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表題作花嫁はシンデレラ

レオ・ド・ルーヴァンヌ 一流ブランド御曹司31歳 
一条希望 亡父の洋食店を守る調理師見習い 19歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「シンデレラ――きみを愛している」
両親を亡くし、毎日継母達にいじめられていた希望は、ドレスを着せられ無理やり連れていかれたパーティーで、冷たい目をした紳士・レオに出逢う。第一印象は最悪で、忘れようと思っていた矢先、彼は希望の働く洋食店に現れた。あの夜に会ったシンデレラを捜しているというレオに本当のことを言えず、希望は咄嗟に嘘をついてしまう。罪悪感を抱きつつ、一緒にいる機会が増えていくうち、希望はレオのことが気になるようになる。彼が求めているのは「幻の彼女」なのに……希望の心は揺れてしまい!?

作品情報

作品名
花嫁はシンデレラ
著者
真船るのあ 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
溺愛貴公子とうそつき花嫁
発売日
ISBN
9784773086881
3.4

(7)

(0)

萌々

(3)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
24
評価数
7
平均
3.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

BL版シンデレラ 

・・この作品の執筆当時、著者さんネタに詰まっていたんだろうか?
と思うくらいのタイトル通りの内容
あんまりそのまんまだったので拍子抜け。

BL初心者向け、毒も地雷もありません。

継母とその連れ子に虐められぬいている主人公の名前は「希望」。
継母達は、希望の両親の遺産を独り占め。

或る晩、虐めの一環で、女装してパーティに参加させられる。
虐めの筈が、真逆の結果に
・・希望はそこで王子様に出会って、逆境から抜け出し、幸せになりました。

0

まるまるシンデレラだ!

いやはや、ほんとにまるまるシンデレラ設定なのですよ。
ある意味新鮮で面白かった、内容の説明がいらないくらい継母や義理の姉たちに
いじめられて召使のごとく2年前に実父が亡くなってから耐え忍んでいるのです。

それでも王子様になる相手は、シンデレラなら影が薄いのですが、この王子さまは
育った背景もあるし、好きになった女性に叔父の企みで騙されていた過去があって
トラウマ持ち系の王子様なのですが。

出会いは義理の姉たちの荷物持ちであるデザイナーブランドのパーティーに
行くことになり、姉たちの意地悪で女装をさせられ、寒空の中外で姉たちが来るのを
荷物を持ちながら待っていて、そこでそのブランドのデザイナーに偶然コーヒーを
こぼされて、その服が乾くまでデザイナーが作った衣装を着せられ服が乾く間
パーティー会場を散策させてもらう。

しかし、そのブランドの御曹司であるレオに借りた新作ドレスを着ているところを
見咎められ、無事に誤解は溶けるが、希望が大切にしていた両親の形見である
指輪を忘れてしまう。

そしてその後女装した希望を探してレオとデザイナーが希望の店にやってくるのですが、
女装をしていたことは言えず、女装した希望は従姉妹だと嘘をついて、
再び女装をしてレオと会い指輪を返してもらうことになるが、いきなりキスされて、
拒絶してしまう。

恋をすることに臆病になってしまった王子様と、王子様に出会ったことで、
義母たちに立ち向かう強さを持ったお姫様とのラブは、最後まで頑なに恋をしないと
やせ我慢している王子様に押しかけお姫様状態で相愛ラブになる展開で面白い。

今回の話では希望の方は全て万事解決している感じですが、レオ側の話が
然程なかったので、二人でパリに行くことになった後の続編があれば
尚面白いかもと思いました。

2

シンデレラ

題名もあるように、ストーリーは「シンデレラ」の話になぞっているようです
シンデレラとなる受け様は、まさしく継母や姉たちにこき使われていて
父の残したお店を一生懸命守りながら、細々と暮らしています
家でも肩身が狭く、家事のすべては受け様が、健気に頑張っています
継母が住む家を出て、一人で形見のお店で生活していますが厳しい現実が襲いかかってきます

攻め様は、そんな日陰の受け様の今の状況から救いたいと思うのですが、
うまく口に出さないために、やきもきしちゃいますw
攻め様の詳しい状況(会社の事とか・身内)があまり書かれていなかったので
続編を楽しみにしておきましょうw

0

不憫すぎるシンデレラ(幻の彼女)

ツンツン傲慢だけどヘタレ攻めですね。

もう希望が不憫でたまりません。
こんなんあり得るの?ってくらい継母と義姉に虐げられこき使われ。だって亡き父の実子だよ?
でも19歳だし毎日の忙しさで動き出せなかったよね。自分さえ我慢すればと勇気も出せず。

シンデレラ!まさに!
そしてシンデレラ(幻の彼女)を探す王子様レオ。
頼みの綱はシンデレラはいとこだと言った希望だけなので食い下がります。

両視点なのでレオの素直になれなさ、ヘタレさがわかって良かったです。
いつのまにか希望のことが気になって気になって仕方なくて、つい夜中なのに店を見に行ったりとか。
それに希望がお礼を伝えようとするときの言い方!

希望の背中を押したり料理させるために高級ホテルのスイートからマンスリーマンションへ引っ越したり、当座の生活費にポンと百万円渡したり、自社ブランド店で十通りも服を買わせたり(もちろんレオ払い)

最後はお互い素直になれず、どうなっちゃうの?もうレオは帰っちゃうよ?となったら、希望動きました!良かったね!頑張ったよ!

義母と義姉達にもっと制裁が下ればいいのに。

パリでデートにドライブにクリスマスに、最初で最後の男、お幸せに〜!

0

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