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表題作竜の妻恋 ~竜は彼に溺愛を捧ぐ~

フェリシアン・ド・ラフサンジュ,247歳,獣人達の頂点に立つ竜人
藤島尚行,22歳,フェリシアン伴侶の内気な青年

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「ナオの中が好すぎて興奮が鎮まらない。許せ」
ポーランドから来た由緒ただしき竜族の富豪・リュシーに見初められ彼の花嫁になった尚行は、
進学準備のため日本に一時帰国することに。
そんな尚行を溺愛するリュシーは、タワーマンションの最上階を購入、
外出はリムジンに虎族の執事を同伴させる徹底ぶり。
しかも、尚行に男友達ができたと知るや、竜になって日本に飛来!
 相変わらず過剰すぎる愛を尚行に注ぐリュシーv
ところが尚行が、怪しい一団に拉致されて…?! 溺愛系人外ラブ

作品情報

作品名
竜の妻恋 ~竜は彼に溺愛を捧ぐ~
著者
いとう由貴 
イラスト
二駒レイム 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
シリーズ
竜の妻恋
発売日
ISBN
9784799744338
4.1

(44)

(18)

萌々

(19)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
182
評価数
44
平均
4.1 / 5
神率
40.9%

レビュー投稿数9

溺愛攻めっていいね(*´▽`*)

「竜の妻恋」の続編。

10日間リュシーと尚がバラバラに生活をすることになってー…。
と言う感じにお話が展開されていくのですが
離れ離れの間もリュシーはとっても甘いんです…!

10日だけの為にタワマンの最上階を購入したり
学校への送り迎えも当たり前で
溺愛っぷりが衰えてなくて安心します。
むしろ…増してる…?

常に尚のことで頭がいっぱいのリュシー。
そんなリュシーの気持ちに、尚の気持ちも追いついてきたなぁと読みながら思いました。


ラブラブな部分だけじゃなくて、今回は当て馬的要素もありつつ
シリアス展開もありつつ…と言う感じでした。
でも、二人の心が全くブレてないので(特にリュシー)
途中ハラハラはしつつも、最後までしっかりと楽しむことが出来ました。

やっぱり溺愛攻めっていいね!と思う作品でした(*´▽`*)

0

溺愛と自立

溺愛系人外ラブ♥その通りですね!

リュシーとつがいになって約一年?まだまだ蜜月期な2人。

続編はまたまた尚行の葛藤と成長と、大事件と、日本の同族の皆さんと盛りだくさんでした。

少しでも強くなりたい、人として成長してリュシーに相応しくなり役に立ちたい。そんな尚行が高校卒業資格を取るために、日本の通信制高校に入りスクーリングで日本に滞在することに。

リュシーと愛し合うことで美しくなった尚行。
本人に自覚はありませんがリュシーの加護がありありで。おかげで大変な目にあいましたね。

そして日本の同族の皆さん。
時代に取り残され外にも行けず何も出来ないまま里に暮らして。そんな皆に共感してしまう尚行。
尚行はたまたまリュシーのつがいで愛されたから、あのまま野垂れ死にしなかっただけで…と。

無事に里の守りも皆さんの行く末も受け皿も整ったようで良かったです。

リュシーは相変わらず尚行が愛しくて可愛くてたまりません。甘えたり嫉妬したり、嫉妬すら楽しんだり。そうだよね、240年探してやっとつがいが見つかって、それがこんなに素晴らしい男の子で。

本当は尚行を囲い込んで自分のことしか考えて欲しくなくて手取り足取り世話を焼きたいリュシー。
しかしそれでは尚行の自立を邪魔しちゃうんですよね。
リュシーのために強くなろう頑張ろう役に立ちたいとする尚行がそれはそれで愛しくてたまらなくて。

はぁ、良いお話でした。

しかしリュシーが尚行を離したがらず求め過ぎ?ヘリコプターで部下が同乗してるのに、すぐそばで毛布被せただけで致すなんて!
数時間離れてただけなのに!

仲良きことは良いことですね。

1

さらに溺愛!

