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しあわせにできる8作目。
昴からの呼び出しに不安を感じながらも、誰にも相談できず一人で抱え込む本田。
あの本田が連日胃薬を飲むくらいだから、相当ストレスを感じていたんですね。
とはいえ、独りで会いに行くなて無謀です。
映と森田に助けてもらったからいいようなものの・・・。
でもそれがきっかけで本田が素直になってくれました(笑)
二人の関係が縮まって本当に良かった。
ただ、弱って久遠寺を求めた本田は切なかったです。
ちなみに、個人的には「俺のつけ入る隙がないじゃねーか」と嘆く映が大好きです。
前巻にて昴へと立ち向かった本田。
余裕たっぷりの昴を前に緊張しつつも毅然な態度を取る。
「礼儀として乾杯くらいつき合うものだ」っておい。
人の家に勝手に忍び込んだあんたが礼儀を語るな、と思わず突っ込んでしまいました。
仕方なく、一口だけ。だがそれがいけなかったよ。そりゃなんか企んでるよねー。
グラスに睡眠薬仕込んでいやがった!
熟睡してる隙にいただいちゃえと思っていたけど、それよりも…と無理やり本田を起こす昴。
「やはり君は目を開けていた方がいいな。反抗的な目は征服欲を煽るものだ」
………こ、恐いっ。この人恐いよ!
本田、絶体絶命。久遠寺を思って涙が溢れてくる。
このまま食われてしまうのか…と思っていたら、そこに救世主登場。
あ、映さーーーーん!
映さんと森田さんの手により無事救出された本田は、我が家へと帰宅。
そこにすでに久遠寺が帰っていた。
久遠寺には今は黙っていよう、いつも通りに振る舞うんだと意気込んでいたものが、久遠寺を見ただけで崩壊してしまう。
久遠寺の背中に抱きつき、そしてーー「…欲しい。お前が欲しいよ…久遠寺」
あぁ、この時の感情を表す言葉が見つからない。
弱ってる本田を問い詰めることができない久遠寺の優しさ、久遠寺に甘える本田。
やっとこの巻で通じ合った二人。
好きという言葉はない。
確かに言葉も大事だけれど、でも言葉以上に視線で、熱で、指先で…その存在すべてから伝わるものがあるんでしょう。
とりあえず、これでひと段落。
さて、これから本田のデレ具合に期待しつつ、続きを読もうと思います。
本田と久遠寺のよくわからない(有耶無耶にしてるのは本田の気持ちだけなんですが)関係はこの巻で、やっと本田が素直になれたというか、久遠寺の大切さをちゃんと認識出来たというか。
無意識や、心の中では分かっていたはずの想いを表に出せたのは本当に良かった。
自分から「抱いて」なんて言う日が来るとは…
そりゃ当事者の久遠寺もびっくりしたことでしょう(笑)
昴さんとのややこしい事案もおじいちゃんの登場で事なきを得る、そしてそのおじいちゃんとの因縁を知った本田もびっくりでしょうな。ま、おじいちゃんの方もまさか自分の孫とごにょごにょな関係になっちゃってるとは、縁とはすごいもんです。
これといって特筆すべきポイントがある訳では無いんですが、どうもこの二人の行く先を見たくなる(読みたくなる)不思議な魅力のある作品です。
ツンデレ本田もそろそろ甘さが増してきましたねぇw
「お前が欲しい」その素直な言葉に
思わずキュン(〃゚∇゚〃) テレテレww
か・・・・か・・・可愛いじゃないかっ!!!
久遠寺の一番上の兄に犯されそうになった後だから、っていうのもあるんだろうが、久遠寺への愛を再確認し、素直に抱かれたいと思う本田が可愛くてしかたないわ。体だけは最初からノリノリでしたが、気持ちが乗ってくるとまたこれエロシーンが浮き立ちますね。
そんな今回は、久遠寺兄弟の因縁にくしくも本田が巻き込まれてしまうというお話。結局のところ、兄さんは自分がされたことを根にもちつづけたあげく、ようやく来たチャンスにここぞ!と攻撃をしかけてきたわけですな。
本田がモテモテだったわけじゃないのか(笑
ある意味ちがうとも言えないのだけど。
和服の映さんw結構素敵でした。
後半は、本田の過去がちょっぴりですね。
父親~についてのお話。
ちょっとセンチメンタルではあるものの、
今現在住んでいる家と本田の関係、懐かしいと感じた理由
いろいろわかる回でした。
>>しあわせの色彩
映が、養子へ行った理由、経緯~もろもろ~なお話ですね。
ちっちゃい映さんカワユイv
なんだかんだでやっぱり映さん好きだな~と感じた回。
久々に読み返してもこの巻はやっぱり面白いと唸りました。このシリーズにおいての本田の母親の位置づけがぼんやりしてるなともやっとしてしまいます。不倫の後、シングルマザーから昴の婚約者になった背景や経緯も見えてこないしその時に息子と同年代の皇に恋慕して皇が渡米する話も描かれてないのでもやっとします。当時、本田は苦学生だった筈、息子を放置して息子の様な男へ救いを求めるとか苛々します。しかも本田の父親である貧乏画家の篝氏との不倫も純愛に描くには中途半端な気がして、皇との一件からいつの間にか大企業夫人に収まってるのもどう辿り着いたか見えてきません。この巻ではありませんが、義理の息子が家出したら本田に泣きつき、本田が夜中必死で探しまわったりするし本田が哀れで仕方ないです。子供は毒親でも慕うんだなぁと辛くなりました。本編に何度か本田を気遣う様に、皇が昴の婚約者を寝取ったのは過去の話で、今は気持ちも残してないし皇は同情からだと映や徳永氏も言ってるのは本田を慮っても多分にあるでしょうが、皇はそういう人物なんでしょう。静香の為に夜中駆けずり回る姿を見てきた皇は全く気持ちを残してるとは思いません。本田の容姿に惹かれるんではなく、仕事への情熱と芯の強さ高潔さ本田の魅力に堕ちたのでしょう。だから映も惹かれたのでしょう。少年でなく、魅力ある大人に成長した皇に出会ったら静香はどうでるのか見たいです。本田との関係を知ったら、私の身代わりだと勘違いして皇にそういう態度でいく女性だと思ってしまいます。