電子特別版
生意気男子×面倒見のいい年上リーマンのじれったい年の差ラブ!
中田アキラさんの作品は、恋する鉄面皮で好きになり、他の作品も読むようになりました。
これ「店長、恋です」のスピンオフなんですね。
こちらから読んでも大丈夫ですが、一応登場人物がかぶっているので出来れば先に恋ですの方から読む方が良いかな。電子書籍のセールで買ってしまったので、まだ恋ですは読めてません!
受けの米村さん、私この人のオフの雰囲気がめっちゃ好きなんですよね。オンの時(仕事の時)は髪を上げているんですが、下ろしている時の方が良い!断然良い!
若く見えるし、安藤とのバランスも取れるし。
そんな二人に割って入る(つもりがあったのは和不明だが)三津原。
粉かける彼に米村が言い放った「俺ががあいつを甘やかしてぇの」!!!
キラーワードですよね。萌えました。
米村の大人な風で実は安藤にハマっているってのがね、良いです〜。
今作はコンビニSV米村と、バイトの安藤くんとのお話。いやー、米村さんの色気がすんごい、本当にすんごい。前作の際もちょっとずるい大人のいい男ってポジションだなと思っていたのですが、今回メインのストーリーとなり米村さんの人となりを垣間見ることができるともうノックアウト寸前でした。
まずね、普段仕事でビシッと髪型作ってる人が髪下ろして無防備になった時の破壊力たるや、大好物です。あと、まさかの安藤は自分を抱きたがってると分かり自分で受け入れる準備をしちゃうとことかね、え、尊い、、、ですよ。本当に。数々のBL読んできましたが私の中で米村さん推しかなり上位です。
『店長、恋です。』のメイン CPが好きなので気にはなっていたものの、米村があまり好きではなかったせいで購入していなかったスピンオフ。
安藤のことをすっかり失念していた時期に途中のエピソードを1話だけ読んだことがあって、「おお、チャラ系お調子者×年上受けかー」なんて思っていました。
そうなんです、わたしはこの作品を三津原×米村だと思い込んでおりました…。
安藤と知り合って1年経った米村。
西山への失恋の傷もすっかり癒えて、目下の問題は安藤がまだ未成年ということくらい。
ひと回り近く年下の安藤にきちんと答えを出さないままの状態が続く中…。
担当店舗のバイト・三津原のちょっかいですよ。
いやはや、イライラしました。
米村、やっぱり好きになれませんでした。
コンビニだとSVって、担当地区の店舗のバイトの家庭の事情まで首を突っ込むのだろうか…。
コンビニだとSVとバイトって、そこまでフランクに話したりとかするんだなあ。
というのが目から鱗。
わたしが以前、SVがいる全国チェーンのレストランやドラッグストア、ホームセンターでバイトをしたときは、SV訪問は恐ろしいイベントでしかなかったけど、店舗の大きさ的にコンビニだと違うのかもしれませんね。
とは言え、構いすぎなんだ、米村が。
完全に自分から首を突っ込みに行ってる。
あんなに親身にされたら、誰だって「もしかしてこのひと、自分に好意があるのでは…?」と思いそう。
それくらい三津原に対してグイグイ行ってるんだよなあ…。
そして安藤のことはうやむやに、やんわりふんわりなし崩し状態。
自分の恋人(未満)が、自分の目の前で他の人とイチャイチャしているのを見せられる安藤の気持ち…。
自分の誕生日に、イチャイチャの相手を優先させたと知った安藤の気持ち…。
イチャイチャの相手からの挑発に、米村からはっきりした言葉をもらっていないせいで何も言い返せない安藤の気持ち…。
何十店舗とあるであろう担当店舗の1つの、1バイトの家庭の事情に深く突っ込んで、「何かあったら連絡しろ」とケータイ番号を教える魂胆…。
もはや米村が何をしたいのかわからなくて、三津原と安藤がくっつかないかなあと思ってしまったほど、米村が嫌いで嫌いで。
というわけで、短気、白黒はっきり派の方はご注意ください。
途中で血圧が上がる、頭の血管が切れそうになる、ストレス食いで太る等の危険が予測されます。
スピンオフ作品と知らずにこの作品だけを単独購入。単独でも全然読めますが、最初なんかやたらと説明要素多いなーと思っていたら、あとからスピンオフだとわかったという。多くのレビュアー様も書いておられるとおり、先に前作を読んでからのほうが作品理解も進んでいいのかもしれません。
コンビニのスーパーバイザーをしている米村と、米村が元担当していた店舗のバイトである安藤の話。米村は安藤よりも10歳以上年上、ということは30オーバー。かたや安藤は作品の中で20歳になるので、けっこう年の差カップルです。
