熱さと、本気と、戸惑いと――

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表題作愛しかいらねえよ。

小早川卯月
沢純耶

あらすじ

高校3年生の澤純耶は、面倒見がよく誰からも好かれる性格の持ち主。 そんな澤のクラスに暴力団の跡取り息子、小早川卯月が転校してきた。 クラスメイトが遠巻きにする中、澤は小早川と親しくなる。 しだいに二人は惹かれ合うが、小早川の教育係、岩槻から住む世界が違うと諭され、澤の方から離れてしまう。 8年後、消えない傷を抱えながら、社会人になった澤は小早川と再会するが――。 消えない恋の行方は…。
(出版社より)

作品情報

作品名
愛しかいらねえよ。
著者
ふゆの仁子 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
シリーズ
愛しかいらねえよ。
発売日
ISBN
9784861340802
2.7

(10)

(0)

萌々

(0)

(8)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
25
評価数
10
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

大人の愛っていうか切ない系

ふゆの仁子/愛しかいらねえよ。 (ダリアノベルズ)
ラブ度:☆☆
H度:☆☆
オススメ:☆☆☆
大人の愛ですね。高校時代の恋人でも、世間から許されず、卯月が転校。
時がたって、お互い大人になっての再会。もちろん、ディープな展開に発展します。
切ない話ですね。

0

再会物です。

 澤純耶は8年前の恋をいまだに引きずっていた。
 純耶の恋の相手は、高校3年生の純耶のクラスに転入してきた暴力団の跡取り息子・小早川卯月。
 卯月は、その生い立ちからクラスメイトから遠巻きにされていたが、純耶はそんな卯月と親しくなる。
 しだいに二人は惹かれあい、関係を持つようになるが、卯月の教育係、岩槻から住む世界が違うと諭され、最悪の別れ方をしてしまう。
 しかし、8年後、思いもよらない偶然から二人は再会する。
 再会した二人は再び関係を持つが、純耶は過去の出来事から素直になれずにいるところを、無理やり抱かれてしまう。
 それ以後も、その時の写真をネタに脅されるように抱かれるが、純耶は、むしろ「抱かれる理由」が出来たことを歓迎していた。
 しかし、組の幹部が殺されたことが原因で、純耶は卯月から別れを告げられてしまう。

 というような話です。
 最後は、純耶が覚悟を決めて、ハッピーエンド。
 でも、現実はそんなに甘くないから、簡単にはいかないと思いますけど、それを言っちゃうと夢も何もなくなっちゃうので、それはそれでよし、かな?

 よく考えたら、この前に感想を書いた同じ作者さんの本と、あらすじがよく似ているな、と思ったんですが。
 こちらの方が、純耶の性格が明るい分だけ、随分とっつきやすいように思います。
 でも、必ずしも明るくなきゃいけないというわけでもないとは思うのでどっちもアリだとは思います。
 王道な感じのロミジュリ系話好きな方はどうぞ。

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