拝啓、兄さん様

拝啓、兄さん様
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神58
  • 萌×237
  • 萌18
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
16
得点
494
評価数
116件
平均
4.3 / 5
神率
50%
著者
 
媒体
コミック
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
バーズコミックス ルチルコレクション (コミック・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥648(税抜)  ¥700(税込)
ISBN
9784344827660

あらすじ

兄・稔が子供の頃から大好きな豊。家を出ていた稔が帰宅し、「仲の良い兄弟」から、稔と豊の関係は微妙に変化し……!?

表題作拝啓、兄さん様

八年振りに実家に帰ってきた兄 野上稔 26歳
兄が大好きで手紙のやり取りをしていた 野上豊 高1

その他の収録作品

  • その後の日々

評価・レビューする

レビュー投稿数16

切なかった…

本当の本当の兄弟。
ただの同性愛どころのタブーではありません。

好きだけど、突き進むわけにはいかない。
わかっているけど断ち切れない。
そんなじりじりした気持ちを丁寧に丁寧に描いてあります。

巻末のイラストを見るに90年代初頭が舞台なのかな?
それにしてはさらにノスタルジックな感じがしましたが
絵がとっても綺麗で、畳の匂いや彼らの生活音
夏の湿度まで感じられそうなほど。

惹きこまれました。

0

是非読んでみてください

数年前に表紙で買ったものです。
血の繋がる者同士特有の葛藤をベースに物語は進んでいきます。
兄弟互いにブラコンで、読んでてほっこりする物語だと思います。
季節も夏が舞台となってるので、どこかしら切なく感じました。
田倉先生らしくストーリー重視な作品です。
おセッセの描写は無く、中盤に少し触れ合う程度。
少しだからこそ気持ちがこもってるというか…そんな気がしました。
幼なじみの女の子や友達など数人出てきますが、全員いい仕事をしてくれるので、読んでいて不快感は全くありません。
何回読んでも心に沁みるのでおすすめです!

1

ブラコンもいいですね

兄弟もの、苦手なんですが生々しいことがなかったので大丈夫でした。
兄弟ものだとどちらかと言うとエロ重視になりがちですが兄として弟を大切に思う気持ち、弟として兄を慕う気持ちがしっかりとそこにはあってそれを壊したくない気持ちが強いので、焦れったいけど物語に深みがある気がします。
ブラコンと言うのは現実的には一方的なことが多いような気がしますが、二人がいつまでも清らかな心の繋がりだけを大切にする兄弟でいてくれたら親としては嬉しいんじゃないかなと思いました。

1

二人の行く末

インセストをテーマにした作品は、タブーゆえに琴線に触れますし、また、挑戦的でもあります。嫌悪する方もいらっしゃるでしょう。その人なりのとらえ方が違うだけに難しい。

弟が兄を慕い、兄が弟を愛おしむ。夏祭、りんご飴の場面は確かに「はうっ」ときました。クライマックスの浜辺のシーン(海が出てくるお話はツボな作品が多い。)も素晴らしい。線が細い絵柄のせいか、清涼感を湛えつつもしっかり真夏の暑さが伝わってくる。お話自体、とても繊細に描かれています。初めて読んだ頃はかなりリピートしていたんですが、次第にエンディングが気になるようになってきました。

エンターテインメントとして楽しんで終わるだけなら割り切れます。でも、このテーマを真面目に正面から見据えた時、フィクションとしての終え方としては、生ぬるさが拭えない。わたなべあじあさんくらい振り切れてくれるパターンだったら、潔く受け入れてしまう可能性もあるんですが、このエンディングによって「雰囲気モノ」として軽く読む程度になってしまうのであれば、あまりにもったいないかなと思いました。

0

ただの兄弟ものではない

皆さんのレビュー通りなんですが書いてみます。
表紙買いでした。大当たりでした。

読んだのは結構前なんですがすごく印象的でしたので覚えています。特に1話の完成度は相当高いです。
1話の終盤でなるほど!そうくるのか!と話の展開に非常に感動しました。
見事にやられました。読者もやられました(笑)

漫画を読んでいた時脳内で自然と風鈴の音、セミの鳴き声が聞こえてました。しかし兄から最後の手紙をもらった時、その音がぴたっと止まりました。
ビックリしました。時を忘れてこの世界観にのめり込んでいました私。現代ではない、少し前の時代背景がよくマッチしています。手紙っていいですね。
そして作者さんの丁寧な描写、素晴らしいです。

兄弟ものが好きな方はもちろんストーリー重視の人にも是非オススメしたいです。

2

引き込まれました

初読み作家さんです。兄弟ものが好きなのと、ここでの評価が良かったので購入しました。もう題名からして、切ない感じがしました。

手紙の内容がキュンときます。8年前までの二人の思い出が可愛いです。お互いに大好きなのに、兄弟の一線を越えては駄目だと無理をしているところが切ないです。

いっぱいいっぱいになった豊が、兄を名前で呼んで想いをぶつける場面では、泣けました。『その後の日々』では、兄弟げんかにかこつけてイチャイチャしている二人にニヤニヤしました。

文句なしの萌え萌え評価です。この作家さんの他の作品も読んでみたくなりました。

6

今までで一番!

