total review:293144today:86
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
363/364(合計:3632件)
いおかいつき 亜樹良のりかず
ふばば
誰にも言ったことのない秘密…死者の体に触れるとその声が聞こえる。 修吾はその能力をなんとか生かしたいと監察医になった。 ある事件で自殺と思われていた女性から聞こえた声。「怖い。どうして」 今まで言えなかった声のことを無条件に信じた一人の刑事。 こうして野性的な刑事と美人監察医が出会い、相棒となって新たに死体無き事件に踏み込んで行く… 事件を追う過程で殺人の陰惨さや犯人との対峙、アクシ…
今城けい みずかねりょう
ネタバレ
気楽に読めるラブコメ系かなと思い購入。実際は、イケメンで女性からモテるノンケ君が年上の物静かな男性に恋をして…という意外に切ない話でした。一貫して「攻め視点」の語り口です。 真面目な「お仕事BL」の趣と、攻め・受けの人物造形が、共に仕事に誠実に向き合い裏表や駆け引きのない「好ましいヒト」という設定なので、読む方も自然に「ふたりがうまくいって恋人になれますように」的な気分で読み進めるようになるよう…
亜樹良のりかず
ヤクザ六堂会跡継ぎ候補兵藤一樹x捜査一課菱沼和葉。 中学卒業以来会ってなかったのに、いきなりの全裸緊縛の不自然さはBLあるあるとして置いておくとして。 ヤクザx刑事の恋愛は甘くってエロくって、亜樹良先生の描く美しい筋肉の男たちの絡み(両者全裸!)は眼福でございます。(全エピソードに必ずエロシーンあり。こういうのもウレシイ) 兵藤はなかなか肝のすわった大物感を漂わせるオトコ、和葉は仕事も出来る…
「beast & feast」のスピンオフという位置付けですが、今作だけでも読めると思います。 真面目マル暴刑事長井x同級生フリーター北原(バイ)の恋模様。 同棲相手に追い出された北原が長井の部屋に転がり込んでくる。いつの間にか北原といる空間に慣れた長井だが、「元カレとよりを戻すから」と出て行く北原。元カレ?オトコ?と動揺する長井。「気が付けば北原のことばかり考えてしまっている」 ヤ…
砂床あい 小山田あみ
ワイン、秘密クラブ、SM、美少年といった一種「耽美」的な世界、それに合わせた小山田あみさんの表紙絵、口絵、挿絵が素晴らしく美麗です。 捨てられたボトム潤音の次の主は、全国規模のワインバーオーナー宗司一鷹。はじめはSMサロンのオーナーQから、ソムリエ修行を兼ねて貸し出された関係だったが…。 プロの調教師としての顔を持つ宗司はこれまではMに対して「支配と従属」のみの関係性しか持ってこなかったのに、…
タクミユウ
一読目。このヒモ男、コワイ。無神経すぎ。 二読目。なんでほだされちゃう? 三読目。司書さんの複雑さ、セクシーじゃん? 登場人物に感情移入できるようになってからは、恋情の一筋縄ではいかない感じがよく出ている!と感じるようになりました。恋は一直線、てわけじゃないでしょ?それに、行為的には司書・碓井xヒモ・嶽の固定かも知れないけど、心情的にはリバなのかも…って感じがする。 高校時代に隠れてキ…
ARUKU 雪居ゆき
ARUKUさんのファンです。原作がARUKUさんという事で手に取りました。主人公に悲しい事が起きたり、身分差などARUKUワールドが展開されています。 主人公は貧乏で、学歴もなく家族もいない、その上吃音でほとんど他人とは口を利かない。だから誤解もされている不憫のかたまりのような男の子(ねずみ、と呼ばれている)。片恋の相手は隣の家(豪邸)の文房具会社の御曹司。この悠馬が好青年ならまだ救いがあるとい…
月村奎 草間さかえ
芙蓉は不要 こんな悲しさを抱え続ける受けと、初恋の王子様との再会ストーリー。 と一括りにできる話なんだけど、読んでみると繊細で、庭に知らないうちに生えていて名も知られずに引き抜かれてしまう雑草たちのいじましさに似た芙蓉と、育ちの良さからか、一度告白した後はとてもストレートに想いを表現できる男、西澤、この二人の恋はとてもとても…甘くって気恥ずかしくって。 芙蓉が口にする数々の雑草の名前や特徴。…
富士山ひょうた
本編は、二人の仲が深まってゆくおはなし。 はじめの方はまだ攻めが「これはお互いの恋愛感情の上に成り立っている関係じゃない」なんてモヤモヤと考えてるけど、結果的には特に二人に亀裂の入るような誤解とか事件とか起こらずに、日常の積み重ねで想いが重なってゆく。ラストもこの二人は仲良く、長く続くんだろうなぁと思わせるような気持ちのいいまとまり方でした。 同時収録は2002〜3年の「恋情マッド」が2篇…
表題作は学生x社会人の、じっくり心の動きを辿りながらの深まっていく二人編。誰が読んでもキュンとしてしまう、さすがの展開です。 同時収録で2005年と2000年の作品が2点。 「猫より遠い」 体から始まった学生x社会人の、言葉が足りないがためのすれ違う想い。受けの焦りや迷い、若いがゆえの先走った絶望感。 お互い手遅れになる前に言葉が滑り出て。甘く仲直り、良かったね。 「風の音色と潮…