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表題作ロンリープレイグラウンド 上

岸野慧介,21歳,ラーメン屋店員
才川雪文,26歳,雨津木に囲われるサラリーマン

同時収録作品ロンリープレイグラウンド 上

雨津木正継,45歳,雪文を囲っている男
才川雪文,26歳,雨津木に囲われているサラリーマン

あらすじ

薄幸美形リーマン
×
若造スパダリ王子様
vs
調教不倫男


7年の不倫沼を超・溺愛男がぶち壊す
救済型アダルティック三角関係!


俺、岸野慧介(21)の
バイト先近くのゲイスポットで
地味だけど上品なリーマン・雪文さん(26)
「7年の不倫相手に捨てられた」と泣いていた。
傷心の雪文さんをナンパして抱いてみたら
意味がわかんねーくらいエロい体だわ
わんさか大人の玩具を持ってるわで
〝エッチなお兄さん〟ぶりがやばい…!


だけど翌朝、目つきの悪い元・不倫相手の雨津木が
乗り込んできて、ケンカを売り・売られ。
雪文さんはこの不倫野郎に調教されていたのだ。


はあ?なに好きな相手を支配しようとしてんだよ。
俺は、このてろんとした笑顔のかわいい人を
ただめちゃくちゃに愛してやりてーんだよ!!

作品情報

作品名
ロンリープレイグラウンド 上
著者
ダヨオ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
ロンリープレイグラウンド
発売日
ISBN
9784396784881
4

(270)

(113)

萌々

(91)

(36)

中立

(17)

趣味じゃない

(13)

レビュー数
41
得点
1054
評価数
270
平均
4 / 5
神率
41.9%

レビュー投稿数41

ストーリー、登場人物、エロ度、全て良し

初っ端から自分語りで申し訳ございませんが、
私は、ビーエルにおける
不倫男や既婚者なのにしゃしゃる攻が
めちゃくちゃ嫌いでやばいのですが、
こちらは若造スパダリ王子様攻が、
不憫だった受を愛してくださるとのことで、
情報を得た瞬間、秒で購入を決意しました。
発売をものすごく楽しみにしておりました。
そして、無事発売日に上下巻まとめて購入することができました。

こちらのレビューは、上のみを
読んだ時点でさせていただきます。


若造スパダリ王子様攻(以下攻1)は、21歳バイトマンです。
まっすぐで、男気溢れ、エネルギッシュ、若くてちんちんがでかい。最高です。
そんな彼が気になっていた色素薄い系リーマン受と、
なんやかんやでおセックスしてしまい、
家を追い出された(というか飛び出て鍵を取り上げられたため帰宅できない)
受と、条件付きですが一緒に住むことになります。
攻1ですが学生時代?ですかね、やんちゃしてたみたいな表現がありました、
(その時に身体にできた傷を受が触ってキャッキャしてるシーン、1番好きです)。

攻1は次第に、受がワケありというのを知っていくのですが、
金持ちっぽい調教不倫妻子持ち攻(以下攻2)が、
自分のいいように受を所有マンションに囲い調教していたみたいで、
受が、彼のおもちゃではなくちゃんと愛されたい、
という気持ちを抱いてしまい攻2の家庭を壊しに行って、今に至る、というこの一連の流れ……。
うーんすごい。ドロドロ。
読んでください、とりあえず……。


攻1は受のことをもう好きになってしまっているので、
受にひどいことをする攻2のところには戻ってほしくなくて、
でも、受が攻2を好きな気持ちも尊重したい、
と思えるところが素敵で、良い子だなあと感動しました。

長くなりましたが、
上の最後は幸せな感じで終わりました。
今から下を読もうと思います。


個人的評価
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★★★★★

読み応え抜群で、各キャラクター設定も良い、
エロ度もありありのあり。

12

愛と支配の三角関係!すごくよい!

最高ーーー!!!
ダヨオ先生の引き出しの多さにビビるしかなかった。
恋愛というものの素晴らしさと恐ろしさが詰まっています!
こちら、上巻のみ読んだ時点でのレビューになります。

刺激物を好む私にとって欠かせないのは悪役キャラ。人間的に少しモラルに欠けた人。
このヒールの存在は作品に賛否両論を生み出しがちだけど、人間を描くにあたって、ある意味必要不可欠だよなぁとも思うのです。
リアルではそういう人は極力避けちゃうけど、漫画や小説やドラマでは、これがないと少々物足りないと感じてしまう。

好みのキレイ系サラリーマン雪文とあるきっかけから身体の関係になり、見かけによらぬそのエロさにますます惹かれてしまった岸野。
そして、既婚者ながら雪文を愛人として囲い、肉体的にも精神的にも支配している雨津木。
受けの雪文を挟んだ三角関係です。

雪文は自分を大切にしてくれる岸野を選ぶのか、それとも7年もの間自分を支配し、生活面では恩もある雨津木の元から離れられないのか…!?

