12/26 不朽の名作BL2022 コミック部門1~5位
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2022/12/26 10:00
昨年に続き1位をいただき、とてもとても嬉しいです。シリーズ初巻の刊行が2014年。当時は今のような状況は想像していませんでした。気持ち悪い攻めが好き!という作者の小さな萌えから始まった物語が、シリーズになり、ドラマCDにしていただき、実写ドラマにしていただき、コミカライズしていただき、来年はついに映画になります。すべて応援してくださった読者さんと各関係者さんのおかげです。本当にありがとう。これからも平良と清居を見守ってもらえますように。
気持ち悪い攻めに初めて出会いました。オレ様の表現にもとても笑いましたし、気持ち悪いのも分からなくないのが妙にリアルで楽しかったです。似てないようで性質的には噛み合っている二人の成長がこれからも楽しみです!
――匿名 さん
最初見た時はこんなに気持ち悪い攻めがいるかと衝撃的でした。しかしシリーズが出る度に2人の関係性が変わっていくのが見所です。高校生の時は2人だけの世界でしたが、大学生になり周囲の環境が変わったり、将来の夢のため二人が変わらなければならなければいけません。この2人がお互いを高めあっていき、どんどん夢へ近づいていくのが楽しみです。
――匿名 さん
カーストキングの清居が底辺ぼっちの平良に、こんなにもぐずぐずに泣かされる(鳴かされる)日が来るなんて誰が予想できたでしょう?巻を追うごとに2人を取り巻く人達の輪が大きくなり、世界…いや、宇宙に到達しちゃいましたよ!発売から8年という時間をかけて、少しづつ、でも確実に変化し、2人がより強固な結びつきになった事がとてつもなく嬉しい。ドラマ化・コミカライズ発売・そして映画化と、とどまるところ知らずな美彼の宇宙、ブラックホール級の不朽の名作です!!
――kapy さん
私にとって平良一成は特別なキャラで他人とは思えなく自分の分身かと思いました。私含め推し活をする全てのオタクは心に平良一成を棲まわせていると断言できます! 美しいもの尊いものにひれ伏す喜び、というのをこんなに鮮やかに明確に描いてみせた作品を他に知りません。平良から零れるおちる清居への賛辞の美しさに陶然としてしまいます。そして、いつでもどこでも清居が平良のすべてをさらっていってしまう、抗いがたい残酷なまでの吸引力が実感を伴って伝わってきます。その一方で清居視点の物語では、一青年としての清居に共感できてしまう。清居はいわゆる美人受けのカテゴリにいますが、美しいだけでない男らしさや芯の強さ、平良のフィルターがかかっていない等身大の清居こそが人間として本当に魅力的。かみ合っていないのにがっちりハマっている2人という唯一無二の関係性に中毒性があり、これからもずっと2人の行く末を見守りたいです。
――ひなた12345 さん
カーストに君臨するが如く存在の清居を崇拝するキモい平良のストイックさが滑稽で純粋で、そんな彼に悪態を吐き、本人無自覚ながら、がっっっつり惚れてしまっている清居。ふたりのちくはぐなやりとりは読んでいて本当に楽しくてニヤニヤが止まらなくなります。私にとって、エターナルに読み続けたい作品です。
――cibo さん
ご投票くださった皆さま、ありがとうございます。
今年もランクインさせていただき、ただただ感謝です。
15年目を迎えた『DEADLOCK』シリーズは、小説が10作、高階佑先生によるコミカライズが4冊出ています。ご興味を持たれた方は、ぜひお手に取ってみてください。
不朽の名作って言葉、いいですよね。他の作家さんたちの素晴らしい過去作品が、時間と共に埋もれていくことは残念すぎるので、こういう機会を設けてくださるちるちる様に感謝いたします。
皆さまも宝探しをするような気持ちで、古い作品にもぜひトライしてみてくださいね。
彼らは生きている。物語の面白さもさることながら、彼らがお互いについて、自分について考え葛藤する姿が、物語のなかの出来事とは思えないくらい私にとって身近な存在となっています。
――ゆきんこ2525 さん
初めて読んだBL小説であり、めちゃくちゃかっこよくて、全方向から萌える作品です! シリーズ通して数えきれないくらい読み返してます! BLとしての描写はもちろん、アクションの描写も鮮明で、洋画を観ているような感覚になります。たくさんのキャラクターが出てきますが、みんな魅力的で、本当に大好きです!でもやっぱりディックとユウトが理想で最高のカップルです!!
