電子限定描き下ろし漫画付き
評価が難しい・・・!
はじめて読むキャラ設定と導入部分でわかる二人の関係性にドキドキして読みはじめました。
政界を渡り歩く受ちゃんの唯一の癒し?隠れ家?が忠犬な攻くんであることも、受ちゃんが今のポジションを手に入れるまでの間に汚い政治家と関係をもってきたことも『あるある!(妄想)』と思って嬉々として読んでいました。作画も美しくてサイコーだと!
が・・・週刊誌にすっぱ抜かれる理由は同性愛でそこからイメージ戦略で!、的な展開を予測していたので政略結婚裏金なすりつけ未遂とダークな展開が続き、そこから攻くんの裏切りがあり・・・ストーリーとしては政治家あるある?要素で綺麗に繋がってるんですが、昨今の現実世界の政治状況とも相まって、なんとなく脳が冷静になってしまいました・・・_(:3 」∠)_
セックスシーンとか攻くんの執着とかはすごく好きなんですが、短い間に悪いことしすぎだなあ、とか、政治家はやっぱり美しいストーリーにできないのかなあ、とか・・・。
そんなわけで、題材もキャラ設定も好きなのですが、どうしても心に引っかかってしまう作品でした。もっと長い尺でゆっくり進んでいけば違ったのかも?
めちゃくちゃ良い!絵◎ストーリー◎エロ◎◎◎…∞
もう、兎に角すごい〝忠犬攻め〟でした。
何が凄いって〝絶対に出さない〟特別な訓練を積んでおり、センセイにご満足頂けるよう射精をコントロールしている所でしょうか。
どんなに先生がエロくても、先生から「ご褒美に中出しして良いぞ♡」と誘われても、絶対に出さない。
それが、〝忠犬〟たるもの……!
「センセイ」と言っても教師ではなく、【忠誠を誓う私設秘書×汚職まみれの美人政治家】の政治BLです。
野望に満ちた汚職政治家のお話ですが、そこまでシリアスでは無く、比較的読みやすい作品でした。
途中、政治家としてのし上がる為にモブおじさん(党の重鎮)に抱かれるシーンがあるので、モブおじさん苦手な方はご注意ください。
個人的には【汚ねぇモブおじ×美人】の絡みが好きなのでちょっと興奮しました。
少年院上がりでセンセイに拾われ、忠誠を誓う三邑。
センセイの為なら汚い手を使う事も、裏仕事の駒になる事も厭わない。
そんな忠犬が、センセイの婚約で一転……
嫉妬と不安に駆られ、〝忠犬〟から〝狂犬〟へと変貌する三邑の人間らしさにグッときました。
従順そうに見えて、実は自分勝手な犬。センセイを自分の物にする為に「センセイの全てを奪う」執着心が素晴らしい……!
このまま共依存エンドかなー…と思いきや、『クズキャラが成長して真人間になる』コンセプトのもと作られたお話と言う事で、意外にも爽やかな読後感で大満足◎
〝忠犬〟→〝愛犬〟へ昇格した三邑とセンセイの甘々エッチは眼福です!
やっと中に出して貰えて幸せそうな先生に、思わずニッコリ♡
執着系大型ワンコがお好きな方に是非!
▶︎シーモア/白抜き※電子限定描き下ろし…4P
初読みの先生です.読もうと思ったきっかけは,こちらのちるちるのニュース(https://blnews.chil-chil.net/newsDetail/34871/#menu3)で,どうやら私にお勧めの漫画はこれらしいぞということだったのがきっかけです.
でね,絵のビジュアルがえらい好みだったので,とりあえず購入.
二世議員で首相を目指す野望もりもりの受け様・誠一郎と,不遇な育ち・境遇に置かれていたところを受け様に引き抜かれて有能私設秘書になっている攻め様・光邑が,力をつけるべく(不正にも手を出しつつ)奔走しながら光邑の忠犬執着具合に巻き込まれていく,みたいなお話です.
正直,絵に惹かれて購入したところもあるのでストーリーはそれほど大きく期待していなかったのですが,読み応えがあって予想外に良かったです.というのも,忠犬攻め好きなんですよね,そして受け様も気が強いタイプ……とりあえず二人の絡みがいい感じに見れたらうれしいなーってくらいだったのですが,しっかり作ってありましたね……!
政治家モノはあまり読まないからかもしれませんが,よくこのお堅い印象のある業界を上手にBLに持ち込んでいるなとびっくりしました.で,光邑と誠一郎の痴情のもつれも,めちゃめちゃうまいこと”政治家活動”に絡めてあるーー!
光邑さんは,誠一郎の思惑通りに忠犬になったわけなんですがほんとに忠犬ねアナタ……中世モノのような自身をなげうった忠犬具合が現代もので見れて楽しかったです.
あとがきにも書いてらっしゃいましたが,ここまでくると今度は受け様・誠一郎の心情掘り下げももっと見たいと思ってしまいますね.今の孤高の謎多きタフクール美人受けのままでも夢があっていいんですがね笑
汚職議員と秘書という関係性。三邑は先生を愛するが故に先生が結婚して自分を捨てるのでは?と思い込み先生を裏切る。先生は議員を辞め、野望を諦めようとしたが最後更生しようと決心する。
議員を辞めた先生が別荘まで追いかけてきた三邑に対し、俺にはお前しかいないという台詞を言う時の表情が凄く可愛い。この台詞をもっと早く言っていれば三邑が不安になることもなかっただろうに。
先生が底に落ちていくシーンが可哀想で、三邑は汚職を告発すれば先生が自分から離れていくとは思わなかったのか?先生が結婚をして本当に離れてしまったらその時に告発すれば良かったのでは?と思ってしまった。
後書きであるように「クズキャラが成長して真人間になる」がコンセプトなのですが、私はクズ人間が好きなのでそのまま裏の顔を持つ政治家として生きて欲しかったなあと。
政治家BLなんて珍しいなぁと思って読んでみたら、ストーリーもしっかりしていて凄かった。
絵もきれいですし、野心家な受けと従順な攻めのキャラクターも良かった。
攻めはただ従順な犬なだけでなく、きちんと意志もあり裏切りもある。とても人間臭いBLでした。
のし上がるために重鎮に抱かれ、止めようとした秘書を制し
「もしもあのときお前が止めていたらお前を解雇していた」と言い放つ受けがかっこいい。
野望を持つ男はとても魅力的…。
成功から失脚、そして立ち直るまでが書かれているのですがそれが本当にすごい。
他の漫画だと悪いことしてもなあなあに終わることが多いのですが、これはちゃんと罪を償ってるんです。逮捕されてそこから再スタート掲げるキャラなんて見たことない。素敵すぎる。
あとがきで誠一郎の掘り下げがなかったとありましたが、むしろ三邑より濃く描かれていてキャラクターとしてしっかりしていました。
彼の野心と絆を深めた三邑がいれば、またのし上がれると思います。
ただ、登場人物全員そこそこ良い歳なはずなのに、みんな若く10代に見えてしまうのがちょっっっとだけ引っかかりました。ちょっとだけです。
そんなの絵のきれいさと重みあるストーリーによってどうでもよくなるのですが。