元ヤンパパ と ヒツジ先生

motoyanpapa to hitsujisensei

元ヤンパパ と ヒツジ先生
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×27
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
47
評価数
12件
平均
3.9 / 5
神率
16.7%
著者
 
媒体
コミック
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
シリーズ
フルールコミックス(コミック・KADOKAWA/メディアファクトリー)
発売日
価格
¥680(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784040684772

あらすじ

初恋のヤンキーは、一児のお父さんになっていた。

これ以上近くなったら、昔の気持ちを思い出してしまう――。

「お前って学校の先生とか向いてんじゃね?」
高校時代、初恋の相手に言われた言葉だけを大事にして、気持ちを伝えないまま小学校の教師となった日辻宏明。
ある日、教え子の日向の父親である鳩山とスーパーで偶然出会った日辻は、懐かしい感じを覚えながら彼と話すが、鳩山はどうやら子育てについて頭を抱えているようで…。

やもめの元ヤンキー×小学校教師の愛情たっぷり育児系BL!

表題作元ヤンパパ と ヒツジ先生

鳩山京一,元ヤンキーのやもめパパ,受の高校の同級生
日辻宏明,小学校の教師,攻の息子の担任

その他の収録作品

  • 描きおろし
  • あとがき
  • カバー下:漫画

評価・レビューする

レビュー投稿数3

陽だまりのような穏やかで優しい温もりに包まれるお話。

水稀たまさんは単発電子書籍で注目していたので、紙書籍の発売が嬉しいです!
表紙が優しい色合いと雰囲気で目を引きました。
店舗特典に隠れて、あらすじが読めなかったのに購入したのは、水稀さんのお名前と表紙の力です。あと、帯の小さくも核心をついた情報のおかげ。
表紙に違わず、優しく温かいお話がじっくり読めて満足です。

日辻先生の10年にも渡る片想いが心地好いです。
熱く激しい想いでもない、じくじくした痛く重い想いでもない。
明るく輝く太陽だけれど、陽だまりのような穏やかさで傍にあった想い。

高校生時代の同級生であり、片想いの相手でもあった鳩山くんの「お前って学校の先生とか向いてんじゃね?」という言葉を大事に胸にしまって、小学校の教師となった日辻先生。
担任として注意して見守る必要があると感じた、母を昨年事故で亡くした亡斉藤日向くん(小2)のお父さんと偶然話をする機会があり、彼らの事情を知ります。
良いお父さんになろうと努力している様子が見て取れたことを素直に伝えると、「俺も話がある」と告げられ、自分の名前は斉藤ではなく鳩山京一だと明かされます。

突然の再会と変続きわらない笑顔に動揺するものの、鳩山くんへの想いは日辻先生にとって忘れたいものでも忘れたものでもなく、ただいつも傍にあったもの。
私にはそう感じられました。だから、担任教師として接することを宣言したのではないかと思います。
彼ら親子と接する内、また鳩山くんに惹かれていく自分に気付いて距離を取ろうとするのも。
端的に言えば、日辻先生は鳩山くんへの片想いを引きずっているのですが、自分自身の感情とは少し離れたところに置いている気がします。

大学生時代、友人にゲイであることをカミングアウトして結果として傷付いてしまった経験もあり、仕事一筋で誰とも恋愛せずに生きてきた日辻先生。
一方、女性と恋をして結婚して子どもまで授かった鳩山くん。
そういう現状に、違いに、これ以上傷付かないように予防線を張っている。
こんな状態だと卑屈になってしまいそうですが、日辻先生の人柄の良さ、心根の優しさ、思い遣りの深さによるのか、ずっと魅力的なままで。そりゃあ、鳩山くんも惚れちゃいますよ。
鳩山くんも日向くんのためにいろいろ努力したり、優しさがあったり、魅力的です。潔く自分から日辻先生に告白するところはかっこよかった!
日向くんも可愛かったです。日辻先生のおかげで僕もパパもひとりぼっちじゃなくなった、という日向くんの言葉がとても嬉しかった。

カバー裏の4コマが幸せで幸せで。
日向くんの夏休みの絵日記全ページに日辻先生がいて、最終日には「先生、ぼくの家にすめばいいのに」と書かれている……幸せ以外の何物でもない!
別の4コマでは、「パパのこと好き?」という問いに戸惑いながらも好きだと答えた日辻先生に、「パパにお願いしてみるね」と本当に嬉しそうな素敵な笑顔を返した日向くん。
この4コマのタイトルは「もうすぐママ」。
日向くん、がんがん外堀を埋めていくタイプのようです(笑)

描き下ろしの初H編もたっぷり読めて良かったです。日辻先生の童貞処女が素晴らしい。
ある意味では大学生時代の例の友人GJかもしれません。日辻先生の初めてが守られたのは彼の言葉のおかげとも言えるかも。そう考えると、傷付いた過去も悪いことばかりじゃないと思えそうです。

これからも、3人で幸せな日々を過ごしてほしいです。

1

ほんわかファミリーBL

小学校の教師の受け、受け持ちの児童の父親が攻めです。
攻めはもちろん父子家庭で、子供が産まれてすぐに離婚した母親が亡くなったため引き取ったところ、という状態です。子供との暮らしに慣れていない攻めなので、子供の担任である受けも気にかけていたところ、実は攻めが高校時代の友人で、受けの初恋の相手だったことが判明します。