――cocoavv さん
警察ものBLは多いが刑務所ものは極めて少ないのでは。現代社会の暗部を抉るハードな内容ながら、BLとしての萌えもしっかりと用意されていて、ハリウッド映画を観ているようなワクワク感も楽しめる3部作の、これは第1巻。愛し合いながらも信念を貫き通すために敢えて別の道をゆくユウトとディックの姿に涙が止まらない。是非、DEADHEAT〜DEADSHOTまで完走して、深い感動に包まれてほしい。
――銀波 さん
「BL=恋物語」といった単純な認識を覆してくれた、私にとっては記念碑的な作品です。世界観の大きさ、ドラマ性、唯一無二の作風、際立った個性を持つキャラクターetc…!シリーズ三作目まで、まるでハリウッドの超大作映画を観せてもらった気分になりました。ドラマの背景に見受けられる作者の英田先生の知識・造形の深さが素晴らしいです!
――takuan さん
ストーリーの面白さ!なんといってもこれにつきる。主人公2人が刑務所で出会うという設定も斬新!シリアスな場面だけでなくテンポよく進んでいく話の展開に読み手を飽きさせない。ページを捲る手が止められない程、話しの続きが気になりました。また個性的なキャラクター達も魅力のひとつ。誰が欠けても成り立たない。それほどに出てくるキャラクター達の個性が光ってます。期待と感動を味わえる作品です。
――のんびりさん。 さん
爽快感のある話のテンポや展開。裏表がはっきりした主人公が、唯一本当の自分を出せる相手に出会い、甘やかされつつも互いに支え合う関係に、読んでいてニヤニヤが止まりません。心に潤いが欲しい時に読み返す作品です。
――ももよ さん
国江田さんほどではないけれど、働いている人は多かれ少なかれ、公の自分と私の自分という二面性を持っています。それをコントロールしながら生きているから、国江田さんに共感できるし、どちらの面でも全力な国江田さんにとても魅力を感じます。また、二面性のある自分を、裏面も含めてまとめて受け入れてもらいたいという願望も持っているため、国江田さんが素敵な潮さんに大事にされているという状況にときめくのだと思います。
――匿名 さん
最悪の出会い方をした潮と計が恋に落ち、あらゆる困難を乗り越えて絆を深めていく姿が読んでいていて愛おしいです。番外編集を読むと二人の平和で幸せな日常、人間くさい心情、家族背景、子供時代を知れるので、より深く潮と計を理解できてさらに愛おしさが増します。その後本編を読み直すとまた違った味わい深さや発見があり、何度でも繰り返し読めてしまう。そして愛おしさが増す。の無限ループでこれぞ一穂ミチ先生マジックです。お仕事ものとしてキャラの心情に共感できるのも魅力です。
――あぷりこっとじゃむ さん
スピンオフも含めて何度も読み返す大好きなシリーズ。恋人としてのお互いへの愛はもちろん、それぞれ自分の仕事と相手の仕事への愛、そして尊重が見えるのがとても好きです。これぞお仕事BL。1巻を読み返すと、「オワリ」でも「国江田さん」でもなく「計」と潮が呼ぶことの意味と尊さを改めて感じられます。一穂先生の小説はBLとしてだけでなく、生きていくうえで大切にしたいなと思える言葉が散りばめられています。
――Lukadondon さん
とにかくキャラクターたちが魅力的で、テンポよく交わされる台詞の応酬にクスッとさせられたり、彼らの仕事に対するプライドや情熱には強く胸を揺さぶられたり。繊細な情景描写をはじめ、一穂先生の紡ぐ文章でどこまでも広がっていく世界観に、初めて読んだ時には本当に衝撃を受けました。二人だけのおうちを見つけられた今と比べると、どちらもまだまだ頑固で不器用で血の気が多いですが(特に計の口の悪さはなかなか飛び抜けていますが笑、それほど精神的に限界だったんだろうなと)、そんなところも愛おしくてたまりません。自分にとって唯一無二の名作です!
――まかろにがうまい さん
不朽の名作BL、四位にランクインさせていただき、ありがとうございます。
今から七年前に出したこの本を、いまだに楽しんでくださる方がいることがとても嬉しく、光栄です。
私にとっては難産だった一冊ですが、同時にとても書きたい題材だったので、本にでき、皆様にお届けできたことが今思い出してもいい思い出です。
投票してくださった皆様、ありがとうございます!
もしまだ読んだことがないという方も、よかったらこの機会にお手にとっていただければ嬉しいです。
悲しさ、苦しさ、切なさ、尊さ、愛おしさ、どの感情を綴る場面でも終始纏わりつく「美しさ」に魅了される。痛いほどの愛情を、これ以上ないくらい深く尊い愛情を、小説を読むことの喜びと想像することの愉しさと共にダイレクトに感じることができるとても読み応えのある一冊。
――匿名 さん
初めて読んだ時、これを超える作品にはもう出会えないのではないか…と即思うほどハマりました。シリーズ全て大好きで、ただのBLとしてだけでなく日本ではあまり馴染みのないパブリックスクールでの生活や、その後はお仕事BLとしてもとても楽しめます。これを読んでいると、行ったこともないイギリスに居るかのような錯覚すら覚えます。とにかく執着攻めと健気受け大好きマンには刺さりまくって、もう何度読み返したのか分からないくらい一生大好きです!
