ふばばさんのレビュー一覧

狂い鳴くのは僕の番 コミック

楔ケリ 

愛が欲しいと心が叫んでる

オメガバースに苦手意識はなく、一口にオメガバースといっても作者さんごとに細かい設定や世界観が異なることがあるのも特に問題ありません。
最近のオメガバース作品の中でも人気の本作は、レビューに神評価が凄いですね…
エロいエロいとありますが、私の考えるエロとは違うみたい。
オメガバースだから「発情」という設定があるのは納得しています。で、その発情がきて、赤い顔をして息遣い荒く挿入挿入、というのは別…

6

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

腹黒な「犬」

「愛の言葉を覚えているかい」という題名のイメージから、優しい攻めが甘々メロメロに受けを愛して〜みたいなストーリーを予想していましたが、全然違いました!
予想通りに物語が進んでいくのは読んでて楽しいものですが、このように思っていたのとは違う展開で転がっていくのも、嬉しい裏切りとも言えるワクワク感を感じますね。

「愛の言葉を覚えているかい」
幼馴染もので、攻めはかなりのハイスペック、攻めは子…

3

愛の言霊 2 コミック

紺野けい子 

ゆるくてもほどけない結びつき

「愛の言霊2」は、「1」の前日譚でした。2人の高校時代の、友人からそれ以上の何かになっていくその流れが描かれています。

高2になって、大谷に初彼女ができる。
でも「普通の」DT男子と違って、彼女との付き合いに違和感があるような大谷。つい立花と一緒にいる方を選んで、口を開けば立花立花…
ここでも「1」で感じたNLとBLの融合点というか分岐点のような感覚を味わいました。
NL世界に生きる彼…

0

愛の言霊 コミック

紺野けい子 

喧嘩するほど仲がいい

紺野けい子さんの作品が読みたくて、まずは実写化もされているこの作品から読んでみました。
同じCPの繰り広げるエピソードを収録した短編集かと思っていたのですが、どちらかというと連作集のようなイメージ。
一読して、女の子の出番が多い。NLとBLの融合点のようなイメージ。

「愛の言霊」
私はBLに女性はイラナイ派。こちらでは男x男CPの片方に好意を抱いてる女子が登場して、ウザいわー。
でも…

0

恋する男はいつも傲慢 小説

鳩村衣杏  高座朗 

何かいいことあったの仔犬チャン?

ダメっ子がちょっと強引なハイスペック年上男性に可愛がられる、という少女漫画的なストーリー。
ですがそこはさすが鳩村衣杏先生。
どうしようもないぼんぼん育ちのボクちゃんが何も将来に展望を抱いてなかった所から、自分が興味を持っている分野に目覚め、仕事の厳しさ、その中にある楽しみを知っていく、という成長物語でもあり、お得意の「お仕事BL」のエッセンスをちりばめて、ダメっ子への反感や、キレ者社長がそん…

0

罪と罰の間 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

愛し愛される事が生きる理由。

表紙の雰囲気と粗筋そしてタイトルから、犯罪、執着、病みとかそういう内容かと思い込んで読み始めましたが、違いました。
表紙の金髪の男が、うつむいている方の中年男を救う、自分も重い十字架を背負いながら、まるで天使のように自業自得で全てを失って自殺しようとした男を再生させ、自分もまた、という物語です。
「犯罪」という意味では確かに2人が行うイカサマカジノや、攻め三沢の過去の犯罪などありますが、物語は…

1

17才の密かな欲情(小冊子付初回限定版) コミック

高久尚子 

優しさとエロは融合してるけれど

んんん〜ん……
ストーリーそのものは切なさもあり、すれ違いもあり、もちろん甘さもあり、その上絵柄はきれいで「ザ・BL」って感じなんだけど、どうだろう…萌えよりも読む事に罪悪感を感じてしまった。
私がすごく若ければ、多分「神」とか言っちゃいそうな作品なんだと思うけど、今の私の年齢的に、教師と生徒で強姦(ですよね)からはじまって、学校でもH、家に連れ帰って親に嘘吐かせて泊めてH。
こういうのはち…

1

スニーキーレッド 2 コミック

たなと 

クズxM男が甘えんぼx聖母になる話

暴力から始まった釧路x三崎の続編。
結びつきの始まりは暴力だった2人だけど、じゃあ2人にとって暴力・ボコりは必須?っていうとちょっと違うと思うのです。
釧路にとっては、気に入らない事や人、キレる瞬間に手が出る、という感じで、だから三崎と恋人関係が深まってきた時に「殴りたくない」的な態度になっていく。この辺は普通人の感覚ですね。
一方三崎が欲しいものは「激情」なのではないかしら。決して痛みなの…

4

スニーキーレッド コミック

たなと 

暴力反対!でも殴られるのが男だから平気で読める

一読して、こういう本こそ「スルメ本」というのだろう、と感じました。
多分読み手それぞれ百人いれば正に百通りの感想が出てくるだろう、と本気で信じられたし。
そしてその感想は読むたびに変わる余地のあるものだろうと感じられたし。
ここには「王道」とか「学生モノ」とか「胸キュン」とかいう、いわゆる「くくり」の一切を跳ね飛ばす、デビュー作ならではとも言えるぶっ飛ばし感がありました。
片方が片方を殴る…

2

野良猫に首輪を コミック

未散ソノオ 

首輪をつけちゃダメな猫

「上質な男とH」の絶妙な展開っぷりに驚き、作風に興味を抱いた作者様の作品です。

一読して、なんか他のBL作品とは一味も二味も違う読後感でした。
はぐらかされ、目くらましされ、すり抜けられ、爪を立てられ、甘噛みされ。
野良猫なんかじゃない。
高貴なシャム猫のような
優美なアビシニアンのような
怠惰なヒマラヤンのような
威厳あるメインクーンのような
孤高なロシアンブルーのような。

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