行き場をなくしても、恋心は死んではくれない――

涙の音

namida no oto

涙の音
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
29
評価数
6件
平均
4.8 / 5
神率
83.3%
著者
 
媒体
コミック
出版社
白泉社
シリーズ
花丸コミックス プレミアム(コミック・白泉社)
発売日
価格
¥700(税抜)  ¥756(税込)
ISBN
9784592720836

あらすじ

サラリーマンの六郎は、仕事も優秀、上司の娘との交際で将来を約束されたエ リート。
けれど学生時代の恋を自分の過ちで失ってから、六郎の心は抜け殻同然だった。
このまま一生、昔の恋を引きずって生きていくのだと思っていた矢先、かつての 恋人・ルイを街中で偶然見つけてしまう。
その変わらない優しい姿に、ルイへの気持ちが抑えきれなくなってしまう六郎。
いけないと思いつつ、恋人からの連絡も無視し続け、毎日その場所に通い、遠く から見つめる日々を送るようになるが……。

愛情とエゴが交錯する、一途な大人たちのラブストーリー。

表題作涙の音

鳥飼六郎・サラリーマン
星野ルイ・花屋の店員

その他の収録作品

  • 作井さんはいい人だ
  • 六郎くんはやっぱりスゴイ
  • クズのメモリー
  • あとがき

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レビュー投稿数1

グズ男の一途な愛

すごくシリアスなお話なんですけど……。なぜだろう、最後に結ばれてからの攻のヤンデレ具合に、笑いが止まらない。
こんな人だったの??
いやしかし、もう一度最初から読み直してみると、なるほど。片鱗はありました。

ストーリーは、傲慢な男 六郎(攻)と、健気でピュアなルイ(受)が、付き合ったり別れたりする話です。
ルイがねぇ、器量も良し気立ても良しで、六郎なんかと付き合わなくても、もっと良い男いるだろ!て思っちゃう。いったいどこが好きになったのか、男として憧れを持ってしまう、その気持ちは分からなくもないけれど。上から目線で傲慢、感情に任せてルイを傷つけてしまうのに、ルイは一度だって六郎を責めたりせず、自分を責めてしまう。うーん、不憫。。
一方の六郎は、一度は別れてしまったルイのことが忘れられず、偶然ルイと再会した後、次こそは失いたくないと、その想いが先走ってしまい、またルイを失ってしまう。
なんとも不器用な二人なのです。
そしてルイの上司、この人はこのお話の中での唯一のツッコミ役ですね。二人が再会して付き合った後、読者の意見を常に代弁してくれます。また同じこと繰り返すよ、て(続き笑)この人もまた、不器用な人なんですけれど、過去にどんな事があったのかスピンオフがあれば見てみたい。

数年後、また再会を果たし、今度こそ二人は結ばれます。さすがに三十路になった六郎は、落ち着いた大人の男に成長していました。その分、ストーカーじみた行為のキャップに大変萌えました(笑)。ルイの使った箸やナプキンを持って帰って保管しているのです。「こっそり」とか、「うしろめたさ」とか、そういうのが一切なく、むしろ堂々と、「もらってもいいかい?」てな具合に。怖がるルイの上司にも、「なにがおかしいですか?」と真顔で不思議がっています。ルイもルイで、気持ち悪がるわけでもなく、嬉しそうなんですよねぇ。二人して、「何がおかしいんだろうね」「そうだね」なんて可愛いやりとりが微笑ましい。二人が幸せなら、それで良いのでしょう。そんな六郎ですが、今度こそルイを大切にしている様子がちゃんと伺えて、ほっと一安心です。

あとがきで、作者さんが好きなのはストーカー男だと書かれていて、納得しました。ストーカーを地で行く六郎の続編を希望します。

4

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