タイトルの通り、私が今まで読んできたBL漫画の中で一番好きです。
手紙が好きなので、お家の前で郵便箱を覗きながら、
お兄ちゃんからの手紙を待っているのが可愛かったです。

兄弟とか好きなので、軽い気持ちで可愛いと買ったら、
どんどん読んでいくうちに、兄弟故の葛藤、嫉妬、悩みなど、
細かく表現されていて、とても好きになりました。

軽い気持ちで買った私を叱りたいくらいwww
そのぐらい大好きな作品です。

お兄ちゃんと弟のほかに、近所の女の子が出てくるんですけど、
その子も可愛くて、憎めない性格をしています。

ぜひ、みんなに読ませて感想を言い合いたいです。

2

夏の終わりに読みたい物語。

 兄弟としての葛藤が重すぎず軽すぎず、繊細に描かれる2人の想い。
結論を急がせない優しいストーリー。
涼やかな中に熱を感じて胸が暖かく締め付けられるモノローグ。

 16才の夏に感じた気持ちが永遠になるのか思い出になるのか、どちらにしても宝物である事に変わりはないと納得できるひと夏の物語でした。


 ―兄弟離れ しませんか?
 互いにこのままではいけないと分かっていた、これ以上はおかしいのだと言い聞かせていたその事実を、ただ言葉にしただけのシーン。抑えていた気持ちがかえって溢れだしてしまう切なさに涙が止まりませんでした。

 8年ぶりに再会し、自分の気持ちを正そうと決意する兄と弟。
好きを減らして、封をして、封じましょう―。
感情を吐き出して、ゆっくり熱が引いていって、最後に残った気持ち。
正しいのは何であるのか。

『’93夏 帰省のときに』と書かれた3年後の写真。
 撮ったのは桃香なのか母親なのか、その写真が貼られている場所は実家なのか2人の新居なのか。曇りのない兄と弟の笑顔は、2人を取り巻く人達も同じ笑顔でいるのだろうと想像できる1枚でした。

2

一生のお宝本

 兄弟モノということと綺麗な表紙に惹かれて購入しました。つまりジャケ買いだったのですが、中の絵も綺麗、作風と相俟ってとても爽やかで素敵でした。

 私は本当に兄弟モノが大好きなのですが、単発の兄弟モノってあんまり当りに出会ったことがないんですよね。
 というのも、兄弟モノで大事になるのは当たり前に「兄弟らしさ」だと思うのですが、一冊で完結させるとなるとそこをじっくり描くのはなかなか難しいのかな?大体は設定だけの「兄弟」、ちょこっとの兄弟エピソードにとってつけたような葛藤…でもそんなんじゃ意味ないんです。恋慕やエロの前に「家族としての兄弟」がしっかり描かれなければ意味がない。
 この「拝啓、兄さん様」はそこをちゃんと描いてくれていたように思えます。

 兄の稔と弟の豊、二人はブラコン。でもなんとなくお互いに、このままじゃないけない、だっていつかは離れる時が来るんだから、とそう思って「兄弟離れ」しようとします。しかしそれがきっかけで余計に意識してしまう。兄弟として好きなのか、それとも個人として好きなのか…『兄弟以上に好きなのに 兄弟でなくなってしまうのが怖い――』
 あぁ、こ続きれぞ兄弟だよなぁと思いました。二人の迷いに何度か泣きそうになりました。
 最後には二人とも様々な迷いを乗り越えて、「兄弟」としての結論を出します。どんな風に好きであろうと、今までずっと「兄弟」として育ってきたんだから、そこは切り離せない大事な部分。これからは、その上に兄弟愛とそれ以上の愛情を重ねて混ぜ合わせて、特別な「兄弟」の形を創っていってくれるんだろうなーと思います。
  続き…というか、これからの二人も描いてくれないかなー、とても読みたいです。

 あと、幼馴染の女の子も兄弟の良きアドバイザーだし、とても可愛いです。

 兄弟好きにはぜひ読んでほしい一冊です!おススメです!!
 
