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表題作恋人になる百の方法

嵯峨章吾,30→31才,製薬会社社員
相原映里,17才,人気アイドルJETSのメンバー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

本当は人見知りなのに、いつまで明るい自分を演じればいいんだろう…。
人気アイドルの映里は、作られた仮面とのギャップに悩んでいた。
けれど偶然知り合った会社員の嵯峨は、映里がアイドルだと知っても態度を変えず、年相応の子供扱いしてくれる。
「君は素顔のままでいいんですよ」そう言う嵯峨の隣が心地好くて、口実を見つけては家を訪ねる映里。
ところがその様子を写真週刊誌に撮られて―。

作品情報

作品名
恋人になる百の方法
著者
榊花月 
イラスト
高久尚子 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199004308
3.2

(7)

(1)

萌々

(0)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
23
評価数
7
平均
3.2 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数3

さくさく読めてさくっと面白い

10代の人気アイドルと30代のごく普通の会社員の恋のお話です。
さくさく読めてさくっと面白かったです。
攻め受けどっちも、「相手は素晴らしい。自分とは違う世界の人だ」みたいなことを思ってるせいで、なかなか前に進めないんですよね。
受けの視点で読んでいくから受けの葛藤はよく分かるんですが、後半で明らかになった攻めのほうの葛藤も納得のいくものでした。

しかしアイドル稼業は大変だね。
受けくんの悩みって、多かれ少なかれリアルに色んなアイドルが持ってるものじゃないかなーと思いました。

0

むっつりスケベ×なげやりアイドル

一見普通のサラリーマンに見えて、実はゲイだったってオチには
ビックリしつつ、BL界じゃそんな驚くことでもなかったか...
いきなりネタバレでスタートしてスミマセンww

映理は嵯峨に家族愛と恋人としての愛の両方を見つけたんだと思います。
親の再婚で父親の愛が義理の弟と義母に奪われてしまい、
自分のことを心配してくれる優しくて大人な嵯峨に自然とひかれて
いったのかもしれません。
アイドルとして成功しつつも、本当の自分ではない「JETS」の
エーリの仮面をかぶったまま芸能界にいることに行き詰まりを
感じている時に出会った、ただのサラリーマン。
でも、彼といる時にはおバカな元気キャラを演じることなく
素の自分でいられる小さな幸せを見つけてしまい、
その安心感はいつの間にか恋に変わっていた。

口数少ない嵯峨と、アイドルのわりにネガティブ思考の映理の恋は
なかなか進展しません。
ストーカー女の妄想劇で被害を被ったり、片想い中という嵯峨の言葉を
鵜呑みにしてショックを受けたり...
嵯峨は嵯峨で、一つ屋根の下で一緒に暮らしながらも自分の気持ちに
気付かない映理にモンモンとしてるし...
そのモンモン中の嵯峨さんの心の声聞きたかったなぁ~
絶対なんともない顔して脳内はエロエロなんだよww

ちょっと気になるのが「JETS」リーダーでバイの貴史。
現在は男の恋人とラブラブみたいです。
「JETS」の中ではクールで大人っぽい彼が、
恋人の前では甘えたな子猫ちゃんになるらしい...
そこ気になるなぁ~
2人のやりとりちゃんと読んでみたいなぁ~♪

ただ、会見シーンの逆ギレに、一時話題になった某アイドルの「別に」
発言をふと思い出してツッコミ入れたくなっちゃいました。
芸能人としての自覚持てよ~!
逆ギレし過ぎでしょ!?
あんな言い方したら他のメンバーにも迷惑かかるでしょ!?

まぁ、それ以外は全体的に会話シーンが多くて読みやすく、
14歳も年上のサラリーマンになついてる映理は
かわいらしくて結構楽しんで読めました★

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リーマン×アイドル

普通の会社員・嵯峨〔攻〕と人気アイドル・映里〔受〕普通なら接点が無さそうな2人の話です。
今をときめく人気アイドルグループの一員、映里はカフェ巡りが趣味で撮影の合間に行ったカフェで、ふと煙草を吸おうとしライターを嵯峨に借りようとして未成年だろ、とたしなめられます。
それが彼らの出会い。

嵯峨は映里がアイドルだと知った後でも、ごく自然に接してくれてそれが映里には心地良く、その後も幾度か会い続けるのですね。
映里にはストーカー女性の自殺未遂スキャンダルや喫煙スクープ等色々と問題が降りかかって来るのですが、なんだかんだで最後はすっきりあっさり解決。
え、解決しちゃったの……って感じは否めませんでした。

作られたアイドル像ではなくこれからはもっと自然体で行こうと決める映里なんですが、個人的にはどうせなら徹底的にアイドル像で行ってみろよ、お馬鹿キャラに徹してみせる位のプロ根性見せろよとかちょっと思っちゃったんですがどうなのか。
そもそも自分がアイドルに求めるものがなんか違ってるのかもしれませんがなんかむしろ楽な方に逃げちゃってる感じがしちゃいました。アイドルならなりきれよ!っていう気がしちゃうんですよねー。

でもまあ年齢差カップルには弱いので、その部分は良かったです。
ぎりぎり萌……かな、中立と萌と揺れ動くけどぎりぎり萌で。
サラッと読む分にはいいと思う。

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