chikakumacoさんのレビュー一覧

その耳触らせてください コミック

海灯火 

もふもふのケモ耳は、もしかして恋器官。

半狼の高校生、碧月がとにかく可愛い。
ふわふわの髪にもふもふの大きな耳。男の煩悩、まるでCMのキツネさんである。しかも可愛い顔にメガネっ子。普段は人間のふりをしているのに、くしゃみをしたら耳がつい。飛び出してしまう、ドジっ子ぶり。可愛いの要素を盛り込み過ぎ。
そんな碧月を構いたくて仕方の無い智也先輩。そもそも智也先輩は可愛い仔犬が好き。自称もふもふ好き。恋人にもモフ感を求める言わば変態。モフ感…

3

百草の裏庭 コミック

青井秋 

ゆっくりと育まれるから。その後を知りたい、短編集。

BLあるある「Beauty and Beast」である。
丸っと表題作でお送りして欲しかった。
ヨーロッパの何処か。黒い森に棲まう、異形の男・ギーゼルベルトは、黒い肌に黒い髪。厳つい顔。頭には大きな角。ただし彼は魔法で姿を変えられた王子では無い。その見た目のせいで、森深く誰にも知られる事なく静かに孤独に生きて来た。ただマルセルに逢うまでは。
妹想いのマルセルは、病に臥した妹を救けて貰った代わ…

6

やまない不幸の終わらせ方 コミック

緒川千世 

やまない不幸がずっと終わらなくても。それでも強く生きていくから。

清竹と烏堂が社会人になって。お隣同士に住んでいて。その後のお話。
緒川先生によると、「カーストヘヴン」をずっと描いてるのがしんどいみたいで。
中休み的な感じなのだろうか。
本作にも。烏堂をグルグルと悩ませること。例えば実家が田舎で、内孫を期待する清竹の両親に申し訳なく思う気持ち、とか。自分の両親に清竹を「友達。」と紹介してしまってから。後悔してしまう、とか。割と重めのテーマも孕みつつ。
互…

7

鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰? 小説

小中大豆  みずかねりょう 

芸術家の恋人なんて、なるもんじゃねぇ!

もうね、写真家の紹惟の情緒不安定っぷりったら無い。彼に振り回される永利が不憫過ぎて。芸術家の面倒臭さを遺憾無く発揮していて。目も当てられ無い。

物語的には。今一つ伸び悩んでいた売れないアイドルの永利が、著名な写真家に見出され、スター街道を駆け上っていく、いわゆるシンデレラ・ストーリーなんだけど。シンデレラの様な、スカッと感は無い。なにせ、タイトルは「白雪姫」ですからね。
さらに、さらに、ス…

10

グッドルッキング コミック

秋葉東子 

顔が良いことは、身体に良いこと♡

顔が良い、ひたすら顔が良い事を互いに心の中で。愛でて、感謝し、敬う。
素晴らしい‼︎ 美しい事は正義だ。しかも造形的には好みがあるだろうから。あくまで、好みの顔が良い!のだ。その顔を見れば幸せな気持ちになり、心満たされる。眼福。こんな素敵な事があるだろうか。
そう言えば。最近そういう感動が無いな、と思う。あのカフェに行けば、もの凄く幸せな気持ちになれる顔の、スタッフが居たな、とか。あのイタリア…

5

年下彼氏は宅配便のお兄さんです。 コミック

湯本みこ 

好きだ好きだ、のショートストーリー・アラカルト。

思った以上にそれぞれがショート過ぎて、余韻も何も無くプツリと終わる。
とーっても短い間にヤることヤッてるのは可笑しみ。

◆ 表題作「年下彼氏は宅配便のお兄さんです。」
タイトルまんま。在宅ワーカーの羊介は、宅配便の配送員の和馬と付き合っている。
え⁈ もう付き合ってるの⁈ 話早いな!っていう、そもそもショートストーリーなので。その辺は駆け足で進行して行く。羊介が気に入っただけあって。和…

3

もも耳フェロモン 2 コミック

みなみ遥 

ケモ耳男子だらけのあざと可愛い、ラブリー。

狼(ロウ)先輩とちょっぴりエッチな事をしてしまってから、季(すもも)は意識しまくり。狼先輩のセクシーさを目の当たりにする度に、ジンジンしてしまう身体になってしまう。そんな季を「大丈夫」と、優しくしてくれる狼先輩。季の前では余裕ぶってるけども。狼先輩の方も実は意識してしまっていて。季の天然煽りには参っているのだ。
精神を鍛える事で耐えようとしている狼先輩の決意も可愛い。

ところで。本作は脇キ…

4

もも耳フェロモン コミック

みなみ遥 

ケモ耳族男子部、全寮制学園‼︎

入学早々全校生徒にサカられて追い回される季(すもも)。「桃色の耳はエロい。」という伝説が学園にはあって。季は学園中の生徒たちから狙われる。そんな季を守ってくれるというルームメイトの狼(ロウ)先輩。
硬派でイケメンの狼先輩も変な気持ちになりそうな、季のフェロモン。無防備な姿態。
フツーに過ごしているつもりでも、季は天然煽り受け。猫だけに、水が苦手。プールに慣れる為に狼先輩と特訓するものの、パニッ…

5

溺愛ハニーベイビー コミック

野宮ともか 

好きなんだから、しょーがない。

いわゆるテンプレ的な。ヘタレワンコ攻め × 黒髪ツンデレ受け。
ツンデレ過ぎる理央が自分の気持ちに素直になれなくて。ぐるぐるしちゃう。
それでも。ツンツンされても。頑張るワンコ、剛が決して諦めないという、安心感。
タイトルの甘さを期待すると、若干拍子抜けなんです。剛、ヘタレ過ぎて。
それでも諦めない、一途っぷりは「溺愛」と言っても良いかな。彼はまだ高校生ですし。
多分もうちょっと大人なら…

6

淫紋治療士 コミック

アカギギショウ 

エロにはエロを。性欲は性欲で制す。

淫紋がほわっと浮かぶ、「淫紋症」なる病気に罹ると、異常性欲に見舞われ、それを抑える、または「治療」する為には、男性に抱かれるしか無い。という、謎の世界観。
男性にしか発症しない病気らしい。「淫紋治療士」と呼ばれるセラピストと呼ばれていて、
これがタチ専のウリをやっているのと何が違うのか、まぁまぁ謎である。
あくまでお仕事。淫魔の様に、精液を注ぐわけでは無く、ゴムも装着しているので、何故治療と…

4
PAGE TOP