marunさんのレビュー一覧

錦鯉の伴侶 下巻 小説

本宮榎南  露鴨 

テンちゃん緊急事態です!

上巻で王子の伴侶として一緒に暮らしているテンですが
なにも知らない子供なので王子は焦らず甘やかしています。
それとは反面、王家の反対も相変わらずで・・・
王子はテンの為に真摯に説得を続けますがうまく行きません。
また、テンがいた黒い噂の絶滅危惧種保護センターを
取り潰す事を提案するのですがそれも反対を受け
なかなか思うように進みません。

穏やかに王子の屋敷で暮らしているテンでした…

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錦鯉の伴侶 上巻 小説

本宮榎南  露鴨 

擬人化金魚の恋

「狸といっしょ」で商業誌デビューした本宮榎南先生の作品です。
擬人化を得意としている作者のとってもピュアな
心温まるラブストーリーです。
                                 
錦鯉の王国では二十歳を迎えると占い師によって
運命の伴侶が決められ、生涯にただ一人の相手と定められる。
運命の伴侶を得られた者は生涯を幸せに暮らすことが出来る。
魚種の種類によって…

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蜜情 小説

岩本薫  北上れん 

究極の愛!そして↓やっぱりネタバレ厳禁しょ~~~

発情・欲情とシリーズで二作出て三作目が「蜜情」です。        
賀門×迅人・峻王×侑希のそれぞれを描いた合同続編。         
峻王×侑希は取りあえず困難にもめげずに一族の仲間として       
神宮寺家で暮らしていて2年目になっても蜜月状態で
峻王の侑希への執着しすぎる程の愛情も健在ぶりのようです。      
それでも愛してる故に侑希にも悩みは尽きなくて・・・
ちょっ…

3

ダイヤモンド王の理不尽な寵愛 小説

六堂葉月  明神翼 

メガトン級の愛情炸裂!!

「ダイヤモンド王の傲慢な求愛」の続編になります。
今回もコミカルなんだけどチョットだけ切ないトキメキを
散りばめた重~~い愛情爆発のお話でした。
前作よりもさらにパワーアップした攻め様の過激な愛情に
受け様も怒り爆発してますが、たまに見せる傲慢なのに
どこか縋るようにしてくる攻め様に、受け様は勝てません。
受け様の事になると心の狭さが尋常でなくなる攻め様ですが
今回は受け様にもその片…

1

楽園は甘くささやく 小説

神奈木智  サマミヤアカザ 

止まっていた時間が動き出すように・・・

傍から見たら物凄く可哀想で不憫な受け様ですが
本人の視点だけ捉えると悲壮感が少なめでとても
読みやすかった作品でした。
10歳頃から精神的に病んでいる母の為に屋敷の中だけで
過ごしてきた受け様が母の死後、遠縁の攻め様所で暮らすことに
人と会話すらした事がなかった受け様は、第一印象が良く無かった
攻め様に何となく反感を持ってしまうがそれすら言葉に出来ず。
攻め様の家は早くに両親を亡くし…

2

虜囚-とりこ- 小説

あさひ木葉  笹生コーイチ 

狂気に近い愛情から穏やかな愛情になる日は?

ローズキー文庫からの文庫化新装版&書下ろしでの再販書籍です。
昔、新書版で読んだ時もこの激しい攻め様の事が好みだったのですが
再販で再び読んで見て&書下ろしまで加わってますます萌えです。
ストーリー自体はそれ程目新しいものではなくて受け様に対する
執着愛故の行動から来る監禁凌辱系の作品なのですが
あまりにも受け様の事を愛しすぎていて何も話せなくなり
返ってそれが裏目に出て受け様を更に傷…

2

砂漠は罪に濡れて 小説

早瀬響子  実相寺紫子 

悲しいくらい誠実で健気な受けさま

文庫化になっての再登場&書下ろしをプラスした作品。
この作品の受け様はかなり酷い目に遭わされているのに
愚痴ひとつ零すことなく全ての罪を己の事として受け止める
まるで天使のような慈悲深い受け様です。
事実を話すことによって攻め様を気づ付けたくないと
過去の出来事に固く口を閉ざし、全て自分の責任と口にする受け様。
それによって受け様を幼いころから慕っていた攻め様は
余計に苛立ち、凌辱の…

3

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

切ないのにどこかほっこりするんです。

読み終わって、ラブラブハッピーエンドってイメージじゃないけど
今後もきっと二人で積み木を積み上げて行くんだろうなぁ~って
良い感じの余韻が残るお話だったと思います。

不幸な境遇から詐欺師になった受け様と凡庸な攻め様。
考えも、環境も何もかもが正反対みたいな二人の恋愛は
少しずつ進んで行きますがモヤモヤする事も無く読んでるとのめり込みます。

前半ではお互いが相手に対して秘密がある…

5

指先にジェラシー 小説

一ノ瀬智  香坂あきほ 

有りがちな展開にならない面白さ

わりと好きな作品でも、読んでるとこうなるんだろうな、って思う事が
あるのですが、この作品については良い意味で裏切られる。
初めから、どっちが受けでも攻めでもイケるんじゃ?なんて思わせるし、
受け様がクールな切れ者美人で、でもいつも白い手袋を嵌めてる。
一見したら極度の潔癖症?なんて思うのも・・・あれれ?って
また違うの??なんて事が多い作品です。
攻め様もイケメンルックスで自信過剰な傲…

1

青い鳥になりたい 小説

久我有加  富士山ひょうた 

寡黙な攻め様も良いです

「不実な男」の番外篇になる作品だそうです。
今回のディアプラスのお題は人でなしの恋だったそうですが
作家さんがそのお題に萌えを感じなくてってお話でしたが・・・
BL的な人でなしって考えると今までとは違ったイメージかな。
今回のお話では、その人でなしが受け様なんだろうと思いますが
切なくも意地っ張りな「人でなし」さんでした。
自分が幸せになれないから他人の心を弄んで憂さ晴らしをする。

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