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表題作相続人は悪魔に愛される

悪魔のサタナエル
シン・トレバース ジェスロウ伯爵家次期当主

その他の収録作品

  • 相続人は浮気な悪魔を許さない

あらすじ

友人のせいで借金取りに追われ、どん底の生活を送り続けるシンの前に、ある日、奇妙な老人が現れた。そして、シンが英国貴族であるジェスロウ伯爵家の次期当主だと告げた。けれども、おいしい話には裏があった。その伯爵家には、恐ろしい秘密が隠されていたのだ。悪魔のサタナエルと伯爵家の当主は、八百年以上に亘って契約を繰り返してきて――。

作品情報

作品名
相続人は悪魔に愛される
著者
篁釉以子 
イラスト
史堂櫂 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775514023
2

(5)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
2
得点
7
評価数
5
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

悪魔なお話

悪魔と人間のお話ですが、個人的にツボで好きでした。
俺様傲慢で悪魔の攻が、徐々に受の人間に心を動かされていって、
受のせいでオロオロしちゃうようになってしまうという展開好きとしては、
楽しい1冊となりました。

お金もなく、天涯孤独のシンは、実はとある貴族の時期当主と知らされる。
そして、その貴族には、代々悪魔、サタナエルと契約しており、
願いを叶える代わりに、魂をよこせと言います。
シンは、ろくでもない男、マットに片思いをしており、
マットのために、悪魔と契約することになります。
そして、サタナエルは純潔を捧げよというのでした。
悪魔で、残忍なサタナエルですが、
どうしようもなく、両思いになるわけがないのに
健気にもマットに片思いするシンに、徐々に興味を持つようになっていきます。
そして、そんなサタナエルに、シンも。。。
という展開です。

後日談もついているのですが、他の悪魔や天使の登場人物が出てくるのですが、
できれば2人を中心にしてラブラブなやりとりをもっと読みたかったな~と
少し残念でした。

0

悪魔攻めと童貞受け

攻めが悪魔なので、エロに関してご都合設定使いまくりな感じです。
篁釉以子さんのお話にしては、エロがいつもより多めです。切ない心情が入っていてエロエロだったら、もっと萌えられたと思います。

悪魔のサタナエル 俺様攻め×ジェスロウ家当主・シン メガネ健気淫乱受け
施設育ちのシンは、兄貴分のマットの世話になって生きている。
小さい頃から守ってくれた恩があるので懐いているが、金使いが荒いジャネットとつきあうようになってからは身を持ち崩すばかりで。
悪魔のサタナエルはジェスロウ家の魂をもらい受ける代わりに、栄誉とお金を約束している。
その血縁に連なる唯一の生き残りがシンで、ターゲットにする為に接触することに。
組織からブツを盗んで追われて後がないマットの為に、シンは伯爵家の使いとしてやって来たマモーンの誘いに乗ることに。

ついに、篁さんも触手責めに手を出したのか!と興奮するシーンがあるんですが、本当にワンシーンであっさりです。手下のインキュバスが触手を使って誘惑しようとしただけで未遂で、残念な終了です。
悪魔とか人外設定で少しハードめエロを期待してしまっただけに、もっと頑張って欲しかったです。悪魔の精液効果で受けが淫乱っぽく羞恥もなく感じまくりなのも、萌えツボとずれました。
攻めが悪魔なのでナニの方も大きい設定ですが、インキュバスの薬を使ったのと一度してからは、そんなの全然平気って状態に!
狭い所を拡張して侵略していくのが楽しいのに、そういうお楽しみ感がゼロで色々と萌えが潰えました。

篁釉以子さんの作品の特徴と言えば、受けに立ちはだかる大きな障害です。
それが毎回楽しみなのに、この話では人間と悪魔の境界もあっさり乗り越えられてしまって、盛り上がり感が少なかったです。
ただの餌と思っていたのに、シンの気持ちがマットにあることを知って、嫉妬しちゃうサタナエル。
人外の存在で何年も生きている割にえらい幼い反応で、カワイイ奴だと思いました。
いい人っぽかったマットがシンに感謝もせずに性格がどんどん悪い奴になって、終いには使い捨てキャラにされたのは悲しかったです。

『相続人は浮気な~』では、すっかり尻に敷かれて、過去の浮気や愛人を咎められる始末で、ヘタレ全開になっていました。
展開がスピーディー過ぎて、切なさに浸りきる前にあっさりハッピーエンドになってしまった感じです。
受けが精神的に絶望に落とされてからの這い上がりの妙が好きなだけに、もうちょっとそこを味わいたかったです。

エロ:★3 攻め巨根設定、道具、普通
総合:★3 萌え所もしっかりあったのですが、盛り上がり不足で不完全燃焼でした。

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