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心優しき黒獅子の村長×召喚された青年の異世界ケモ耳ファミリーラブ!
成瀬かの先生のもふもふはほんと癒される~♡
みずかねりょう先生のイラストがまたまたぴったりで。優しい雰囲気でエロい。攻めの筋肉美と細っこい受けの対比。今回は弓をひくカエデが凛々しくてそこも良かったです。
獅子獣人と人間族が対立する世界に転生した楓が
獅子族リーダーのヴァルトと番になるストーリー。
元の世界での確執や転生の理由など色々設定が盛り込まれていますが、サラッと絡んでいて難しくも痛くもない、あったかい気持ちになれるもふもふBLです♡
ちびっ子モフモフズに癒やされました。
すごく盛りだくさんな内容です。
なのですが描写の配分が、なぜこんな大事なことに触れないの?なぜ?ばかり気になってしまって。
異世界トリップで言葉が通じない世界版です。
とにかく最初は主人公楓が可哀想で。双子の兄、響がなぜそんなに楓にくっつくのか?執着するのか?
その理由は書いてません。
異世界にトリップして響の劣化版ではない、楓自身で切り拓いて信頼を勝ち取って成し遂げて。
やっと響の呪縛から解放されましたね。
異世界まで来たのにいつまでも、響響、響なら響じゃないから…と可哀想を通り越して、そろそろいい加減にしたら?と。根深いコンプレックスで気の毒です。
そして実は楓は人族に召喚された勇者だったと!
ええ!最後の最後に?魔力を有効活用しなくていいの?
街の皆に丸聞こえでエッチして、大丈夫なの?楓ったら逞しくなったね!
ヴァルトだけがいつも味方でいてくれて。
あっさり抱かれたちゃったけど…。でも楓自身を見てくれる、必要としてくれる、愛してくれる、良かったね!
私も透明人間状態はよく経験があるので、共感して辛かったです。
楓に自分にあるもの、出来ることを自信に変えられて良かった。
電子書籍で読んでて本の厚みがわからないので、最後は突然、え?終わり!?とびっくりしました。
受けが卑屈すぎなのか?双子の兄が本当に嫌なヤツなのか?
そこが気になりモヤモヤ。
ま、この獣人達の元に来たのが、控えめな子だから受け入れられたのかもしれないよね?
えらく酷い人族の描かれ方に笑った。魔術師さんだけがまともな人なの?
イアちゃんを攫ってどうしたかったのかな?
いきなりお父さんが…って展開にショックだったわ。
楓は人族の国に着地しなくて良かった。
エロ獅子さんの周囲に聞かせる作戦なのか?そういう趣味なのか?
割といきなり突っ込んだもんだから、楓さんの体を心配しました。
響バージョンを読んでみようと思います。
異世界モフモフ物でした。
異世界に飛ばされた途端に血生臭いシーンでしたが、それ以降は無かったです。
苦手な人は安心して下さい。
双子の兄に劣等感を持って自分というものが無かった楓が、異世界でヴァルトに愛され皆に必要とされて自己を確立して行くお話でした。
楓が作る人族の食べ物に皆が夢中になって行く過程が面白くて、読んでいてお腹が空いて困りました。
料理を教えながら言葉を学んで行く過程も良かったです。
ヴァルトとのエッチシーンもなかなか色っぽくて、子どもたちに邪魔される展開も良かった。
楓を召喚した人物が登場しないまま終わったのと、楓に固執する双子の兄がこのままではいないような気がしてます。
続編あるんでしょうか?
期待を込めて神にはしませんでした。
作者様買いです。
ふもふなお話の多い作者様で、今作は特に仔獅子がたくさん出てきて、さながら保育園のよう。
もふもふな仔獅子がわらわらしているシーンは心が和むし癒されます。
ただ、話としては突然異世界召喚されてしまった受けが敵意むき出しの獣人の村で苦労して仲間になる話でした。
<あらすじ>
双子の兄に何一つ勝てず、兄の影のように生きてきた楓(受け)は突然異世界召喚されてしまいます。気が付けばそこは深い山の中でした。
戸惑う楓が見たのは仔獅子を誘拐した屈強な男たちと親獅子の戦いでした。獅子の味方をした楓は村長ヴァルト(攻め)の厚意で獅子の村へ招かれることになるのですが、彼らは獅子の獣人で人族に何人もの仲間を殺されていることから、村の獅子たちからは敵意を向けられひどく居心地の悪いものでした。それでも、ここがどこかわからず行くところもなく言葉も通じない楓はなんとか受け入れても
らおうと決意するのです。
楓は双子の兄・響の劣化版だと思っています。同じ顔をしていますが、全てにおいて響の方が優れており、両親でさえ響しか見ておらず、自分を響の影のように感じています。
常に楓と同じ行動をとろうとする響から離れることができず、誰も自分を見てくれない状況に諦めの境地です。
そのため、異世界に飛ばされたという衝撃よりも響が傍にいないという状況が嬉しく、敵意を向けられてさえ自分のことを見てくれているから嬉しいと思う楓が気の毒でした。
大味な獣人に様々な料理を教えることで自分の居場所を作ろうとする楓ですが、獣人たちの人族嫌いは激しく、一部の人からはなかなか受け入れてもらえません。
そんな時、ヴァルトが自分のものになれば皆が文句を言ってこないだろうと言い出し・・
結局、本当に周りの人は楓のことをいないかのように扱っていたのでしょうか。
楓視点だけだった上、元の世界への接点は持てずじまいだったので、彼らの真意はわからないままです。
その辺り、何かわかったらよかったと思いました。
異世界召喚では補正がかかっていて言葉がわかるようになっていることが多いのですが、今作はそれがないため楓はとても苦労していました。
言葉も通じない異世界人を大がかりであったであろう魔術を行使してでも召喚したのはなぜだったのでしょう。
その割には放ったらかしというのも解せない。
そして、獣人の味方をしてくれる魔術師の存在には驚きでした。
人族を嫌っている獣人もいるからおおっぴらにできなくとも交流はあるのだから、もう少し早く楓に紹介してあげてもよかったと思うのです。
楓のことを異世界人だと察し、人族の味方をされると困るからという理由で自分の村に連れ帰ったヴァルドに行動は理解できますが、もう少し楓のことも考えてあげてもよかったんじゃないかな。
疑問に思うことが残ったままだったことや、今回の脅威が去ったとはいえ人族との争いが終わったわけではないこと、獣人の話というと番に対して甘々な話が多い中、自分の居場所を作ろうと一生懸命の受けに対してもう少し甘くてもよかったんじゃないかと思ってしまってヴァルドのほうに共感できないままだったのもあって、スッキリしない読了感
でした。