わからない!
わからないから面白い!

自分を大切にしてくれる人を選んだほうが幸せになれるよねーと思うけど、“自分を大切にしない人”を選ぶ人も多いのがリアルな恋愛だと思います。
「愛されるより愛したい」人はたくさんいるのです。
だからこそ、先の読めなさにハラハラドキドキするんです!

って恋愛について謎の力説をしてしまうくらい、この三角関係は面白い。
三者ともキャラがしっかり立っています。

下巻も下巻のレビューも拝読していないので、結末は計り知れないけれど、上巻のこのドキドキをぜひお伝えしたいです。

品のあるキレイなリーマン・雪文という設定ですが、表紙のイメージ通り、快楽に弱い大変エロい受けとなっております。
玩具や特殊プレイで開発され尽くした身体を、この先どうしていくのか…?
果たして雪文は普通のセックスで満足出来るのか…?

雪文には打算のない本当の愛を知って欲しいなぁ。
上巻終わりでは、岸野の愛に触れ、愛の心地よさを知ったような雪文の様子が描かれています。
このまま幸せになって欲しいよ!

とは言え、雨津木もやり方は間違っているけれど、雪文を必要としているのは間違いないんですよね。
家庭より雪文を選ぶような描写もあり、この先どのようにアプローチしてくるのか目が離せない。
岸野との出会いや雪文との関係の変化で、人間性が変わってくる可能性もあるし、本当に下巻が楽しみでなりません!

10

光属性攻めの良さ

上下巻どちらも読みました。
2巻あわせての感想レビューですので、以下ネタバレとなります。



おおまかなあらすじは、闇属性の攻めとの不倫関係のドロ沼に疲れ果て捨てられた幸薄受けが超光属性のスパダリ攻めに出会い救われ幸せになるというお話です。
三角関係ですが3P表現はありません。
ダヨオ先生作品ではベッドシーン多めの作品だと思います。


受けの雪文(現在サラリーマン)は、昔荒れた生活をおくっていたところを会社社長をしている雨津木(攻1/妻有)に拾われます。
セックスは勿論、衣食住の全てを整え・与えられ、雪文は雨津木に夢中になっていきますが、雨津木は相手を性的に調教したり、自分の好きな色に染めてしまいたいタイプの非常に支配欲の強い人間で、雪文は洗脳に近い形で雨津木に調教され依存するようになってしまいます。
そこから7年間も不倫沼に浸かり、愛されずオモチャにされるだけのこんな生活は嫌だ!全部どうにかなってしまえ!と家に押しかけ不倫関係をバラした結果、言うことを聞かないならと雨津木に捨てられ、ヤケになって身体の関係だけを求めてガード下に居たところ、近所の中華料理屋の店員・慧介(攻め2)と出会うこととなるのでした。

不倫の挙句捨てられ、1夜だけの相手を求めていると聞いた慧介は、思わず相手を買って出て雪文の家で1夜を共に過ごします。
翌日たまたま荷物を取りに来た雨津木と鉢合わせし、なんとなく嫌な雰囲気を察知し牽制しつつも仕事に行きますが、(雨津木の思惑で)雪文から電話で呼び出されマンションに向かってみると、そこには雨津木に腕を縛られて攻められている雪文が…
縛りプレイをさせられている状況に引くかと思いきや、大事にしていた人を傷付けるな!と、雪文の手を取り奪うように飛び出し、やがて慧介の部屋で雪文の新しい家が見つかるまで2人で暮らすことに。
2人で暮らす事になった雪文と慧介の関係は?雨津木はどうなる?という感じなのですが……


