源氏物語BLアンソロジー 愛欲の男王朝・恋絵巻(アンソロジー著者等複数)

源氏物語BLアンソロジー 愛欲の男王朝・恋絵巻(アンソロジー著者等複数)
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
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レビュー数
6
得点
25
評価数
7件
平均
3.6 / 5
神率
14.3%
媒体
コミック
出版社
エンターブレイン
シリーズ
B's‐LOVEY COMICS(コミック・エンターブレイン)
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784047271937

あらすじ

濃密!和風官能たっぷりでお贈りする、魅惑のBL王朝恋絵巻!!
あの「源氏物語」が、なんとBLアンソロジーになって登場!
藤壺・六条御息所・紫の上・朧月夜など「源氏物語」のキャラクターを男性化、光源氏とめくるめく男貴族同士の愛を繰りひろげます。
カバーイラストは松本テマリ先生の美麗描き下ろし”光源氏”!
執筆陣は吉野ルカ・如月清華・山田ぼたん・ぱんこ。・さおとめあげは・美寿生・基井颯乃・なかおもとこ、という豪華な1冊!!
(出版社より)

表題作源氏物語BLアンソロジー 愛欲の男王朝・恋絵巻(アンソロジー著者等複数)

藤壺・六条御息所・夕顔・紫の上・朧月夜他全八名
光源氏(源氏の君):桐壺帝第二皇子。後に臣籍降下

その他の収録作品

  • 序章【カラー】:さおとめあげは
  • 導入部:松本テマリ
  • 藤壺:なかおもとこ
  • 六条御息所:さおとめあげは
  • 夕顔:吉野ルカ
  • 紫の上:基井颯乃
  • 朧月夜:山田ぼたん
  • 末摘花:ぱんこ。
  • 花散里:美寿生
  • 明石の君:如月清華

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レビュー投稿数6

あの人が総受け!?

学生の頃、授業ですこ~し読んだ記憶がある源氏物語。私の中では恋多過ぎるダメな男性(失礼)という印象しか残らなかった人。そんな人が総受け・・・だったら!!と、すかさず手に取りました(笑)

男しかいないパラレルワールド、男と男が恋をして子どもも授かる。そんなファンタジーな世界のアンソロジーです。

それぞれの相手(攻め)と光源氏(受け)の関係がわかりやすく説明してあり、登場人物の相関図もあったので原作の源氏物語をしっかり読んだことのない私も楽しく読むことが出来ました。綺麗なカラー口絵が2枚有ったのも良かったです。

話の中では特に3つが印象的でした。
【夕顔】吉野ルカ先生のお話が切なくて好きでした。お互いの身分を隠して会っている2人。光源氏も彼といる時は、遊びまくってるな雰囲気ではなく穏やかで、夕顔(攻め)を守りたいとすら思ってくれます!良い感じの2人だなぁ~と。

優しく儚い雰囲気の夕顔は「人の心は移り行くもの、永遠なんて存在しない。」自分の心がいつか変わっていくことも、逆に光源氏が心変わりすることも、いつかあり得る。そんな寂しさと光源氏へ増していく愛しさを感じている続き時に、あの嫉妬深いことで有名な生霊が現れ・・・!?
光源氏を守れたことで穏やかに消える夕顔を見て、もがくことしか出来ない生霊は、何を思うのでしょうか?霊にまでなってしまった、あの彼の気持ちもじわじわと伝わって来て淋しかったです(>_<。)そして光源氏もこの時は切なそうで、しっとりとしたお話でした。

【末摘花】ぱんこ先生。
不器用で他の攻めキャラと比べると美しい人ではなかったそう。穏かで我慢強い姿が魅力的なのかな。
今回はコミカルな展開でワイワイしている雰囲気が素敵でした。恋愛のもつれで、切なかったりドロドロしたほかのキャラたちとは違い、光源氏も可愛く思えました。
「君の前だと格好付ける必要ないしね~」と自然体な光源氏、本当に輝いてない!(良い意味で:笑)

【六条御息所】さおとめあげは先生。
高貴な生まれで美人・賢く麗しい人なんですが、その分素直になれない悲しい人でした。お話は絵柄が綺麗でした。そして執着攻め!!最後は生霊にまでなってしまうほど・・・。
年上の自分が光源氏に夢中なことがみっともないと感じて、周囲の人間に対し嫉妬に狂う役ですが、ちょっと可哀想だなぁ~と思えました(><)
執着攻め・不憫攻めは大好きなんですけど、今回は受けがストーリーとして仕方がないですが様々な人に愛を囁くので・・・読者ですら愛らしく感じてしまう光源氏の姿には喝を入れたくなってしまいます(すいません!)