 

6

ゆっくりとした時間の流れ

物語の中を、ゆっくりと時間が流れているような
そんな錯覚になる静かなお話でした。
兄弟だからなんでもしてやりたいけど
兄弟だからできないこともある・・・

幼いころからずっと好きだった兄さんが高校を卒業後家を出てから8年
家に帰って来た。
兄27歳、弟16歳。
お互い変わらない、好きな気持ちは兄弟としてではない愛おしい気持ち。
そのことに気づいても、気づかないふりをして
どうしようもない、兄弟であるという現実が
二人の間に大きな壁として立ちふさがり
兄離れしようと、弟離れしようと
本当の気持ちに蓋をしてなんとか前に進もうとする二人が健気で
何とも言えない気持ちになりました。
兄弟でさえなければ・・・て、きっと心の中で思っていたと思う。
でも、二人の関係を隠して本能のまま生きることだってできたかもしれないけど
そうしないのは、この主人公二人の育った環境や
二人を支えている周りの大人や友人。そして、故郷の青い海と空。
お互い大人になって、好きと言う気持ちが思うだけでなく
相手の体に触れたいとかキスしたいとかいう気持ちがあっても
兄弟だから許されない続き、その気持ちを心の奥に封印しようとする生真面目さが
この二人の魅力なのだと思います。
全体を通して、まったくエロさはなくキス止まりで軽いもの。

最後にもう少し大胆な展開を期待していた自分としては
若干の物足りなさを感じましたが
この二人には、こういう終わり方がいいのかも・・・
と思わせるくらい、良い兄弟そして素敵な恋人に見えました。


2

すばらしい

設定が兄弟なのが好きなので、ちるちるで見つけて買った本ですけど、せつなかったです。
兄弟だからこそ男として好きっていうことをお互い告白できなくてしまってるところが苦しいです。この二人は、兄弟じゃなく、ただの男同士だけの障害だけなら、スムーズにくっついてるんでしょうね。ちょっと終わり方は、すっきりした終わり方じゃなかったけど、よかたtです。二人がくっついてキスでもしてる終わり方なら神評価に絶対にいていたと思います。

3

すごい良かった

AmazonでBL本を探しているときに たまたま見つけて表紙買いをしちゃいましたw表紙と中身の絵が違う!という事もなく、とても絵が綺麗でとてもスムーズに読めました。
シリアスな感じで濃い絡みはないので、物足りないと感じる方も居るかもしれません。
兄弟ものは、この本が初めてだったんですが、とても満足です。

5

お兄ちゃん、がんばれ!

「セロ・メロウ」、「0能力者ミナト(漫画版)」の方ですね。

仲の良すぎる兄と弟のお話。
家を出ていく時、小さな弟にさんざ泣かれて困った兄は、弟と文通をはじめます。
何年も家を空けている兄は、弟離れを宣言した手紙を最後に送ってきます。
その手紙からはじまる、二人の兄弟愛の新しいステージ。

二人の手紙での繋がりから、会って話して触れられる距離の繋がり。
手紙を書いていた頃の素直な気持ちは、会話になってからの方が空回りしているようで…。
子供の頃は簡単に出来た愛情表現が、大人になる段階で難しくなってしまう。
ただ、手を繋ぐ事も、好きと言うことも。
夏の暑さとノスタルジーな感じの描き方が、とても綺麗でした。

弟の可愛いくて一途な感じが、かなり萌えます。
子供の時みたいに愛情表現をしてはいけないと、ひたすら我慢していて。
でも時々、愛は暴走しそうになる。
そんな二人の、ブレーキのような存在の近所の女の子の存在がすごくいい。
兄の友人で、弟の先生の存在も大きい。

そしてなんと言っても、兄の立場のツラさ。
「兄」でいなければならない、年上としてしっかり続きしなければいけない。
お母ちゃんは恐いし、お兄ちゃんは大変ですね。
このお話の残念なところは、お兄ちゃんの気持ちの変化が読み取りにくかった事かな。
お兄ちゃん側の気持ちがもっと描かれていれば、最後の兄の判断がストンと落ちてきたかな?と。

最後の、兄と弟のくだらないケンカや戯れがあまりにも可愛くて、かなりほっこりする作品でした。
絵も展開も、繊細で綺麗で爽やかで。
かなり今後に期待してしまう作家さんです。

