嘘つきな満月

ussotsuki na mangetsu

嘘つきな満月
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ハイランド
シリーズ
Laqia Novels ~ラキアノベルス~ (小説・ハイランド)
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784894860216

あらすじ

義兄・潤との再会に胸を高鳴らせる抄。でも意地っ張りな性格のせいでどうしても素直になれない。調子のいい潤に素直になれない。しかし潤がふと見せる真剣な瞳に惹かれる気持ちは止められず、必死の想いで気持ちを伝える決心をする。そこへ潤の恋人という可愛い少年が現れて⁈ショックで動揺する抄に潤は突然キスしてきて…!
満月の夜、二人の心が一つにとける。「今宵の月のように」シリーズ第2弾!

表題作嘘つきな満月

長男 小泉潤30歳、ホテル小泉館のシェフ担当
次男 小泉抄 25歳、ホテル小泉館のホテル経営担当

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

シリーズものの楽しみ

『今宵の月のように』の第2弾。
前回は小原兄弟の三男裕の初恋でしたが、
今回は長男潤と次男抄のお話でした。
兄弟で?っと思いますが、小原四兄弟のうち潤以外は養子なので、ガチ兄弟の恋愛ものではないです。
ちなみにこの兄弟、血は繋がってないんですがとても仲がいい。
4人ともキャラが違うのでうまいバランスとなっています。

抄は10歳の頃に小原家にやってきたので、自分を引き取ってくれた小原の両親に迷惑をかけまいと、辛い事があっても表に出さず、我儘言いたい時や甘えたい時があっても我慢をして、いつも小原家の為に頑張ってきた物静かな健気な子。
そんな抄を唯一理解していたのが長男の潤。潤は飄々としており、1人の女性と長続きしないという一見無責任な軽い男に見えますが、決してちゃらんぽらんな訳ではなく、優しくて懐深くって、幼い頃は抄が泣きたい時に家族にばれないように行く場所に偶然装って一緒にいてあげたりと、抄にとっても兄弟にとっても頼りになる存在。一度家出をしており、しばらくいなかったのですが…でもやっぱり帰ってくるなり両親なき後に起こった「小泉館」閉館危機を救って、才覚発揮して「小泉館続き」を存続させる等、やっぱり皆の頼りになる兄貴!であるのです。

ですが、抄にとっては過去に一度家出をした潤にわだかまりが消えていない。突然惚れた女を追いかけて家出して、家出した後は音沙汰無し。兄のお陰で小泉館を存続出来たと感謝の気持ちはあるものの、ついつい口論となってしまいます。

といってもそれは逆に、いつも物静かな抄が潤には素で自分の感情を出せるって事でありまして。

今回は潤が莉大という少年をホテルに連れてくる所からお話が動き始めます。
莉大に自分の部屋を空け渡して、潤は抄の部屋に転がり込むっという事になったもんだから、抄の気持ちは穏やかじゃない。潤に馴染んでる莉大を見てるだけで複雑な気持ちになってしまうのに…と…
やっぱり抄は潤の事が兄としてというより、恋愛感情であり、自分でもその事は認めているものの小原兄弟の輪を乱したくない。しかも末っ子の茗はまだ高校生で、三男裕に男性の恋人がいるとしても(前作)、今度は兄弟同士っというのはあまりにもショックは大きいはず。
潤に優しくてされても、莉大と仲がいいところを見たとしても、自分の気持ちは隠さねばと、誰もいない所で潤に対して「本気…ですよ」と誰にも言えない言葉を呟く抄はせつないです。

そんなこんなで起承転結の転の展開で莉大が「俺は潤さんが好きだから」発言も飛び出し、ついに潤と抄の関係は進むのですが…でもやっぱり抄は弟達にどう接すればいいのか解らなくてと、もう少しだけお話は続きます。
この解らなくなっちゃって…という所、読んでて楽しかったですね。本当に抄は健気というかなんというか。後やっぱり「なんて説明しよう…これからどうしよう…」は読んでて無条件にドキドキしてしまいます。
最後の最後はすべてが丸くおさまり、これからも小原館は弟達の助けを借りながら、ケンカしながら、ラブラブに2人は小原館を育てていくんだろうなっという楽しくあったかいお話でありました。

この前の「今宵の月のように」を読んだ時は、ちょっと中途半端にすべてうまくいきすぎ感を感じてしまい、あんまり好みじゃなかったんですけど、今回は前作で関係も理解してるし、また、前作で解らなかった所も解ってくるので、前作よりも楽しかったです。やっぱりシリーズものはその楽しさがあるよなー、そう思うと1作目は分が悪い?なーと思いました。
後は潤が抄の事で悩んでる所があまり表に出てこず(そこがいいとは思うのですが)、抄をドキっとさせるエピソードの方が多いで、ちょっと苦労なく抄とくっついた感じがして、潤視点から見ると、最後はあまり感動はなかったかな。
また、最後、実はここもあそこも繋がってましたっという展開にちょっと好みが分かれるかなっと。無理に皆が皆「実は…」じゃなくてもいいなーと私は思いました。

次はシリーズ最後で莉大のお話。
実はもう読んじゃってまして、改めて思ったのは、さっきも書きましたがシリーズものの醍醐味かなー、私は3作目が1番楽しく読みました。莉大、こんな一面があったのねと読んでて楽しかったです。

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