑事の沢渡は遺族の迷惑を承知で何度も自宅を訪れていた…
…という冒頭。
沢渡は異動してきて1年。前の所属で検挙率はトップだったのにキャリアを殴って左遷され、口下手でぶっきらぼうで協調性も…

2

夏の痣 コミック

宮本佳野 

四季と共に通り過ぎていく人間模様

ザ・宮本佳野!という感じの、ゲイがいて、日常があって、寂しさや悩みや、同時にある種の逞しさを繊細に静かに描いている作品。
本作は、1組のCPがいて、その周りの人間模様を順々に描く連作的な物語です。

「夏の痣」
基本CPの物語。
高校生の由(ゆう)は男が好きなのかもというモヤモヤ、イヤ、はっきり言えば父親のいとこでゲイを公言している京介に恋していて色々悩んでいた…
…という設定。
初…

1

愛と不純なマネーゲーム 小説

秀香穂里  yoshi 

私基準トンチキ

え、え〜〜……⁈
コレは一体…どう捉えればよいのでしょう?
真面目に読んでハラを立てるべきなのか。
トンチキと割り切って、ハラを抱えて笑うべきなのか。
私は基本、トンチキ的なる作品はあまり得意ではなく読み慣れてもいないので、この作品のような展開をトンチキと認定していいのやら、それすらも自信が持てません。

それでも冒頭から中盤くらいまでは筋立てとしても破綻なく納得して読めるのです。

2

DOUBLE HOUND コミック

ハジ 

オリジナル世界観

こちら、ハジ先生のデビュー作品なんですね。
デビュー作から圧倒的な独自性がありますね。
舞台は近未来のような、アンドロイドがいて、喋るトカゲがいて、殺し屋がいて、SFやファンタジーの感じです。
潜入捜査の刑事、マフィア、男娼、の登場人物が色々駆け引きやアクションで暴れるけど、ダークさは驚くほど無くて印象はどこか軽やかで湿度が無くて、コミカルテイストでもあり。
ちょっと少年マンガっぽくもあり…

2
PAGE TOP