おまえが下僕を選んだのではない。私が主人を選んだのだ。

おまえ、私の主人になりなさい

おまえ、私の主人になりなさい
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レビュー数
3
得点
20
評価数
6件
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ブライト出版
シリーズ
ローズキーノベルズ(小説・ブライト出版)
発売日
価格
¥857(税抜)  ¥926(税込)
ISBN
9784861232077

あらすじ

特別な血しか飲む事ができない零は三百年を生きる誇り高きヴァンパイア。五十年もの間『食糧』に巡り逢えず、いよいよ死を覚悟した時、現れたのは建築デザイナーの陽司だった。運命を確信した零は正体を見せつけるが、傲岸不遜な陽司はまったく信じてくれなくて!? それどころか血がほしいなら「下僕」になれと言う。家事などした事もないのに始まった共同生活は、次第に不思議な絆を生み―けれど、零を捕らえようとする白衣の男が現れ…!.
(出版社より)

表題作おまえ、私の主人になりなさい

高遠陽司 建築デザイナー 28才
ノーリ・零 300年生きてきたヴァンパア

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レビュー投稿数3

食糧×バンパイヤ

人外物好きとしては、見逃せないストーリです。

純潔なバンパイヤであるが故に、特別な血しか飲めない零(受)は、
その特別な血が見つからず、飢えているところに偶然
デザイナーの陽司(攻)と出会う。
この陽司が特別な血の
持ち主なのですが、陽司も、単なる餌に落ちません。
飲ませてやるから、俺がご主人さまだ!となるわけです。

よくあるバンパイヤものの中で、いいな~と思ったのは、
「特別な血」という設定です。
終盤まで、
主人公たちは、何故特別な血があって、
陽司やその前に食糧であった人が特別であったのかが
分からなかったのですが、
その理由は、「特別な血の持ち主は、零と一緒に生きようとしてくれる人」
だからというのです。

あんまり、運命運命したのものは、好みではありませんが、
なんとも、素敵な設定でした。

1

ある意味、俺様×俺様?

作者さん初挑戦のヴァンパイヤものということで、ヴァンパイヤ好きとしては手に取ってみました。
ロシア貴族の血を引きヴァンパイヤの始祖の血を持つ純血と呼ばれる、ある特定の血しか受け付けないという零は、高貴であるだけに貴族的な不遜な態度。
片や、その餌に選ばれた建築デザイナーの陽司も傲慢な態度。
二人の出会いの場面など、高慢のガチンコ対決で思わず漫才かと思うような愉快さが!
しかし、零は不遜なだけでなく柔軟性もあり、陽司への感謝から健気な態度を見せたり、
陽司は実はツンデレな部分があってみたりと
シリアスな中にも甘さを含む展開のミックス度合いのバランスが実によかったです。

零は齢300年を生きるヴァンパイヤだが、ある特定の餌しか受け付けないことから、50年来、その特定の餌に出会っておらず、唯一の仲間(雑種)であるモデルの閃の世話になるのは忍びなく、その弱った体力から一人でひっそりと最後を迎えようと、夜の街へ抜けだす。
死に場所を求めた先で偶然出会ったのが建築デザイナーの陽司だが、彼に会った途端、”特定の餌”の直感を得て、自分の下僕を命じる零だが、
彼がヴァンパイヤである続き証拠を見せられても動じない陽司は、血を与える代わりに下僕になれと言う始末。
血の欲求に耐えられなくなった零は彼の下僕になることになる。
しかし、人間の生活などしたことのない零は家事能力がなく、失敗するとお仕置きと称して、自分の酷い目にあった過去を陽司に話すというお仕置きが。
吸血行為の際に訪れる欲情にとまどいながらも、彼等は良好な需要と供給の関係を続けていたのだが・・・
閃と零には、50年前から彼等を執拗に追い続ける男の存在があったのだが、その男の孫が、再び彼等に魔の手を伸ばそうとしていた。

比較的軽めなので、陽司がどうしてそんなに傲慢な態度なのかとかの過去話もあったりするが、一番のポイントは
零に必要な『特定の餌』の意味が一番重要なポイントですね。
零は300年も生きているのですから、ほんとうは50年以前のそれまでの「餌」となった対象の話しもあっていいはずだし、それらが語られれば本当は一発でわかるようなものなのですが、
50年前だけに特化した話の展開になっているので、ちょっともったいぶった設定な気もしないでもないです。
閃もいつから一緒にいるのか、とかそんな事も不明なので、
ヴァンパイヤ好きとしては、ちょっとその辺りのツメがあまいかな?という気がしないでもないです。
零は純血だけにその本来の力を発揮する時はとてつもない力を発揮するようなのに、簡単に彼等を追う男につかまってるのも何か解せない・・・かも・・・

そんな突っ込みをしなければ、純粋に不遜同士な組み合わせながら、好きな人にはやはり健気な部分を見せるんだと言うそんなギャップは楽しめました。
初のものとしては悪くはなかったとは思います。

2

ヴァンパイアの食糧の条件は愛!

最近この作家さんの作品を連続して読んでるのですがシリアスになりながらも
上手く気持ちが沈み込み過ぎない感じの作品を書いてるなって思います。
今回の作品はヴァンパイアものなんですが、どこか昭和の匂いがする(笑)
江戸時代辺りから生きてる受け様だけど、母親が日本人の為か吸血鬼にありがちな
英国の匂いは感じないのですよ。
それでも、設定では高貴な血族で純血種という特別で、そして血を飲むけれど
それは決まった特別の血でないと飲めないって厄介な体質なんです。
同族の血なら少しは口にできるけれど、それでも飢えを凌げる程ではなくて、
受け様は50年も飢えを抱えて生き延びてきたんですが・・・・

限界に近づいて来た時に、同族で一緒に暮らして受け様の面倒を見てきた
閃にもこれ以上負担を掛けたくなくて、受け様は自らの消滅を覚悟して・・・
死に場所を求めて入ったビルで、傲岸不遜で態度の冷酷な攻め様と遭遇する
力なくよろめく受け様を見て、無情にも出て行けと・・・受け様を足蹴にする非道さで
でも、受け様は攻め様を見た途端、自分の食糧だと確信し、下僕になれと・・・
攻め様は、ヴァンパ続きイアと言ってる受け様をイカレた人間と相手にしなかったのですが
よろめいた時に偶然攻め様のペンが受け様の手に突き刺さり、それを抜いたと同時に
流れ出た血液までも逆流して傷口が綺麗に再生されて治るのを見て信じるが
その途端、受け様は限界が来て、意識を失ってしまう。

目覚めた時に、攻め様の住むマンションで、攻め様に血を与える見返りに逆に下僕に
なれと言われ、受け様は渋々受け入れて二人での暮らしが始まるのです。

攻め様に似ていると言う50年前の食糧だった人間や受け様たちヴァンパイアを
狙う人物が現われたりして、スリリングな感じもします。
そして受け様が50年前に恋人だった人物の事を知った攻め様の無自覚な嫉妬
人を信じる事が出来なくなって性格的にかなり歪んでる攻め様と浮世離れした
ヴァンパイアの受け様との永久の愛になるまでのお話です。
機会があれば、受け様がヴァンパイアになった過去とか、受け様を信仰してるような
閃にも運命の人が現われる話なんかも読んで見たいと思いましたね。

1

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