フランクさんのレビュー一覧

とろける恋人 コミック

山田袋 

独特の感性

短編集です。

・人間×溶けたり好きなものに変身できる謎の生命体
・天使×殺し屋
・人狼×サーカスの踊り子
・アンドロイド×人間のペット
という四つの組み合わせの短編集で人外ばっかりだったなぁと思ったけど、そりゃそうか。
レーベルが人外BLのcomic marginalだもんね。読み終わってレーベルに気づいた時に、自分の感想の間抜けさに気づきました。

どれもちょっと一筋縄ではい…

7

銀座カクテル恋慕譚 コミック

梅松町江 

もうちょいセピア色っぽさが欲しいけど、楽しめます

時代は戦後、そして銀座にあるバーを舞台にしたお話です。
狐塚という名前から「キツネ」と呼ばれるバーテンと、大きな会社の後継でありながら道楽のためにボーイ見習いなんかを始めたぼんぼんの宝井。

男であるキツネ相手に熱心に口説く客の存在を知り、男色趣味なんて気味悪い…と思いつつもどこか艶っぽいキツネから目が離せない宝井。
最初は取り澄ましたやつだと思っていたけど店のオーナーにひっそりと恋をして…

2

「彼の彼氏事情」電子限定番外編「初恋だから教えてください。」 特典

ワンコからスーパー攻め様へ

電子限定の番外編は「初恋だから抱かせて下さい。」で登場したカプ・景吾と涼のお話「初恋だから教えて下さい。」です。
4ページ収録されてます。


その後の二人の様子なんですが…
「そこダメ…っ」と恥ずかしがる涼に対し「うそ 気持ちいいですよね」と手を止めずに強気な景吾。
その後も何かと「ちょっと強引なほうが本当は好きなんでしょ?」と攻める、攻める!!

涼とのエッチでDTを卒業したば…

1

彼の彼氏事情 コミック

藤峰式 

ヘタレてワンワン!

ヘタレ揃い、年下攻め揃い、ワンコ揃いで、ワンコ好きとしては口元がつい緩んでしまう一冊でした。
特に【初恋だから抱かせてください。】と【先生、好きだってば!】は一途な年下ワンコ攻めのお話で、短いけどテンポよく読めてワンコ好きなら楽しめると思います。
ちなみに「彼の彼氏事情」というタイトルの作品は収録されていません。
5つの短編のそれぞれの彼のそれぞれの彼氏事情といった意味合いのタイトルなんだと…

3

ごまかしきかないまがいもの コミック

梅松町江 

再読して評価があがった

二作品収録されています。

【ごまかしきかないまがいもの】【ままらないのはいつだって】【マジメなキミのいうことには】
デリヘルボーイを呼んで熱い夜を過ごした翌日、教室で見かけたのは昨日のミズキ…。
かなり早い段階でミズキのことを気に入って自分のものにしたいと思うようになった勇作と、徹底的に彼のことを避けまくるようになるミズキ。
客というか先生相手に普段は結構ハッキリした口がきけるし生意気…

1

添い寝ラヴァーズ コミック

イイモ 

どれも面白かった!

お名前は存じていたけど、既刊2冊はモブ姦に触手と私の不得手な分野なので、レビューを拝見するだけにとどまっていたイイモさん。
なので、このホンワカかわいらしい表紙のがイイモさんだと知って驚きました。

恐る恐る読んでみたら…どれも面白かった。
表題作は表紙のイメージそのままのほんわかラブで箸休め的存在。
残りの短編 【アンチヒーローエゴイスト】【監禁25年生活】【天国の特等席】はいずれも初…

4

オールドショコラ コミック

梅松町江 

どの短編もハズレ無しなうえ、二作目のリバが最高だった。

派手さはないけどうまくまとまった短編ばかりで、どれもとても面白く読めました。
その中でもガッツリとリバを描いた【くるりかえせば】。
リバがここにあったとは!と掘り出し物を見つけたお得感でいっぱい。
(ちるちるの詳細検索はリバにチェックを入れても、短編集の場合、表題作しか検索対象にならないようで、この作品のように二話目にリバがあったとしてもヒットしないんです…)

梅松さんの作品は五冊読ん…

5

「おおきい小竹とちいさい武田 下」電子書籍特典8P描き下ろし漫画 特典

愛がいっぱい

上巻の電子描き下ろしは小竹&武田カプだったけど、下巻は大橋&三宅カプのお話で文句なしの激甘です。

夜、エッチする二人のシーンから始まります。
真っ最中に「マンションの鍵を(不動産屋とか管理人に)返してこい」という大森。
気持ちよくってボーッとなりながらも、「俺の部屋、賃貸じゃねぇし あのマンション一棟俺のもんだし…」と思う三宅。

でたー!
実はいいとこのお育ちだと思われる三宅のお…

1

「おおきい小竹とちいさい武田 上」電子書籍特典8P描き下ろし漫画 特典

奥が深い。

8Pに渡る描き下ろしが電子特典として収録されています。

ネタバレしてます。
冒頭はコーヒーを入れて、立ち上る湯気に小竹の姿を重ねている武田の描写からスタート。

「俺の中には小竹がいる」と語る武田。
小竹が姿を消してから、小竹のことが忘れられない武田が作り出した妄想の小竹は、湯気になったり雲にして武田の前に現れるんです。
それは本物の小竹が側にいるようになった今もなお現れて、とても…

1

おおきい小竹とちいさい武田 上 コミック

重い実 

色々考えさせられる。

巨人と人間が共存しているという突拍子もないファンタジーを装いつつも「物理的にエッチのできない相手を好きになったらどうするか」「愛情と快楽は別物か」というテーマをぶち込んできてるので、あれこれ考えさせられました。

でも決して説教くさくならずにシュールな表現などで時折クスっと笑わせてくれながら読めるのがさすが重い実さん作品。

巨人族の高校生・小竹と人間の武田は体の大きさが違いすぎて恋人同士…

4
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