電子限定おまけマンガ4P付
こちらは表紙が美しくて、タイトルもシンプルですごく響いてきます。
物語も、若者の真っ直ぐな想いがぐっときます。すごく切ないです。
どうにもできない、人を好きになってしまう想いをどうしたらいいのか、成就することもままならない様が胸に迫ります。
適当になんでもできて適当に生きてきた、でも先生と出会って、人間味がまして、成長して。先生も本心を隠し表面上は大人のふりをして諌める。
思わぬ行動をとってしまう、若さ故の過ち、切ない!
ここで終わりだと切なすぎるのですが、続編があります。
大好きな木下けい子先生の、大大大好きな作品です。
(『今宵おまえと』と並んで一番好き)
夜明けの腐女子さんなら、響くこと間違いなしだと思います……!!
ぜひぜひ読んでいただきたい。。
全部で3巻からなる「17」シリーズ。
1巻にあたる『17 生徒』で衝撃の、かつ最悪な終わり方をし(有岡、お前最低だよ!と憤りました‥)、そこから一体どう展開して二人が結ばれるのか、まったく予想がつかなったんですね。
それこそ、作中の有岡のモノローグにあるように、
「地球がひっくり返ったって 先生は俺のことを好きにならない」
だと思ってました。
…
…
…
2巻、そしてこちらの3巻と進んで、
「やられたぁ。。」の一言です。大どんでん返し、というか、有岡の成長っぷりがすごい。
そして有岡だけじゃなくて、三島先生もすごいんだ。。
とうとう諦めて、自分を追いかけることをやめた有岡。
今までの先生だったら、きっとそこから手を伸ばして手に入れようとはしなかったと思うんですよね。
最後の最後に自分の気持ちを認め、その気持ちのとおり、素直に、離れていこうとした相手に対して手を伸ばすことができた先生。
涙、涙、涙。。
結ばれるまでの展開が辛くて、切なくて、読み返す度にうううっとなりつつも…
ぐっと胸を掴まれる思いをしたい時、感傷に浸りたい時、本棚から取り出して
開いてしまう作品です。
真と有岡、おじいちゃんになっても一緒に夜空を見上げていて欲しいな。
有岡、三島、それぞれの目線でいい感じに進んできてようやく完結巻。
楽しみにしていたのですが。
くっつき方が…思ってたんと違う〜〜www
ま、私が勝手に想像していただけですが。
有岡が卒業して、三島先生のことをふっきったようにふるまって、で、三島は未練がましく?じゃないけど(私にはそう見えてしまった)今頃気づいて近づいていく。
それも、好きとか気持ちをなかなか伝えないのがどうも引っかかってしまって。
直接的な言葉ではなく、態度や、それに近い言葉で表現して、それが有岡に伝わったんでしょうけど、なんかどうもしっくりきませんでした。なぜじゃ〜。
車中のキスはよかったんですけどね。
どうも、有岡の気持ちを知りながら、三島が自分勝手に見えてしまったからだと思います。
もっと有岡の気持ちを汲んだ上で、告白をしてあげたら、盛り上がったのではないかと、有岡も私も。なんて勝手ながら思いました。
卒業式で「飛び立とう未来信じて」の時の有岡が全く未来なんか信じていなさそうな顔をしていたのが笑ってしまいましたw
有岡くん、表情豊かでよかったよ。
幸せそうな表紙でハッピーエンドを確信したものの、どんどん嫌な流れになっていってヒヤヒヤさせられました。
大学に合格して先生と星を見に行くって事を励みにやってきたが浪人確定した上、三島に傷つけられて無気力になるのが悲し過ぎましたね。
うんうん、この子最初間違えちゃったけどそろそろ許してやってくれないかな、そんな気持ちになりました。
2人で見る星はなんて美しいのか、おじいちゃんになっても一緒に星を見たい、など素敵なセリフも沁みました。
年下らしい率直な告白も良かったし、年下だって事にコンプレックスを持ってる所も可愛かったです。
年下攻めはやっぱり良きだなぁ。
電子限定漫画も年下の面倒くさいけど、可愛らしいところが溢れていて萌え萌えしてしまいました。
紆余曲折を経て、やっと結ばれた2人、末長く幸せでいて欲しいカップルでした。
苦くて苦しい苦しい片思い。
重苦しい、苦い苦いよ┅そんな簡単に絆されないし、ぐるぐる考えるよねってとこがリアルで片思いの気持ちに心臓えぐられる。
無理やりから始まるのは現実的にはあり得ないし、許せることではなし、
BLファンタジーがすぎたりお気楽展開で娯楽としては…という作品が多い中、
本作はお尻から血が出てる見て、本当に本当にひどいことだってのがありありと突き付けられ、
先生はもちろん有岡が反省して葛藤して、先生のこと嫌いになれなくて苦しむ姿がもーーこちらも苦しくなる。先生は先生で長年の片思いが切ない。脆くて苦しい気持ちばかりだったけど、その気持ちは綺麗で最後に優しい気持ちを引き出してくれました。
生徒、教師と完結してると思って読んだら、未完で、え!!!どうなっちゃうのと苦い気持ちでずるずるいたので、表紙を見た時点での喜び!!
表紙でネタバレかい!と残念に思う作品もあるけど、
こちらは、あ~うまくいったのね…しみじみ幸せな気持ちが湧いてきました。
モノローグすべてがぐさぐさ来る。有岡の先生への想いも先生の津田への想い、有岡を見て自分を省みる姿。甘酸っぱい片思いじゃないのがこの作品の好きなとこ。有岡の好きがどんどん溢れてくるとこも。報われてキュンというより、二人とも頑張ったね、よがったよがったねぇと親戚のおばちゃん気分です。
切ない部分にぎゅうぎゅうさせられました。ハピエンまでの二人の変化も良かったです。先生の鉄壁にハラハラさせられたけど!本当に最終巻はご褒美タイム。はぁ、良かった。