――匿名 さん
まだBL小説を読み慣れていない頃に読んで、読み始めたら止まらなくなるほど引き込まれて虜になった作品です。礼のエドへの切なくて苦しい片想いの話、それでもエドへの愛を大切にして毎日を過ごす礼。かと思いきや、エドが時折見せる礼への隠し切れない想いが本当に良くて。そこから二人が大人になってからの展開も良すぎます。その頃にはもう誰にも止められないほどの執着心をエドは礼に持っているので、攻めの執着や重めの愛が大好きな私には最高に好きな展開です。文章と挿絵がとても良く合っていて美しい。エドと礼の強い愛に信頼しかない。間違いなく不朽の名作!
――kikiiii さん
まず、「パブリックスクール」ーもう響きが完璧。貴族の華やかで美しい世界を深く掘り下げて、血統や権力、金を持つもの達の世界で頭抜けた存在が同性を愛していくとはどういうことか、身分差を感じている側が王たるものと生きるにはどうしていくかが巧みに描写されていて、イギリスはもちろんパブリックスクールに縁も知識もない読者をあっという間に引き込む作品。エドと礼、お互いに生まれや育ちの違いが現れている考えがあって、「これは一生はそばにいられないだろう」と思っていたのに、蓋を開けてみると離れる選択肢のなかった二人なんだなと。周りを固める友人達も読み終わる頃には主人公達の親友になっていて微笑ましかった。決して朽ちない美しさがある!
――くまぽん さん
投票Pt 750 評価Pt 93 合計 843Pt | |
作品名:『箱の中』 作家:木原音瀬 出版社:講談社
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「衝撃的」との声が多数寄せられた、異色のBL小説。冤罪で刑務所に収監された堂野と、堂野を一途に愛し続けた殺人犯の喜多川。2人の辛く苦しい日々が、人を愛することで変化していく……。人間の本質を突き詰めて描き切る物語が、多くの共感と感動を呼びました。2人の恋愛を通して「人生」を考えさせられる傑作です。 |
不朽の名作BL2022に「箱の中」を選んでいただきありがとうございます。もう随分昔に書いた話になりますが、今でも覚えてくださっていることがとてもありがたいです。刑務所が舞台の話でしたが、執筆当時はその中を実際に見られるわけではなく、資料が欲しいな~とあれこれ探していたことや、主人公の一人である不幸な生い立ちの男に喜多川と、喜びが多いという名字をつけたことを懐かしく思い出しました。読んで、そして記憶に残る話を書けていたのであれば、それはとても幸せなことだと思っています。ありがとうございました。
檻の外も含め、本当に大好きな作品の一つです。2人の男性の強烈な人生を通して、人生における正しさ、正義、愛…深く考えさせられました。特に、喜多川程、私の心を揺さぶった攻めはいないです。BL作品は5000作品以上読んでいますが、ここまで愛に生きた男は記憶にないです。愛によって生きた喜多川が本作の中で多くの人に影響を与えたように、私の人生にも痛みと印象を残していきました。
――主は羊飼い さん
喜多川圭という愛を知らなかった男が一途に純粋に愛を追い求めた人生の物語。「死ぬまで一緒にいてくれ」という喜多川。波乱万丈だったふたりがその後、共に穏やかに暮らし、そして喜多川が死んだ後も一緒に居られるようにしてくれてた堂野の深い愛に涙が止まらなかった。何年経っても2人が心の中に居続ける。
――うさぽ さん
すごい衝撃を受けました。小説だから、拙い自分の想像力の中だから読める作品でした。漫画や映像にしてしまったら見ることができないと思います。これぞ小説ならではの醍醐味満載の作品です。苦しくても辛くても人を好きになって、人生は進んでいくんだと改めて考えさせられました。
――1740 さん
全く恋愛ではない展開から愛が何かと考えさせられる展開に…登場人物の気持ちが大きく動く時には大きな出来事があり、時には主人公と共に苦しみながら読み進めました。愛と人生、そしてその先。木原先生の作品は愛を愛とは言わない。けれど確かにそこに愛はある。私の愛への概念を変えてくれた作品、文句なしの1位です。
――❁✿✾奏✾✿❁︎ さん
喜多川圭という人間がどんな風に愛を知って、救われて、他者に溢れるほどの愛を注ぐようになったか。読み進めながら彼の人生を追いかけていくと、それは紛れもなく唯一無二の愛の物語でした。彼の淡々とした言葉の端々にある、愛を知った人間の持つ強さや優しさはわたしに物語を読む喜びを教えてくれます。木原音瀬先生という希望に出会えてよかった。大好きな作品です。
――わったけ さん