4

純粋な恋物語

まさかのキス止まりでしたが、画も綺麗で話の流れも好きです。
少女マンガがBL、しかも兄弟愛になった感じ。

主人公の豊は高校生。8年前に仕事のために家を出て行った兄、稔とは手紙を通じて繋がっていました。ある夏の日、その兄から「ただいま」というメッセージと自分の写真が同封された手紙が届きます。
その晩、唐突に帰ってくる兄。兄とひと夏を共にするうちに、自分の気持ちが他の兄弟の「好き」と違うことに気付いた豊は兄と距離を置くようになり…というストーリーです。

主人公の豊が、「兄が大好きだ」という気持ちと「こんな兄弟はおかしいのではないか」
という気持ちの板ばさみにあい、悩み苦しむ姿には胸を打たれました。
特に、兄に「帰るぞ!」と言われ子供のように号泣するシーン。「こんなに好きなのに、なんで一緒に居てはいけないの?」という豊の思いがこちらにまで伝わってきて、豊と共に泣いてしまいました。

お兄ちゃんのことが大好き、弟のことが大好き。どこまでが正しくて、どこからが誤りなのだろうか?
そう考えさせられた一冊です。





5

ノスタルジー溢れる

行きすぎた兄弟愛の最終形…ガチ兄弟
と呼ぶにはあまりにキレイでキラキラして。田倉ワールドの雰囲気にどっぷりと浸かることができました。
まだ携帯やメールが普及する前の時代。
文通というやり取り、兄弟でというのが心の通いあいを見せる。
ソウメンやリンゴ飴、様々なエピソードにキュン萌えを感じずにはいられない。

兄弟、といっても生々しくなく、ブラコンの延長線上、突き詰めればこんな愛も待っている。
きっと、もっと現実が迫ってくるのは弟が本当の大人になったときではないだろうか?
今はこのままで…

5

みずみずしいタッチで描かれる夏の日々

兄弟愛と恋愛感情の狭間をじっくり描いた話。
エロなし(キスどまり)だけど、この作品のテーマや空気感にはそのピュアさが似つかわしく思えます。二人の微妙な距離感を楽しむ作品。子供の頃の夏休みの終わり間際に感じたような、どこか切なく焦れ焦れする気持ちを思い出しました。

8年間手紙のやり取りをしてきた兄の稔が実家に帰ってきて、一緒に夏を過ごす。
子どもの頃から非常に仲の良かった二人だが、豊は稔への想いが「兄」に対するもの以上のものだと自覚し始め、稔もまた…という話。

兄が帰ってきて、手紙を出すことのなくなった関係。
豊のモノローグは、稔への決して口には出せない想いを、届かない手紙の形で書いているかのようで切ない。
そのモノローグも、実際の二人の手紙のやり取りも、品格ある丁寧な口調ながら相手への
想いを確かに感じさせるもので。昔の書簡体小説を思わせるような、どこかノスタルジックな気持ちになる作品です。

幼なじみの桃香に指摘されるように、再会して、お互い兄弟以上の気持ちが相手にあることを実感する二人。
しかし稔はそろそろ結婚して新しい家族を作る歳だし、豊もいつまでも子続き供ではいられないしで、ずっと兄弟一緒にはいられない。
そのことに、うっすら寂しさや焦燥を覚えながらも二人が過ごす夏の風景は、一瞬一瞬が青春を切り取ったようなリアルさと儚さと美しさがあって、刹那的な魅力にあふれています。

昔話をしながら二人並んで歩く道に、昔のように手をつなぎたいなーと思う豊。
18の頃より随分大人びて落ち着いているけど、豊への「後先考えずになにもかも差し置きたくなる」想いが垣間見えるときもある稔。
夏祭りの夜、窓の外から花火の音が聞こえる中、りんご飴を舐めながらのキスシーンが青いけど色気があって良かったですv

一瞬だけど兄と弟の境界を越えてしまった二人が、その後どんな結論を出すのか。
その過程はぜひ本編を読んでいただきたいですが、幼い想いもやがて思い出になると分かっているからこそ、今このときを大事にしようとする二人の姿が、爽やかだけど少し切ないラストでした。もっと続きが読みたい気持ちもあるけど、ここで終わっているからこそ未来の広がりが感じられる。

描き下ろし【その後の日々】では、相変わらず仲の良い稔と豊に母が呆れ(怒り)、そろそろ結婚しろと稔に言うが…という話。豊が大学生になったら二人の関係もまた一歩進展するのかな? 作品冒頭ではつなげなかった手を、今度はしっかりつないで歩く二人に希望を感じるお話でした。最後の、食べ物で圧力?をかけるお母さんのオチが面白いw

7

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