クレタコさんのレビュー一覧

ウスカバルドの末裔 前編 小説

たけうちりうと  雪舟薫 

前編面白過ぎるー!

帯『あなたに忠誠を捧げます……!』

ウスカバルドシリーズは現在3作出てますが、自分的にはこの「ウスカバルドの末裔」前編と後編の2作、特に前編はもう猛烈に面白くて面白過ぎるわーー!!!って位におもろかったです。
実はこういう中世風ファンタジーは基本的に食指があんま動かない方なんですが(思えば小学生の頃、指輪物語の巻頭部分にあるホビット族の設定説明段階で何度もリタイヤしてた苦い思い出があるので…

2

愛ときどき混戦 小説

たけうちりうと  真生るいす 

何から何までもう完璧!!!!

たけうちさん作品には神が有り過ぎます!
最近は新作無くてしょぼんですが、その分レビューしますですよーー!!
事故のショックで互いの精神が入れ替わってしまうというアレです、あのパターンです。

外見的にも性格的にも対照的な2人、広司[攻]はおそらく三十路前後の個人塾経営者で背が高く男前な顔立ちで性格は穏和なゲイでパートナー持ち、周[受]は百貨店経営者の末っ子で24歳にしてインテリア部門の企画…

4

胸に手をあててみろ! 小説

たけうちりうと  山田ユギ 

元尻タレと天然堅物銀行員

たけうちりうとさんは凄く文体が柔らかくて読みやすいんですよね。
美しい描写もコメディチックな描写もどれも、読んでる目から脳味噌にすっと入って来るとこが良いんですよー。

朴[受]は元尻タレのバツイチで3人の娘への養育費で、懐は寂しいものの叔父の経営するサラ金の支店と、小さいながらもリサイクルショップを経営し近所の商店ではちょっとしたアイドル的存在。
ぐうたらな面もありますが養育費と最低の仕…

2

12時の鐘が鳴る前に(新装版) 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

最初と最後が素敵です

自分はどうも小説の場合、読む時の気分や体調やら脳味噌状態に左右される事がひじょーーに多いので時間置いて3回位読みなおした作品をレビューしてるんですがこれは何回読んでも導入部分とラストが良いんですよー。
特に導入部分、幼くてアトピー持ちで再婚で義姉と義母が出来たばかりの朋也[受]が廃屋敷で叶と出会うシーンから、舞台一転して高校生になった朋也が寮で友人達と談話シーンへと切り替わりは実にスムーズでいわ…

3

背徳の夜の薔薇 小説

バーバラ片桐  高座朗 

まさに攻様!!

都会の攻様が田舎出の純粋なヒヨヒヨした子を快楽に溺れさせていくというまさにザ・攻様!!なエロエロ話です。
衆人前でのエロプレイショーに、ソフトSMまでもうエロてんこり。

純粋で素直な敦は、上京したきり連絡の取れなくなってしまった兄を捜しに冬休みを利用して東京へとやってきます。
色々調べてみたものの手がかりは「K」という店の名刺1枚のみ。
僅かな望みを胸に敦はKを訪れるのですが、会員制ク…

2

桜海作品集・追想 コミック

桜海 

作品としては中立なんですが神で

先ず最初に謝罪しておきますが桜海さんファンの方には不快と思わせる記述もあります、ですがこれが率直な感想です、ごめんなさい。
※ラストコミックである「ラディカルシークレットロマンス」と「桜海作品集・追想」2冊合わせてのレビューになります※

商業的活動は殆ど知らず、大手同人サークルの漫画描きメンバーの1人の方という認識しかなく、更に亡くなったという事も全く知りませんでした。
あとこれも正直に…

3

はめてやるっ! CD

男らしい女王様受!

男喰いの辰巳役の成田さんがもっそい良いです、男らしさと色気に溢れた演技が実にハマり役。
成田さんって攻も勿論好きなんですが、受だとアダルトな魅力満開でフ…フェロモンが…!!!フェロモンが出てるよーー!!って役が多くてもうクラクラします。

小西さんの寡黙な大型ワンコ主従ぶりと、辰巳とのヤクザ同士の男と男との任侠繋がりもたまらんです。
ガチホモっていう表現が的確なのかは分からんのですが、雰囲…

6

青の軌跡(1) 青の軌跡 CD

萩尾SF世代にはたまらんです

月人と書いてルナンと呼びます、万華鏡の様に変化する瞳をバイザーの下に隠した美しいルナンのカイ。
なんかもうこれ読んだ段階で萩尾望都SFを読んで育った世代としては懐かしさと期待でドキドキしますがな!
萩尾望都やレイ・ブラッドベリのSFが好きな方なら抵抗無くすっと世界観に入り込めるかと思います。
サイバーパンク系が出る前の私にとっては一番好きだった時代のSF、古き良きSF時代の香りがする名作です…

3

冷たい太陽 小説

月上ひなこ 

背筋がすっと伸びる感じ

この作品で月上さんを見る目が変わりました。
これを読むまではアホエロコメディ系のイメージでサクッと読めるけどそんなに好き作家さんではないなーと思ってたので、こういう切ないのも書ける方なんだなー、と。

中学3年生だった彼等は一度は恋人になるも、晴日の姉と航也の父との不倫失踪によりたった10日間でその恋は引き裂かれます。
母の故郷に行かなくてはいけなくなった航也は全てを捨てて2人でどこかへ行…

0

堕ちゆく者の記録 小説

秀香穂里  高階佑 

ただの監禁陵辱物じゃない

今まで読んだ秀香穂里さん作品の中では今作が一番傑作だと思います。

あらすじだけ言ってしまえば拉致監禁陵辱物なんですがこの作品はそれを越えてもっと深く、人の心理の奥深くまでえぐりとる様に描かれてます。
最初はAこと阿東英司[受]の日記から始まります、日付は9月1日。
この日からデザイナー英司は社長である石田[攻]によって彼の自宅の一室に特別に誂えた大きな檻へと閉じこめられ、名前も奪われただ…

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