ひたすら溺愛、これでもかってくらい甘い言葉を紡がれる!!もう溺愛というか寵愛!!
それでもまだまだ自己評価の低い尚行。
成長のために向かった先で拉致!からのあるある展開もリュシーのぶちキレっぷりにはヒョッッ!!さくさくっと死人が出ててヒョッて、なったわけですが、怖がることなく自身を見つめなおす尚行もある意味強い。二人の絆も深まり、間には誰も入れない蜜っぷり!

どんだけリュシーが心尽くしの言葉を伝えても、尚行は自身なしなし堂々巡りなのはじれったいけど、ダメダメ思いながら進んで変わっていく姿は応援!そんな努力家で清い尚行をますます溺愛するリュシーが底知れない。どんだけ好きやねん!何をしても賛辞が溢れる!!

今回は日本の獣人界トラブルに巻き込まれ、2人以外の要素が多かったり、前作よりファンタジー要素強めだったけど、無垢な尚行がどんどんリュシー色に染まるのは溜まりません!!

ラストの終わり方の感じ、続編あるのかな?これ以上、溺愛されたら!!!
それにしても竜の精を注がれると、尚行も精がみなぎって、濡れる体になるとかハイスペック!二駒先生のイラスト、リュシーの美丈夫っぷり、尚行のぷりっとしたお尻もステキでした!!

0

色っぽいんだと思う

ご紹介いただいて読んでみましたが、これは前作読んでないと萌が半減している気がします。失敗した。本編240Pほど+あとがき。受けさんに艶めかしさを感じましたが、色艶方面にはあまり興味がないので中立です。

前作でくっついているカプ。受けさんが攻めさんの役に立つ人材になるべく、まず高卒の資格を取ろう!と日本に帰ります。スクーリング先で知り合いも出来たある日、その知人である成田と一緒に変な奴らに攫われて・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は、
成田(受けのことを番だと言い出す)、アントン、ベルトラン(攻めに仕える方々)、奥田(日本の半人半獣の一族のもの)、日本の半人半獣の里の方々、悪党複数。ちょこまか色々出てきますが、良いなと思う方は無く・・・

++より内容に触れる感想

マイナス方向の感想で申し訳ないです。
前作でくっついてるので、もう攻めは最初っから溺愛まっしぐら。二人でいる時間はずっと舐めてるか入れてんじゃね?ぐらいな印象でした。で、ちょっと飽きちゃった感。そもそもくっついた所を読んでないので、余計入れ込めない。大失敗です。

攻めさんは多分帝王で、受けさんに対してだけゲロ甘なんだと思うのですが、当巻ではずっとゲロ甘な様子に思え、良いなーと思う要素が無かったです。
受けさんはコミュ障、マイナス思考な印象で、やっぱり惚れる感じが無かった・・
こういう続きものはやはり当初の馴れ初めを読んでないと絶対面白くないわ!!とめちゃ思った一冊でした。

勿論、前作を読んでいて、攻め受けがお好きな方でしたら是非是非。

1

つがいへの愛は無限大



竜の妻恋の続編。
簡単なあらすじはありますが、そうはいっても続編なので前作は読んでおいた方がいいと思います。


竜のフェリシアン(攻め)と人間の尚行(受け)の二人がつがいになって一年。
生活が落ち着いてきた尚行は、これから長い人生をフェリシアンと生きるためにできることの第一歩として、中退してしまっている高校の資格を取ることにします。
通信教育課程を選択しますが、どうしても1週間日本に帰国しなければならなくなり、同時にフェリシアンには同族の後始末のためついてこれないことになり、10日間ほど離れ離
れになってしまいます。
久しぶりの高校生活に緊張する尚行。
初めは昔と同じくびくびくした態度をからかわれたり虐められたりしていたのですが、今回はそういう行動を良しとしない生徒がいたため、事なきを得ます。
尚行を助けてくれた同級生・成田とはそれ以来親しくするようになり、初めて友人と呼べる人ができ喜ぶ尚行ですが、それを聞いたフェリシアンは心穏やかではありません。
仕事を精一杯調整して日本へ飛び立つのです。(文字通り、竜となって密入国してしまいます)
会えないと思っていたフェリシアンと再会して喜ぶ尚行ですが、獣族を狙う集団に友人共々攫われてしまうのです。



