帰ってきた幼なじみが鬼畜に!?

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表題作ファイナル・インプレッション

俺様男・林田紘人
昔林田にフラれた中込

同時収録作品飼い犬の言い分

間野カオル 元ホストのヒモ
古市浩政 サラリーマン

同時収録作品こころにもないこと

古平 バーテンダー
荘司 サラリーマン

その他の収録作品

  • そのぬくもりに用がある
  • あとがきマンガ

あらすじ

僕がまだ何も知らなかった頃、大好きだったヒロくん。
幼い想いを伝えたまま、彼は遠くへ引っ越してしまった──。

──あれから時は過ぎ、
再びこの町に戻ってきたかつての想い人・林田は、
すっかり変わってしまっていて──!?

表題となる著者初の連載作品に
「飼い犬の言い分」
「こころにもないこと」の2作品を併録。
藤本ハルキの新たな魅力の、虜に。

出版社より

作品情報

作品名
ファイナル・インプレッション
著者
藤本ハルキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
松文館
レーベル
ダイヤモンドコミックス
発売日
ISBN
9784790122531
3.3

(14)

(2)

萌々

(2)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
46
評価数
14
平均
3.3 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数11

初☆藤本ハルキ

とっても良かったです!!どのお話も美味かったです♪
そして絵も丁寧だし、けっこう好みだったのでかハマっちゃいました!!!!

<ファイナル・インプレッション>は他の方も書かれていますが
鬼畜という程の性格の林田くんでは、ありません!!
気になるから、どう接していいのかわからずついついイジワルになっちゃう。。。www
そして初恋の人に対して、“今は好きじゃないけど、気になる”って感じの中込くんのキモチも上手く表現出来ていて、素敵な物語でした!
永遠って感じではナイような気はしますが(笑)
続の<そのぬくもりに用がある>は意外でなるほど☆

<飼い犬の言い分>は付き合ってた人が結婚するコトになって、気まぐれに近所に落ちていたヒモを拾って・・・そんな些細なキッカケから二人が前向きに生きて行くのがとても清清しかったです☆


< こころにもないこと >・・・この作品のマスターだけが惜しい!!
でもそれこそ、私には絶対に行けない領域ならではなのでしょうか?!?!

1

絶妙なさじ加減

鬼畜とか別に好きじゃないしw しかも同級生で幼なじみなのに鬼畜ってどーよ?と思ってしまったけど、藤本ハルキさんだからそんな心配もどこへやら。確かにイジワルなところはあるけど、なんかほのぼのしてる。鬼畜ではないですよ。攻めの林田くん、むしろ可愛い。好きな子をついイジメちゃうような素直になりきれないって感じかな。

そして、受けの中込くんのキャラもこれまた良いのです。ちょっと地味めな普通の男の子なのですが、とても魅力的。

私、BLで普通の男の子が鬼畜なことされてるのを見るのは今まであまり好きじゃなかったんです。女の子風のキャラとか人外がレイプされてたりするのは別にOKなんですけど、普通の子同士の話だと細部まで好みがうるさくなってしまって、大体どっかにナエ~なポイントを見出してしまってました。一歩間違うとなんだかどうしても『かわいそうな人』に見えてしまったり、都合の良さを感じてしまってましたり……。だけど、この作品の場合は、普通の男の子が受けなのに、かわいそうだなんてちっとも思わなかったし、すごく自然な感じがしました。

中込くんは、攻めの林田くんのことが昔から大好きで、再会後もまた惚れて、結構ヒドイこともされてますが、どっか一歩引いたところがあって冷静に見えます。うるさくない感じなのです。ある意味かけ引き上手! 地味だけど大人になったらすごくモテそうな感じさえします。林田くんも林田くんで、優しいとこあるし! とてもステキなカップルです。

0

終わりよければ

すべてよし。

にしちゃっていいの?
ホントに、その結末でイイのーッ?