は〜〜〜……とっても面白かったです……
話の運び方も、キャラクターの過去や内面の描き方もとてもお上手で、不倫ものはあまり得意ではないのですが、なぜかこの作品は一気に読んでしまいました。
元々慧介は、勤めている中華料理屋の前を昼休みに通りかかる雪文に淡い好意を抱いていたので、なんでこんなに可愛い人が辛い目に合うんだ!と、とにかく雪文を溺愛するんです。
途中、散々傷付けられて来たあんなやつもうやめちまえ!と思わず雪文に言ってしまうこともあるのですが、今まで身体的にも精神的にも雨津木に支配されていたものの、雨津木に対してもう愛がない訳ではなく複雑な感情ながらも愛はあるんですよね。
その後、雪文が雨津木の事を好きだった気持ちや今までの過去も全部受け止めた上で、ありのままの雪文が好きだと真っ直ぐに言う慧介がとんでもなく良い男で、ダヨオ先生が描かれる光属性攻めがたまらなく好きになりました…なんて良い子なの……
雪文もいつまでも雨津木に支配されるのではなく、自分を愛してくれる慧介の真っ直ぐな優しさと温かさに触れ、ゲスな方法で自分を囲おうとする雨津木の顔面に思いっきり蹴りを入れてまで決別する勇気を持てるようになりましたし、受付を通るシーンの表情も社員証を投げ捨てるシーンも読んでいてスカッとしました。
雪文は過去の姿を見る限り、彼は気が弱そうに見えて多分結構気が強いですよね…
とらのあな特典のリーフレットで結構いい性格をしているのが垣間見られます(笑)

身体から始まってしまった関係なので、最初から順序をやり直そうと、デートをしたり食事をしたり、ごく普通の恋人同士がするような事をしようと慧介が提案するシーンがあるのですが、ここがとてもさわやかで可愛くて良かったです!!
笑ったり照れたり、ころころと表情が変わる2人がとっっても可愛いんです……
ごく普通のことでも雪文はどれも初体験な楽しいことばかりで、戸惑いながらどんどん楽しそうな表情になっていくのが可愛らしかった…!もっと幸せになって…!!
順序をやり直してからの2人でゴムを買いに行くシーンは初々しくてたまりませんし、ベッドシーンもすごく良いんです…!(慧介は巨根)
雪文の幸せそうな寝顔のアップはぜひ見ていただきたい…
この2人にはこれからもずっと幸せに暮らして欲しいです。
慧介となら間違いなく幸せになれる…


全ての元凶とも言える雨津木は、そもそも不倫の上に雪文を囲っていましたし、ゲスな発言や行動をしたりするので、お好きな方はどハマりするキャラクターだと思いますし、苦手な方は本当に苦手な悪人ポジションのキャラクターかもしれないなと思うのですが…
雪文に蹴られたり、妻には離婚されたり、持ちビルの清掃員の男・針間に狙われていて良いように組み敷かれたりしますので、作中でムカムカしていた方は多少すっきりとするかもしれません。
支配する事でしか愛情を示せなかったのか、雪文への愛し方は歪んでしまっていましたが、針間との相性は良さそうですね…(笑)
自分が優位に立つ立場だと疑っていない年上を簡単にひっくり返す年下攻めがお好きな方に刺さる組み合わせだと思います。
(この2人の短編は下巻後半に掲載されています)


上下巻2冊どちらも読み応えのある作品でした!
なんとなく、もし続きが出るのであれば雨津木のお話かな…?と思うのですが、個人的には慧介と雪文のただただ幸せで甘い続編があれば読みたいなあと思いました。
いわゆるスパダリ溺愛攻め・愛を得て成長する受け・ドロドロ関係からの救済がお好きな方におすすめします!

最後になりますが、上巻と下巻でカバーのあらすじの視点が違うのが良いなあと思いました。
上巻は慧介視点・下巻は雪文視点です。

9

とても良かった!

まずひとこと。
すごーく良かったです。

電子版が配信されて、すぐ購入しました。

慧介の真っ当なところ、「好き」に責任感のあるところがとても好ましかったです。お金持ちの雨津木に囲われている身の雪文、不倫に耐えきれずに相手の家庭に乗り込んだあと、という状況で、本当に慧介が眩かったんだろうな、と。そんな雪文がだんだん慧介にひかれていく流れも、自然でこちらもドキドキさせていただきました。
二人が乗り越えるべき課題はまず雨津木、なんでしょうが、これからどうなるのか、下巻まで一気読みです。

電子特典は第5話ネームでした。

4

雨津木さん。

ダヨオ先生の前回の作品が大好きだったので、今回も気になりました。
下巻の表紙を見ていっぱつで買おうと決めました!神経質そうで意地の悪そうなイケオジ!しゅき…
しかも調教不倫男とな…
しかもキレッキレの若造登場!の帯。
読みたいに決まってる。
雪文を奪われて打ちひしがられた雨津木さんがバーで男引っ掛けて憂さ晴らししようとしたら逆に犯されちゃう下剋上シチュエーション最高でした。しかもまた会っちゃう。
針間✖︎雨津木でスピンオフでもう1話描いてくれませんか?笑
もちろん、本編のケイ介✖︎雪文も素敵なカップルでした。

2

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