他にもいろいろな作家さんのお話が読めてとても面白かったです。結論、やっぱり光源氏は自由人でした(笑)でも彼なりに苦悩する姿は新鮮で読めて良かったです。

1

blacksima

ココナッツさま
わーわーありがとうございます&照れます!(∩´///`∩) 
ご返信ありがとうございます♪『イノセンス〜幼馴染み〜』は大好きな作品なので、思わず熱く語り過ぎて「・・・恥ずかしい!」と読み返して思っていたのですが、そのように仰って頂けてとても嬉しいです♡

ココナッツさまは小説派なんですね~(^^)小説って読み応えがありますよね!私は事前にレビューを読んでから購入する派なのですが(笑) その時にココナッツさまの素敵なレビューが決め手になったり、読み終わった後にもう一度読ませて貰って「そうそう!」とか自分では気づかなかった部分に「なるほど!」と私も楽しませて頂いています。

こちらこそ、格好良いレビューはできませんが(汗) これからも宜しくお願い致します(^▽^)ありがとうございます。

ココナッツ

blacksimaさま

こちらこそ、お返事いただきましてありがとうございます(*^^*)

blacksimaさまの『イノセンス〜幼馴染み〜』のレビューがとても素敵で印象に残っていたため、いつも拝見させていただいていました。
わたしはほぼ小説派で、読んでから他の方々のレビューを見ることが多いのですが、自分の読んだ作品をblacksimaさまがレビューされていると共感したり見方が色々で面白いと思ったりとても楽しませていただいています。
これからもよろしくお願いします(*^^*)

blacksima

ココナッツさま

初めまして、コメントありがとうございます!!ヽ(´▽`)/ マイページから来て下さったんですね~私の稚拙なレビューが参考になったようで、嬉しいです~。
面白い題材のアンソロですよね!! 総受けなんですけど、一度に言い寄られて困っちゃう~みたいな展開ではなく(笑) それぞれのキャラ×光源氏という感じでした。

ココナッツ様のコメントを読んで「彼が総攻めのお話」・・・ゴクリ。読んでみたいかも!!と妄想が広がりました(笑) ありがとうございます。

実はココナッツさまのレビューをよく拝見&参考にさせて頂いています(^////^)読みやすく、まとまりがあって素敵だなぁ~と思っておりました。
ですので、コメントを頂いた時はとても驚きました♡凄く嬉しかったです。
ありがとうございます!!!

ココナッツ

blacksimaさま

はじめまして、ココナッツと申します。
実は鳩村衣杏さんの『兄弟は恋人の始まり』のblacksimaさまのレビューからマイページへ飛び、こちらの作品に偶然辿り着きました。
こんなアンソロ出ていたんですね!驚いてしまい、思わずコメントさせていただきました。
しかし彼が総受けだなんて…どビックリです。
総攻めならばわかるーという感じなんですが(苦笑
中の内容も詳しく書いていただき、すごく参考になりました。
ありがとうございます!

ずっと気になっていたのですが

源氏物語原作が好きなので、BLになるとどうなるのか…と気になっていて、ようやく読みました。

原作に沿っているか、と聞かれたらそれはNoですが(まぁBLですし)雰囲気を楽しんだり、源氏物語のエピソードの一部を思い出させてくれます。特に、紫との言葉遊びの箇所は好きです。
どの作品でも源氏は美男ではあるのですが、どの作品にもダメ男っぷりが滲んでいる箇所があり良いですね。

しかし、時間経過的に描くのが難しかったのかもしれませんが、葵が載っていなかったことは残念でした。

1

これはいいw

仕事場、古典物を多く深く解釈する作業をしていた際、
これはwwと思い、表紙のイラストにも惹かれ購入しました。

感想:「えかった~(*´∀`*)萌」笑

出版社によっては、なんとも悲恋な主人公『光源氏』とも、
なんとも淫猥で好色男な主人公『やり○ん野郎』とも解釈できる
とにかく恋多き当時のイケメン『光源氏』。
多くの女性を抱き、そのために嫉妬で人が死んだり病気になったりと
問題児のこの青年が、BL界ではみごとに”総受け♥”となっておりますwwwww

私個人としましては
やはり原作でも有名な『御息所』の話と、
華もなく、イケメンでもないが心優しい『末摘花』の話がお気に入りですヽ(*´∀`)ノ
この二人の恋模様が、
一方は美麗なイラストとおどろおどろしい内容で、
もう一方はあっさりした描写と、絶倫忙しい他の作品の中でのほんわか話で、
真逆すぎて一番印象に残った上、とってもツボにはまりました(*´∀`*)
いや~えかった~www

でもまあこの本は
原作を一通りは知っている人にオススメですw
そうしたほうがより一層「源氏物語」が頭に入り易いかも(続き笑)
全く知らずにこれを読むのは(あまりいないと思いますが)
危険ですww

色々ブッ飛んで済ますが、なんか・・・「だいたいあってるwwwww」
と言いたくなるアンソロですかねww

2

源氏物語としては大奇書。BLだと仮定してもまだ奇書だと思う!