表題作は、スキなコほど無意識でいじめたくなっちゃう子供の恋のお話。
この手の話はねぇ、、、
私としては地雷系というか、萎えキャラというか、、、、

「飼い犬の~」は、公園に捨てられてたワンコ(キャバ嬢の元ヒモ)を拾って帰ったゲイリーマンのお話。
ありがちな展開の短編だけど、登場キャラ達のサラッと具合が、性格付けも、絵の薄さも程よくて、これは結構好き。

そして「こころにもないこと」
この乙女っぽい荘司くんに、ついクラッと。
絵柄としてはすごく普通っぽい、むしろぽーっとした兄さんなのに、エロカワイイのツボに入ってしまった。
へのへのもへじレベルのあっさり顔が、脱いで、エロいことするとなると、だんだん細部になればなるほどリアル(そう、そのシワの縮こまり具合とか)

中立+萌+萌2で、最後にカバーしたの4コマが萌1.5
トータルちょっとオマケで、萌×2

1

ほのぼの切ない

友人が譲ってくれた1冊です

表題作の「ファイナル・インプレッション」しょっぱなから笑ってしまいました。いくら小学生とはいえ、あのこっぴどい振られ方は苦い思い出になるでしょうね。

高校生になった中込の目の前に現れたのは、あの時自分を振った見事に性格が歪みやさぐれてしまった林田だった。

意地悪でオレ様な林田に毎回振り回される中込ですが、どんどん惹かれて行くのに戸惑いを感じながら暮らします。また、林田も本当の自分の気持ちがわからないまま中込と過ごす日常の中で答えを模索していきます。

とにかく不器用すぎる林田の愛情がくすぐったいものでしたw
非常に萌えましたよ!!互いに意地をはり、押したり引いたりの2人の会話も妙にツボリ楽しく読むことができました^^

0

素直になれないところも可愛い

表題作は俺様×ドMの幼馴染再会モノ。
以前「愛があるから」は趣味じゃない評価をしたのですが、この作品はよかったかな。
藤本ハルキさんの描かれるキャラもなかなか癖がある奴ばかりですね。
地味なくせに…(笑)
この方のここまでSの俺様攻は初めてみたかも。新鮮でした。
Sというか、【受のことが好きで好きで仕方ないけど虚勢を張ってます】というかんじ。
頑張って隠してるけど、だだ漏れだよ!!みたいな(笑)
受ちゃんもお人好しというか、仮にも昔好きだった相手だから拒めずに受け入れてそのままほだされて…という展開です。
素直じゃないくせに「オレがキスしたかった」とか言ったり、
「好きなのかはわからない」と言いつつも「他の奴なんかいらない お前がいい」って言ったり。
どっちやねん!と思いつつも、素直じゃないところにちょっとキュンとしました。
だって素直じゃないくせに顔では「好き」って言ってるようなもんなんですもん~♪
結局は攻も受のことが昔から好きだったんだよね。
ラストは三年後の二人が見られます。意外にも攻のほうが受のほうを好きですよね。
そんな二人の関係が微笑ましい。

他収録作品は
「飼い犬の言い分」
年下攻め。近所のキャバ嬢のヒモを拾っちゃうリーマン。
恋人が他の女と結婚することになって傷ついた受は、攻(ヒモ)を拾って慰めてもらおうとするのですが…。
一見自由に生きてきたのかと思われるヒモの心の葛藤とフラれちゃったリーマンの傷の舐め合いから発展する恋。
可愛らしいお話です。

「こころにもないこと」
イケメンマスターと彼に憧れる、恋人にフラれたばかりのヘタレちゃん。
ゲイであるマスターと他の男とのキスシーンを見て、自分に置き換えて妄想しまくる受。
マスターに関係を迫るが…!?
マスターがねぇ…ちょっと何を考えてるのかわからないキャラでした。
もともと気になってたんだよね、お互い?
身体から始まる恋もある、という典型的な話。

藤本ハルキさんの素朴だけどどこか可愛らしい絵柄と、相反するわりと生々しいH描写。
汁だくでもないし、そこまでリアルでもないんだけど、絵柄とのギャップがなんともいやらしい。
意外に汁だくで描かれるよりもあっさりと淡々と描かれるほうがエロく感じるのかもしれないなー

2

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