私は人としてとっても優しい米村がめちゃめちゃ好きです。安藤の前でははっきりしないときもあるんですけど、人として、社会人として、本当にかっこいいと思います。
最初のシーンで、オフのときの米村が髪の毛おろしてるんですけど、仕事のときは前髪少しおろして、後ろになでつけてる感じの髪型なんですよね。もう、イメージが全然違うので、最初、同一人物か?と思っちゃいました。米村の仕事のときの髪型ってちょっと髪型が昔のヤンキーみたいなんですよね(笑)でも、私的には仕事バージョンのときの米村のほうが萌えました(笑)
米村自身はもちろん歳もある程度いってるし、ちゃんとした大人なので、やっぱり若いときみたいなバイタリティや衝動的な行動ってなかなかできないんですよね。大人ゆえにいろいろ考えちゃう。はっきりしないように見えちゃうのかもしれないけど、私は米村ってほんとに大人だなーって思いました。やっぱり、スーパーバイザーっていう職業柄、いろんな人と接していろんなこともあったりして、なんというか対応ひとつひとつがとっても落ち着いてるなぁと。
そんな米村が、なんであんなに、すんごい子供っぽい(言ってもまだ20歳ですもんね、子供か…)安藤のこと好きになったのかなーって思ったんですけど、自分が大人だからこそ甘やかしてやりたいかわいい存在だからなのかな、と思いました。米村はとても面倒見もいいし、自然とそういうタイプが好きになるのかもしれないです。
米村は担当しているお店のアルバイトの三津原が抱える家庭の問題を知り、何かあったら連絡しろと名刺を渡して親身に寄り添い、とても面倒見がいいんです。自分の中でなかなか対処しようもない問題を抱えてるときに手を差し伸べてくれる人の優しさって、本当に温かく感じると思うんです。三津原はこの作品では当て馬ポジションなんですけど、あんなふうに優しくされたら、三津原だって好きになっちゃうよなーって思ってしまいました。
三津原に迫られたとき、米村が、「甘やかすのは俺がいい」っていうんですけど、これ、安藤めちゃめちゃ幸せじゃーんって思いました。なかなかこんなこと言ってくれる彼氏いないよ?(現実には…)もちろん、安藤的には彼氏としてもっと米村に自分を頼ってもらいたいとか年下扱いされたくないとか、想いはあるんでしょうけど、やっぱり大きく受け止めて、なんだかんだワガママも聞いてくれて、優しい彼氏を持ってるって、かなり羨ましい話です…。
それに、米村は安藤のこと真剣に考えてるから20歳になるまではセックスするのあえてやめて一線引いたり、かと言って安藤が自分を抱きたがっていることを知ってるから、受になって身体を準備したり。なんというか、いつも安藤の先回りをしてあげてるというか。優しいんですよね、ほんと。
もちろん、大人ゆえに弱気になってるときもあって、感情にまかせて動けないときもあり、そんな複雑な大人の心模様も丁寧に描いてると思います。
それに比べて、安藤はまだまだお子ちゃまだから感情も激しいし、それはそれで若さゆえの可愛さではあるんですけど。変な話、私は年下攻め好きなんですけども、なんというか、同じ年下攻めでも、どっちかというと年下がリードして年上を甘やかすカプが好きなんだなーと再認識。一方でほんとにその名の通りの、ガチで年下!!みたいな攻は、萌えないんだなーって、この作品を読んで初めて気づきました。安藤はほんとに子供っぽくて素直で尖ってて、ガチの年下って感じなんですよね(笑)私としては安藤は子供すぎだなぁと感じてしまい、いまいちハマれませんでした。
米村のエロシーン、色っぽくて、最後のスーツ着たままセックスはほんとに色気たっぷりでした。絵もとてもキレイで、この作者様の他の作品も読んでみようと思いました。
「店長、恋です。」の米村ターンの続編です。
コンビニのスーパーバイザー米村と夜勤バイトの安藤のお話。
前作の1年後のお話になるそうですが、安藤くんが外見も中身も成長しています。
率直でやや強気なところはそのままに、我慢するところは我慢の大人への成長途中。
こんな子が懐いてくれたらそら絆されるし、可愛がりたい!
初めてだけど受けにまわることもやぶさかではない米村さん。
ありがとう!私はあなたの受けが見たかったの!
キメキメにセットしていない長めの前髪がセクシー♡
当て馬の三津原も色々放っておけないキャラで、大人な米村は世話焼いてしまうんですよ。
すれ違いからのハッピーエンド、美味しくいただきました。
次は三津原のターンかな?当て馬だけにしておくには魅力的すぎますよね?
作者さん、お待ちしております。