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初恋を実らせました
可愛い表紙と設定に惹かれて、手に取りました。表題作含む、４つの短編が収録されていて、どの話も同級生同士の可愛い話でした。
表題作は、保育園時代にお互いに初恋だった相手と嬉し恥ずかしの再会をするんだけど、女の子だと思っていた相手が実は男の子だった…という、ベタだけど好きな設定でした。
ただ、再会してから２人がくっ付くまでのエピソードが特になくて、初恋の延長という風に感じて物足りなかったです。急に同棲してるのも、唐突感を感じたし。
でも、子供の頃の２人のエピソードや、受けの一途さや健気さは可愛かったです。
他の短編は、無意識のまま好きなコを苛めちゃってた男子高校生の話、クラスの人気者と友達のいない身長がデコボココンビな高校生たちの話、田舎に転校してきて勉強だけが友達だった中学生の話が描かれてて、どれも恋が始まったところで終わってます。どの短編も可愛いんだけど、萌えやキュンがあまり感じられなかったのが残念でした。
超展開
保育園で仲の良かった初恋の女の子と、その保育園で実習することになった攻め。しかし再会してみたら、初恋の女の子は実は男の子で…。
全体的に説明不足でした。いきなり同棲してるし、いつの間にか身体の関係もできてるし、チューだけで終わった1話目から2話目までの間に何があったんだ、と思いました。
あと、表題作の絵はなかなか綺麗で可愛かったのですが、同時収録されていたちょっと前の作品の絵との落差がすごすぎてびっくり。人間ってすごく成長する生き物なんだなぁ…。
話は表題作、同時収録作ともに、展開が早く唐突で、感情移入する暇もなかったかんじです。
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