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表題作ジングル・ジャングル

前野倫紀  /  中西弘文
作原光  /  前野尚季

その他の収録作品

  • ジャンピング・ジャングル
  • トラップ・ジャングル
  • トリップ・ジャングル
  • あとがき

あらすじ

倫紀と恋人同士になり明るくなった作原、ブラコンを卒業し弘文とつき合い出した尚季…二組の恋の行方は!?待望の文庫化!
(出版社より)

作品情報

作品名
ジングル・ジャングル
著者
桜木知沙子 
イラスト
梶原にき 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344825000
2

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
3
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ジャングルを完全に抜けた先に幸せがある

「ジグソー・ジャングル」の続編、再販文庫になります。
緑が大好きで地味な性格の受け様と正反対のように明るい攻め様と紆余曲折の末
恋人同士になった二人ですが、受け様は前作よりは内向的だった性格が攻め様との
出会いで少しずつ前向きになって・・・なんて事にはなかなかならないのですよ!
どこまでもネガティブなんです、イラっとくる程で、前作よりも酷い有様。
前は地味で暗い&内向的だった受け様が続編ではプラス攻め様に釣り合わないと
勝手に自己完結した挙句の、自虐全開の卑屈さ爆発で攻め様と擦れ違いです。

でも、そんな受け様も攻め様が好き過ぎての行動なんですよね。
初めての恋で、攻め様のちょっとしたしぐさも気になる乙女のような思考
だから、1度ドツボに嵌るようにネガティブになると自分でもどうしようもないくらい
ジタバタしてしまって、嫌われたくないから臆病になって、嫌われたくないから
素の自分をさらけ出せなくなってしまうんです。

後半で気弱で地味な受け様が男気を見せるのですが、そこでやっと心のジャングルを
抜け出して、攻め様の所に行きつけたって感じのようでしたね。
タイトルのジングルはクリスマスのジングルベルにかけているのですが
二人で迎えるはずだったクリスマスを年末に迎えるハッピーラブなお話でした。

ジャンピング・ジャングルでは、攻め様視点で受け様を初めて見かけて気になりだして
恋して行く過程が攻め様視点で描かれています。
前作と合わせて読んで見るとお互いの出会いの印象が分かって更に楽しめる。

トラップ・ジャングルは主役カップルの攻め様のブラコン弟の尚季と
幼なじみで攻め様の親友でもある弘文とのスピンオフです。
ブラコン過ぎて兄以外には見向きもしなかった尚季ですが兄に恋人が出来たことが
切っ掛けで弘文と思いを告げあって恋人同士になった二人が本当の意味で信じあえる
恋人同士になるまでを、二泊三日の旅行での出来事として描かれています。
尚季の意地っ張り具合と、相手の過去の行いで信じきれないことですれ違う
二人の関係はかなりハラハラしちゃいます。

トリップ・ジャングルは尚季のバンド引退のお疲れさん的な慰労会を兄がいる
所属していたサークルメンバーの主催(光)で小旅行に出かけた先での2カップルの
甘々なやり取りを描いているお話です。
みんな幸せハッピーオーラで微笑ましい感じにまとまっていました。

1

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