marunさんのレビュー一覧

海辺のライムソーダ 小説

尾上セイラ  みずかねりょう 

同じように恋に傷ついた者同士

ショコラ新人賞を受賞した作品で、舞台はゲイに優しいお国のタイが舞台です。
タイと言えばバンコクあたりが日本人には有名でしょうが、この作品の舞台は
ホアヒンで日本人にはメジャーなリゾート地では無いと思うのですが、
そんな地でホテルを経営しているオーナーのケンと日本人大学生との恋のお話です。

照彰は幼なじみで親友でもある友人に裏切られ、結果的にホアヒンのホテルに
一人残されることになりま…

8

「星とボディガード」番外編 特典

ロマンチスト

グレイの顔に似合わないくらいのロマンチストブリが発揮されている番外編かも。
仕事が終わって帰って来たジュン、しかし恋人のグレイとは擦れ違いの帰還。
アパート帰りドアを開けたら「F」の張り紙の箱が目に飛び込む。

そして部屋のドアには「a」、お次が「l」と続き、ジュンは直ぐにその言葉が
自分の名前を表す「falcon」だと気がつき最後の「n」を探すが見当たらない。
グレイが仕掛けた推理の…

1

爛熟果実 コミック

ひのもと平 

甘い下克上

執事と主の下克上的な内容ですが、どこまでも甘い下克上でした。
代々星川家に仕えてきた岡崎のたった一人の主は人気モデルでイチゴが好きな雅人。
雅人都の為に年中大好きなイチゴを切らさない執事の岡崎なのですが、
大人になって独り立ちして本家とは違う一軒家に二人で暮らすようになって
その時から主の雅人に岡崎はお前を抱きたいと言われ続ける。

でもこの岡崎さん、あんまり本気にしていない感じで、困…

2

怒られて、ごちそうさま♪ コミック

高田ロノジ 

おおっと、イラストだけだと受け攻め不明

読み始めて直ぐに受け攻め間違ってないの?なんて思うくらいパンチのある受けに
ヘタレリーマン攻め&子連れバツイチの話は餌付けですかから始まります。
少年野球の監督で関西弁で怒鳴りまくる受けになる壱政。
乱暴者かと思えば気のいい八百屋さんであり料理上手で子煩悩と見た目とのギャップが
ありまくりな受け像なのです。

攻めリーマンの瀬戸は転勤族で5年前に妻に逃げられたバツイチで再婚を望むが

2

星とボディガード 小説

たけうちりうと  北畠あけ乃 

深みが増した2作目

アメリカ警護会社P3Sが舞台の一味違う海外SPを題材にした作品の2作目。
そこに書下ろしを加え、ますます深みが増した作品でした。
読み物として最高に面白いし人間描写も繊細であり、緊張と緩和のバランスが
とても優れている味わいがある作品ですが、一般的なBLとは明らかに違う匂いがする。
軽く読んで終わりと言う作品では無いので、軽めの娯楽作が趣味の人には回りくどいと
思わせる作品かも知れません…

1

ヒヨコはいつも夢見てる番外編「愛しさの形」 特典

愛しさあふれる

番外編は二人が同棲するようになって3か月くらいの話の様です。
純粋な感性を大人になっても持っている日吉はその反面繊細でもあり、
直ぐに不眠になりがちな様子が見てとれます。

それもやはり子供と同じように嫌なことがあって眠れないと言うより嬉しいことが
あって興奮して眠れない、まるで遠足を翌日に控えた子供の行動。
そして、眠れない時は大きな枕を手に田嶋の部屋を控えめにノックして添い寝を

1

ヒヨコはいつも夢見てる 小説

花房マミ  湖水きよ 

超ピュア天然ヒヨコの恋

読み応えのある厚めの冊にヒヨコ=日吉のピュアな感性と初めての恋がぎっしり
詰まった1冊です。
日吉は小さな頃から少し変わっていて、ものが生きているように感じる感性の持ち主。
本書でも記されていますが、誰でも小さな頃にごっこ遊びなどをして、
さもお人形さんが生きているみたいな遊びをしたことが思い出される内容です。
横文字で言えばアニミズム、幼児期の思考の一特徴を残している日吉が受けの話。

5

愛されたがりの嘘つき 小説

野原滋  香林セージ 

大人の駆け引き、でも本当は・・・

社長と秘書、そして駆け引きめいた遊びの大人の関係、更にそこに記憶喪失モノを
背景にした、愛し愛されたいと思いながらもそれが出来ない切なさを感じさせる作品。

遊びなれた社長とあたかも対抗するくらい大人でクールに装って、気が向いた時に
社長である朝倉とセフレのような関係を持つ椎名。
もともと椎名自身の好みが大人で遊びなれていて、仕事が出来るカリスマ性のある
男がタイプ故に、相手の全てを知…

2

白夜に青い花 特別番外編「大臣の恋人」 特典

いつのまにかスパイから一国の大臣

凄いですね、ハニートラップを仕掛けるような身体をエサにして来た過去が
まるっきり嘘のように今では一国の大臣になっているイリア。
本編で3年ぶりに再会して、女王様然とした態度で桐原を迎えに来たなんて言って、
熱く抱き合った翌日以降からの日本でのハードなスケジュールのシュート。

相撲を表現したイリアの言葉がツボにハマったりしたのですが、ハードな日程で
イリアが過労でダウンして、予定を変更…

3

白夜に青い花 小説

華藤えれな  高階佑 

裏切りと再会、消えぬ愛

作品はソビエト連邦時代、まだ東と西に分かれた時代のソビエトを舞台にした話で
今でもスパイものでは名前の上がるKGBの美しき元スパイで連邦が崩壊した後は
架空の国の軍人で大佐になっているイリアと崩壊前はソ連の外交官補として
ロシア語の勉強の為にソビエトにやって来ていて、現在はエリートから外れた
外交官として秘密裏の任務を行う汚れ役をしている桐原との再会もの。

今は無い国の話で、架空の国…

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