少年たちの歌と友情と、恋の物語

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表題作天使の糧 ~君に贈る歌~

同時収録作品もう、我慢しなくていい?

後藤、見習いシェフ
牧田、先輩シェフ

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あらすじ

優等生のアントンは、合唱団の誰からも一目置かれる存在。
しかし、彼が何よりも欲した<ソリスト>の座だけは、天性の歌声を持つユーリのものだった。

ユーリの存在を憎らしく思い、日々歌の練習に励むアントン。
自分の中にユーリに対する特別な気持ちがあることに気付かぬまま…。

儚い少年時代の、純粋で不安定な恋心を描いたラブストーリー。

作品情報

作品名
天使の糧 ~君に贈る歌~
著者
古川ふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784041028612
3.7

(4)

(0)

萌々

(3)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
15
評価数
4
平均
3.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

純粋で不安定な恋心にキュンとなります

表題作と短編集が一つ収録されています。表題作では、少年たちの純粋さと不安定な恋心に、途中ウルッとくる場面やキュンとなる場面があって面白かったです。

舞台は、名門の聖歌隊寄宿学校です。優秀な生徒が集まった学校の中で、ただ一人しか選ばれないソリスト。
2年前に選ばれて喜んでいたのは、アントンでした。でも、転校生としてやってきたユーリに、その座を奪われて。悔しいけれど、ユーリの歌声は素晴らしくて、彼に感じるのは嫉妬と羨望…。
それなのに、なぜかユーリはアントンを慕って、仲良くなろうと話しかけてきます。そのことにイライラしながらも、ユーリを強く拒否できないアントン。
そんな中、ユーリがソリストを辞めると聞きます。そのおかげで、アントンがソリストに返り咲くんだけど、いてもたってもいられなかったアントンはユーリを問い詰めるのです。

ユーリの病気や、アントンへの隠していた想いが切なくて胸が痛かったです。アントンも、そんなユーリにちゃんと気付けて、自分の想いとも向き合えたのが良かったです。
最後の音楽祭に、ユーリもメンバーだからと、連れてきたアントンにキュンキュンしました。
中でも一番感動したのは、歌声だけを誇りに思っていたユーリから声が失われた時のアントンからの熱い告白で、2人の涙がたまりませんでした。
エッチは無かったけど、2人の心の強い結びつきに胸がいっぱいになって、むしろ無くて良かったと思いました。

6

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