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表題作五千年の恋

三本木兜:高校生。アンクアテンの継子・ラーの転生。
安久アモン:転校生。ラーの弟アモンの魂の化身

あらすじ

エジプト考古学を専攻したいと願う高校生・三本木兜は、修学旅行先のカイロで不思議な体験をした。
それはまるで夢の中にいるような奇想天外なものだった。
新学期が始まって、ひとりの褐色の肌をもつ美少年が、兜の高校に転入してきた。
愛らしい瞳をもったその男子はエジプトからの留学生だった。
クラス中の注目を集めるその風体。
三本木兜も、なにやら心が騒ぐ。
留学生は、「アモン」と名乗る。
アモンは妙な感覚をもつ、浮世離れした男子だった。
やがて、兜はその魅力にとりつかれていくのだが…。
五千年にもおよぶ恋は成就するか。

作品情報

作品名
五千年の恋
著者
白薔薇明玖 
イラスト
池田和恵 
媒体
小説
出版社
スコラマガジン
レーベル
パパイヤromance
発売日
ISBN
9784796203630
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

先ず、小説として

古代エジプト王朝史に於いて美少年であったと
謳われるツタンカーメン王。
彼が仮初の体を得てこの現代に転生したのは
身も心も捧げた最愛の人である実兄・ラーとの
約束を果たす為であった。
10歳と17歳だった二人に突然訪れた別れ。
そして盟約を果たすべく17歳で事を決行した
ツタンカーメン王ことアモン。
二人の盟約は如何様にして果たされるのか…。

ボーイズラブ小説は、愛の語りである前に小説です。
歴史ミステリーも、謎解きである前に小説である
べきです。
題材だけを好き勝手に並べてみた所で、それ等が
相互作用で自然に小説になってくれる道理は
ございません。

題材は良いのです。これ以上に無いと言う程。
只、展開方法と選択されている語彙に対して課題が
相当必要であり、読者も読解力を相当に用いる
必要があるだけで。

ボーイズラブ以外の読み方を試みれば、ある意味
興深い一冊となるのやも知れませんが。

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