いくら名字が違ったとはいえ(子供が母親の旧姓なので)、高校時代の、親友と言っても差し支えないくらいの交流があった相手なのに気づかないものかなぁ、という気はしました。あと父子家庭といってもここまで1人の児童に肩入れしても職域的に大丈夫かな、とか思ったりも。
ですが、擬似ファミリー的なほのぼのした交流がとても可愛らしく、楽しく読めました。子供がメガネっ子で大人しく、BLに出てくるちみっことしては珍しいタイプなのも新鮮でした。またその大人しい子が受けに懐いてくるのが微笑ましくて…。
途中で受けが、子供とした約束を破るのがすごくムカつきました。ちみっことの約束破るの良くない…。

攻めは、タイトルや設定では元ヤン、現在も他の児童たちにヤンキーだと言われているキャラです続きが、作者さんの絵が可愛い系だからかまったくヤンキーっぽさがなかったです。包容力はあるけれど家事能力はない感じ。昔受けを好きだったとかいうありがち展開はなく、完全なるノンケだったのでよかった。
受けはゲイで、高校での初恋相手がノンケ攻め、大学時代に好きになった男が小物だったため童貞処女。攻めと晴れて結ばれ、エッチの段階になったときの受けのテンパりようがすごく面白かったです。
1冊まるまる同じ話で、本編ではエロはなく、描きおろしにて本懐というまったりペースでした。カバー下のちみっこのおまけ4コマも可愛くて癒されました。

ところで、内容とはまったく関係ないのですが、この情報ページに書かれているタイトルがなぜか「元ヤンパパ」「と」「ヒツジ先生」というふうにスペースがあいてるんです。
なので、『元ヤンパパと〜』と検索しても、タイトル違いにシビアなちるちるさんでは本が出てこない。なんでこういう登録になってるんだろう、と謎です。

3

はるぽん

迷宮のリコリスさま。
教えてくださってありがとうございます。
正式タイトルがそうなってるんですね。
ほんとちるちるさんの検索は語句違いに厳しすぎますよね…。漢字とひらがなの違いとかはもう諦めましたけど、せめてスペースや句読点などはセーフになるといいな。

リコリスさまの書かれているおばあさん、私もあまりこじれなくてホッとしました。
おかげでちみっこ預かってもらって留守中に本懐、という描きおろしにつながったし、おばあさんサマサマですね。(笑)

迷宮のリコリス

はるぽん様、はじめまして!

こちらのタイトルのことですが、私もレビューするときに検索できなくて、作家名から辿りついたのですが、その時にフルールさんのサイトを見てみたら、公式のタイトル表記がこうなっているんですよ。だから公式通りに申請した結果、ちるちるでは検索しづらくなってしまったのだと思います。
ちるちるの検索がもう少し緩くなるといいですよね。まさか空欄でアウトとは厳しすぎますよね。

癒されました。

 初読み作家様です。ほのぼのあたたかなお話でした!最初、元ヤンって誰が?と思いながら読んでいたんです。現在の鳩山が黒髪のせいもあるし、思い出の中の高校時代の鳩山も全然ヤンキーに見えないんですよ。話し方もちゃんとしてます。だから元ヤンを期待して読むと肩透かしになるかもしれません。

 高校の時の初恋相手の鳩山が、担任する子供の父親だったことから再会した二人ですが、鳩山に言われるまでヒツジ先生の方は全然気が付かないんですよ。子供が母親の旧姓を名乗っているとか、10年経って見た目も変わったとかあるにしても、仮にも初恋の相手にまったく気づかないとかあるのか!?などと元ヤンの設定と共に、ちょっと解せない設定はあるのですが、登場人物たちが良い人ばかりで、心穏やかに気持ち良く読むことができました。長く子供に会わずにいた鳩山が、なんとか父親になろうと努力する姿は微笑ましくて応援したくなるし、ヒツジ先生の応援の仕方も好ましいです。まぁ、特定の生徒の家に出入りするのは本当は駄目なんだろうけど…。
 一番好きだったのはヒツジ先生が「ゲイなんです」と告白するシーン。大学時代に友人にカミングアウトして「あ続きりえねぇ」「気持ちわりー」などとひどい言われ方をして傷ついたヒツジ先生。鳩山はただひとこと「うん」と答える。あーこういうの好きだ。

 やっと日向が鳩山に心を開きかけて、ヒツジ先生が酔って告白してしまった頃、祖母の所に行った日向が帰ってこなくなるんです。ここを読んだ時に「ああ、こういう展開か、なんかいやな予感がする」って思いました。義母(祖母)が「孫のために」と勝手に連れ出したのかな~と…。いやなオバアサン出てきちゃうの?と、がっかりしたと言うか…いや、実際嘘をついて日向を鳩山に会わせないようにしていたので似たようなものなのですが、この時の鳩山の解決の仕方がとてもよかったです。祖母が悪者にならなくて良かった。祖母もちゃんと日向を愛していて良かったと思いました。そして日向を迎えに行く勇気をくれたのがヒツジ先生なのです。「パパと帰るぅうぅ」と泣く日向がとっても可愛かったです。
 劇的な展開はないし、エロも描き下ろしのみですが、子供の周りに優しい大人が沢山いて、最後まであたたかい物語に癒されました。

3

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