フェリシアンの相変わらずの溺愛具合、二人のラブラブ具合がたっぷり堪能できる話でした。
本能でつがいを愛する竜族と違い、人間は心変わりする生き物だということでフェリシアンは安心できず常に不安が付きまとっている感じが今作ではよくあらわされています。
逆に前作で心変わりしてしまったらと懊悩していた尚行の方は、その時は殺してもらうと開き直っているので、いかにフェリシアンに安心してもらうかと何度も自分の気持ちを伝え、気を遣っていたのが新鮮でした。

出来上がったカップルで蜜月期というのもあって、二人でいる時はひたすらラブラブで暇さえあれば(暇がなくても)致している感じでした。体感的には話の半分くらい致していたんじゃないかってくらいです(実際はそれほどじゃないと思う)。

その中で、初めてできた友人だとか、日本の獣族の話や獣人を検体と狙う人間の話などが絡んでいきます。

尚行と成田を攫って行った組織の人間たちとの攻防は、実は成田が獣人だったという驚きに展開に、暴力あり、尚行の貞操の危機もありとはらはらしましたが、フェリシアンが間に合ってよかった。
間に合わなかったら怒り狂ったフェリシアンによって、関係ない人達まで巻き込んだ惨劇が繰り広げられるところでした。

尚行が攫われた事件には過去に日本の同族が交通事故にあったことで情報が漏れたことが背景にあり、今回尚之も一緒に攫われたことにより欧州の同族との接点が生まれるという、一歩間違えば日本が壊滅したかもしれない事態でしたが、
結果的には閉塞状態にあった日本の同族にとっては喜ばしい出来事でした。
鎖国していた日本の状態をそのまま維持していた日本の獣族は自分たちが生き残っていくために、考えを変える必要があることを突き付けられ、市井で暮らしてきた同じ日本人である成田に仲裁され新たな道を歩むことになるという希望が見えた形になったのは良かったと思いました。


友人ができたと喜んでいる尚行が心配ですっ飛んできたり、拉致された尚行を助けるため暴走してしまったフェリシアンが尚行を怖がらせたのではと落ち込んだり、同族を守るためとはいえ人間を始末しなければならなかったことに苦悩したりと、今作ではフェリシアンは前作の余裕が鳴りを潜め、より人間的な部分が多く出ていました。
獣人に愛される人間は過剰な愛情に身を持ち崩すことが多い中、長い生を生きるためフェリシアンのためにできることと考え行動しようとする尚行を希少だと喜び、自分の弱い部分を出せることができて、永く孤独だったフェリシアンに心の平安が訪れたことは本当に良かったと思いました。

ただ、フェリシアンは周りも気にせずすぐ盛るので、日本人の中でもとくに慎み深い尚行にはちょっと苦行だろうなと同情しました。
気にする尚行に対して、周りにいる側近たちにはつがいがいて尚行には欲情しないから大丈夫、という斜め上の返答には驚きです。気にするとこはそこ?って感じでずっこけそうになりました。
二人に子供はできないのかな。


そして、コミュ力が壊滅的な尚行が一生懸命、根本的に考え方の違うフェリシアンと日本の獣人たちの間を取り持とうとした姿は、流されるまま生きてきた尚行が本当に成長したと思います。
まだ、思ったことをきちんと言葉にして伝えるのは難しいようですが、これから日本の獣人たちとの世話係を担当するにあたってきっと一段と成長してくのでしょう。
尚行の成長が楽しみです。

尚行に友人ができたり、攫われたり、日本の同族の未来のことだったりと濃い内容だったにもかかわらず、中途半端に終わることなく綺麗にまとめて未来を予感できるすっきりとした終わりになったのはとても話としてよくできていたと思いました。とても面白かったです。


それから力説したいのは、尚行のお尻です。(笑)
あとがきで作者様も書いておられましたが、イラストの尚行のおしりが可愛いすぎて。
表紙と挿絵とどちらもまるくて柔らかそうなお尻に目が釘付けになりました。

2

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