「男性のみが生きるこのパラレルワールドは男性同士が愛し合いやがて男子を産む世界」
この前提条件がまずびっくりだよ、ってことで。
つまり、この世界ではBLでありながらエッチすると子供が出来てしまう、と。
さらに原作では次々と女を抱いていく側である光源氏が「男に抱かれる側」であること。

この二つの前提をちゃんと飲み込めるまでに自分はとても時間がかかりました。
でも、BLの話的には「女性」の存在は邪魔なだけなのでアリだよなぁ。

男ばっかりなので恋の相手は出世の競争相手ともなりえるし、
抱かれて成り上がることも官吏として成り上がることも出来る。
政敵の家の息子だと、深窓どころか内裏で普通に会えたりする。
たとえば朧月夜のエピソードなどでは普通に昼間に廊下で会ってたりする。
いいじゃん。たとえ生理的に突っ込みどころ満載でも。

自分はブサメンだけどやさしい末摘花とそこでは貴公子の仮面を脱ぎ、
ただひたすらゴロゴロダラダラする光源氏に惹かれました。

しかし、この世界・・・攻めと受け、どっちが子供を生むんだろう?
イメージ的には受けが生むほうが分かりやすい続きけど
この物語だと光源氏、大変だぞ。

とにかくいろいろ考えさせられるのが楽しいといえば楽しいし
難点といえば難点なので評価は控えめにしときます。
妄想の翼羽ばたく本であることは間違いありません。

0

光源氏総受け!

ついに、源氏物語でやっちゃいましたか!
いつか、いつか、源氏物語でBL本が出版されるのでは?と思っていたのですが、なかなか今まで無かった。
・・・ので、ちょっと嬉しいアンソロジーでもあります。
しかし、1人の作家さんが描くのではなく、アンソロジーという作りなので、あまり期待せずに購入。
しかし「これは!!!!」と思わせられる当りのアンソロジーでした。
初っ端のカラー頁で世界観が語られます。
男だらけの源氏物語パラレルワールド、男と男が交わってやがてやや子を産むのだそうですよ!
源氏物語を読んだことがあれば、なおのこと楽しめるし、読んでいなくても大丈夫だと思います。

受け身が男と女では感じ方もずいぶんと違います。
原作たる源氏物語では、光源氏が姫に文を送り通い、時には強引に迫るというイメージですが、この作品では光源氏の性格がやんちゃで身勝手な部分があり相手を翻弄しちゃう小悪魔的要素を兼ね備えた愛さずにはいられない人。
なので、光源氏自身も勿論迫りますが、姫・・・じゃなかった、お相手の公達からもぐいぐい迫ってこられる。
そして相手を翻弄するけれど、自分もちょっと翻続き弄されたりという場面があってか弱き姫に「よいではないか、よいではないですか!」とぐいぐい行く私の中の光源氏像が少し変わったりもしました。

お話は全くBLオリジナルではなく、それぞれの姫(本作では男ですが)の話を原作たる『源氏物語』をアレンジしている感じとでも言えば良いのでしょうか?
独自の解釈を加えているという文句が付いておりますので、読んでいて「うんうん、そうそう、だいたい合ってる。」と頷きながら読んでおりました。
それぞれの話の頭にそれぞれのキャラの説明もありますので、原作の源氏物語を読んでいなくても大丈夫な所も嬉しいところかと。

私は原作の源氏物語の中で、一番好きな話は『六条御息所』です。
光源氏と関係を持つ人たちは、どなたも情が深く、一心に切なく光源氏のことを思っていたでしょうが、情に深く業が深い六条御息所が一番印象深い。
初めて読んだ時も、再読した時も、一番印象にのこる姫でした。
BL源氏物語の中で描かれた『六条御息所』も原作イメージを損なうことのない情と業の深さが読み取れて満足です。

2

帯に多分偽りなし

帯に「超訳!?」の文字が躍っているのを
如何受け止めるか。
あの源氏物語を安易にBLにしても面白味なんて
出ないだろうと思ってかかる方にしてみると
鼻で笑ってしまう様な謳い文句でしょう。
しかしてこの謳い文句、実はとても深いもの
でした。

源氏物語の主人公・光源氏と言う存在を
如何解釈して臨むかで源氏物語の読み方は
変わりましょう。
実際今迄の源氏物語講釈は光源氏を一人の
雄と解釈して進行し、結論を出そうとしていた
ものが多かったと愚考します。
其の解釈にこの一冊は図らずも新風を
吹き込むのでは無いか、と思うのです。
光源氏こと源氏の君を一人の受けと設定する
事によって。

左様、このアンソロジーは光源氏総受けと
言う設定の下各挿話が進行します。
それは本当に新釈なのか?
原典に何かの違和感を覚えた方はこの一冊を
読んで原典を読み直してみてください。
何かの扉が開く筈です。

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